<C5日誌> |
2003年
1月 1日
喪中につき、新年のご挨拶を失礼させていただきます。 |
1月 4日
暇を持て余す正月休み・・・。 予定していたオイルクーラー用サーモスタットの取付も、新しいATFクーラーとサーモスタットの取付も、全て年始休み明けでないと部品が届かずに何も出来ません・・・。さらにリアハブも同じ状況です・・・。
後日装着予定のサーモスタットにより、オイルクーラーコアへの通気が過度になってもオーバークールの心配が無くなることから、こちらも新たな通気路を設けてみました。
ATFの温度は、水温が87℃前後で安定していても、走行しているとオーバークール気味でなかなか上がらないので、現状のB&M製コアでもサーモスタット装着の必然性を感じました。
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1月 7日
従って、本品の接続を解除するだけでPCMはノーマル状態に戻せるというものです。オプションでスーパーチャージャー等加給機器装着に対しても対応できるとのことです。詳細についてはマニュアルをプリントアウトしてあるので、じっくり読んでから再度報告します。 それに対して、同じ概念になりますが、リアルタイムで燃調を可変できるアイテムもあります。
"The PROgram" も、BPP製も価格的にほぼ同一帯なので、シャシダイに載せながらPCと「にらめっこ」をし続けるよりは簡単かもしれません。 現在、本品については詳細を問い合わせ中ですが、情報では、高価で手間と時間を要するPCMのプログラム書換えよりは簡単に同一の結果を出せると豪語していました。 |
1月 8日
"The PROgram" によるプログラミングに際してセオリーと方法について詳細な説明書があり、それを解説すると概ね以下の通りとなります。 @製品について 本品は、エンジン稼動の基本原則である(1)吸入された空気(酸素)に応じた燃料噴射量の設定、(2)カムにより設定される吸気バルブと排気バルブの開閉タイミングに応じた点火時期調整を、稼動状況に応じてPCMより送出された純正基本データを改ざんして送出する機能を持つ。従って、本品の設定を全て「0」にする又は接続を解除すれば、直ちに純正状態に戻すことが可能である。また、既に純正ROMが書換えられていても、それに対して何ら影響を及ぼすことは無い。 Aプログラミング変更の効果について エンジンに何らかのパワーアップアイテムが装着されていたり、排気量の増大及びヘッド、カムの交換等により純正状態よりも多くの燃料噴射が要求される場合には、燃料噴射量と点火タイミングを変更する必要がある。 燃調の原則は、吸入エア量(酸素密度)、排ガス内残量酸素量、吸気温度、スロットル開度、エンジン回転数、バルブの開閉タイミング(カム角度)により設定される。エアフィルター、MAF、スロットルボディを大容量品に交換した程度の場合には、一定回転数の範囲であれば燃調プログラムを変更しなくても、ある程度のパワーアップは可能であるが、排ガス内残量酸素量の検出により常に理論空燃費を維持させようとするために、実際には要求される燃料噴射量を得ることは出来ていないため、一定の回転数以上となると実際にはそれ以上エンジンが回転することができてもパワーはダウンしてしまう。 さらにヘッドやカムを交換したり加給機を装着した場合においては、吸気系センサーが送出するデータよりも実際に燃焼室に吸入されたエア量が多くなるため、それに対応した燃料噴射量が求められると共に、カムプロフィールの変更に対応した点火時期設定が求められる。 Bプログラミング方法 シャーシダイナモに車両を載せ、走行に際して考えられるエンジン稼動状態のシミュレーションを行う。状況設定としては、スロットル開度とエンジン回転数がメインとなる。そして、それぞれの状況に応じた燃調データ(マップ)を取得し、それに応じて必要な燃料噴射量の増減と点火時期の進遅を設定して行く。 噴射量及び点火時期の調整は、付属のトリムポットを回して適切な設定値となった段階で付属のメモリーボタンを押してROMに書き込んで行く。 トリムは時計回り方向に回せば増(進)、反時計回り方向に回すと減(遅)となり、12時位置(真上中央)がゼロとなり、この位置は純正と同じ状態となる。 C加給機、ニトロを使用する場合 オプションの加給圧センサー、ウォーターインジェクション、ニトロ噴射量センサーを装着して各データを取得し、上記と同様の作業を行う。一般的に加給されたエアは酸素密度が高くなるが高温になるので、燃料噴射量を多めに設定し、点火時期を遅くする。 Dプログラミング上の注意点 走行シミュレーションによりデータ取得を行う場合、気温、大気圧が大きく影響を及ぼすことを忘れてはならない。特に吸気温度が高くなる夏季においては、点火時期を進め過ぎるとデトネーションの発生をセンサーが関知して遅角させるため、パワーダウンは避けられなくなる。また、高所では酸素密度が低下するので、燃料噴射量を増やし過ぎるとCOの発生量が増大してしまう。 燃調を最大出力が得られる状態に設定すると、一般的に排気ガスのCO濃度が増加してしまう。理論空燃費(1:15)に最も近い良好な燃費が得られる時のCO濃度は0.2%であるが、最大出力が得られる時(1:13)の濃度は3.5%となる。 以上が概略です。燃調は非常に興味深いものだと印象付けられたので、今年は各走行パターンに応じて最も適切な燃調がどのようなものであるかについてデータ取得をして行きたいと思っています。 ヘッドとカムは、財布に余裕が出て来るまでお預けとしても、燃調用関係機器については早速候補を決めて購入してみます。
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1月10日
燃調プログラミング変更について
