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LS-1 EDIT で、シフトタイミングの変更を行ってみました。表示の画像は、LS-1
EDIT の標準機能として備わっているデータ数値のテキスト書き出し機能により抽出したExcelファイルです。
「TPS%」で表示されている数値はスロットルの開度を%で表しており、入力されている数値は速度になります。
上段が純正値で、下段が変更値です。変更点はスロットル開度が31%以下における2→3速、3→4速へシフトアップされる速度と、4→3速、3→2速へシフトダウンされる速度の設定です。
変更により、パートスロットル時でも一定以上の速度に達するまで2、3速ギアをホールドさせることと、3、2速へのシフトダウンを早めに行わせることが適います。 |
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またアイドリングも変更してみました。同じく上段が純正値で、下段が変更値になります。
こちらは水温が高い時のエアコン使用時にアイドリングを高く設定することで電圧低下を防ぎ、結果として電動ファン稼動力低下を防止することが狙いです。特にギアが入っていない時を高めに設定しました。同じウィンドゥに
IDLE AIRFLOW 設定もありますが、この数値と回転数設定との関連性について現在のところ不明なため、変更は行っていません。 |
データの書き込みは4分もかからずに終わるので、バッテリー充電器を接続する必要も無く、バッテリー駆動するノートPCを助手席に置き、走行テストを行いながら、今日一日で5回の書き換えを行いました。
ミッションのシフト速度変更は街中の走行で効果を発揮しています。これまで40km/h辺りで直ぐに4速にシフトアップしてしまったのが、56km/hに達するまで3速をホールドします。そして一旦4速に入っても50km/h以下なら、スロットル開度18%以下でも3速にシフトダウンします。
また、26km/h以下にならないと2速にシフトダウンしなかったのが、32km/hで行われるためにエンジンブレーキが効き、STOP
and GO の連続となる都内の渋滞路で効果を発揮しています。
ここで具体的な数値の公表はMagnuson社の知的財産を侵害する恐れがあるために行いませんが、パワーアップによるミッションへのダメージを回避するために、トルクコンバーターのロックアップ数値に大きな変更が行われていました。
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簡単に言うと、パートスロットル(開度50%以下)における2〜4速時のロックアップが純正では40〜60km/hで行われていますが、Magnuson社の変更では96km/hになっています。つまり、一般道における走行でロックアップされる可能性は極めて低いことになり、トルクコンバーターがスリップすることでミッションへの直接的負荷を低減させていると同時に、発生するパワーに対して穏やかな加速感が得られています。
しかし、ロックアップされないとスリップ発生が大きくなり、クルーズ走行時の燃費悪化と共にダイレクト感が欠如することは避けられないので、これについて変更を行いました。 |
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そしてこちらが新たに作成したデータです。
高負荷時ではミッションに負担を与えないように配慮すると共に、低負荷・クルーズ走行時には純正同様にロックアップ速度を低下してスリップを低減させ、レスポンスと燃費向上を狙いました。
強化ミッション装着時には、高負荷時でもロックアップ速度を低く設定してスリップをより低減させるつもりでいます。 |
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9月10日(金)と10月22日(金)の午後、第3回、4回エビスサーキット走行会を開催いたします。
今回は東コースを使用します。ノーリスク専有となりますので、開催前日までキャンセル料はかかりません。募集台数は20台で、参加費は\10,000.です。
たくさんの参加申込をお待ちしております。 |
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