Cヘッド交換や加給器の装着で一定以上のパフォーマンスを持つ場合、フュールインジェクターを大容量タイプに交換する必要があり、30lbs/h タイプが望ましい。但し同一パルス信号によって一回当たりに噴射される量が増大するので、当然のことながら燃料噴射量のプログラム変更が必要となる。純正状態のままインジェクターだけを交換すると、低回転・低負荷時に燃料噴射量過多となり、排気ガス面で障害が発生する恐れがある。 純正は、97〜98年が28.4lbs、99〜01年が26.4lbs、Z06は28.2lbs が使用されており、100%稼動時のクランクシャフト発生パワーの最大値は、プレッシャーバルブを変更した97〜98年が454PS、99〜01年が422PS、Z06でも451PSを発生させるための噴射が限界となる。 この論説から、ヘッドを交換した場合、増大した吸気量に対して純正の基本データでは必要な燃料噴射量を得ることが出来ず、希薄燃料となってしまいます。そのため、リッチバーン状態における各走行パターンから得られた空燃比データを元に、マップ設定値を 1:13〜14.7 となるように燃料噴射量を増加させていけば、対応するパワーアップが初めて適うことになります。つまり、ヘッドやカムを交換するだけでパワーアップを行うことは望めないということです。 また点火時期調整については、カムプロフィールに合わせて4000rpm以上のタイミングは変更して行く必要があるでしょう。 400PSを越える状態となれば、マニュアルミッションの場合は、強化タイプへ交換する必要があります(405HP/2002年Z06は新しいミッションが搭載されている)が、A/Tについては、トルクコンバーターの強化は特に求められていませんでした。しかし、通常の街乗りや、デフ・ドライブシャフト等の駆動系へのダメージを考慮すると、パワーアップも420PS程度に抑えておく(従ってフュールインジェクターの交換は不要)方が無難ではないでしょうか。 STAGE W(又はGEN3)と呼ばれるチューニングパッケージの構成品に含まれるヘッド&カムを装着すると、最大で460〜480PSがシャーシダイナモ上で発生できるそうですが、低回転域における稼動安定性と有効トルクを広い範囲で確保する上では、パワーは420PS止まりとなりますが、STAGE Uのヘッドと、それに対応する 224 と呼ばれるプロフィールを持ったカムの組み合わせが良さそうです。 |
1月11日
緊急事態発生!! どなたかお知恵を拝借させて下さい・・・。
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1月13日
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1月15日
すでにハイパーテックパワープログラマーにより、燃調と共に電動ファン回転開始温度やレブリミット・スピードリミッターの変更チューニングがインストールされていますが、プレデターを使用する時にはそれらを一旦元(つまり純正状態)に戻す必要があります。 そこで、その前に燃調関係のデータをダイアグノーシス機能で見てみるつもりです。また、実際のプログラミング(インストール)は、電動ファン開始温度設定等ハイパーテックにより変更されているもの以外については、ダイアグノーシスによるリアルタイムの数値データを取得してから実施します。
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1月17日
今回は予想に反して集まりが良くありません・・・。
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1月19日
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1月20日
年に一度の多忙期が始まりました・・・。 いよいよ今週から2月25日まで、毎年恒例年一度の最多忙期に突入します・・・。出張やら現場やらで、東京に居ても朝家を出て仕事をして帰ったら直ぐ寝てまた翌日朝からの繰り返しです。そして土日も無く休める日はありません。2月に入ったら、しばらくは日誌もお休みとなります。 |
1月23日
Mariusu師匠は、影響大です・・・。
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1月26日
多忙と言いつつも未だ現場作業は始まっていないので今日は休むことが出来ました。
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1月29日
MOMOのステアリングですが、Competitionをオーダーしていたアメリカの会社から、支払用クレジットカードの詳細な両面コピーをFAXで送るよう要請が来たため、一旦注文を解除しました。住所や使用者、カードナンバー、有効期限等の情報を伝えるだけならまだしも、カード自体のコピーを渡すことは、裏面のディジットナンバーや署名と言った詳細全てが相手方に伝わることになり、偽造カードを作るきっかけを提供することになるので、断固拒否です。
マニュアルによる検証では、機能チェックは0.3秒に一回エアバッグユニットの抵抗値と電圧により行われていますが、肝心のユニット自体が持つ抵抗値等のデータが解りません。またデータを取得するためにユニットに電圧をかける等の作業を行うと、エアバッグユニットが爆発してしまう恐れもあります。 そこで専用のシミュレーターを製造販売しているアメリカの会社から、エアバッグユニット点検用と称するシミュレーターを使用することにしました。製品は装着車両及び装着位置を指定してオーダーするものだったので、動作に関してはまず問題無いであろうと思われます。昨日本国を出荷されたので、今週中には手元に届くと思います。しかし、肝心のステアリングが当面来ないので、とりあえず接続だけ行って動作チェックをしてみるつもりです。 <第一回筑波ジムカーナー走行会のお知らせ> ⇒2003年2月7日募集は完了しました。
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1月30日
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1月31日
日本で買った方が安い・・・!!
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