<RM Racing JAPAN製C5専用オイルクーラーの装着> Installation of RM Racing JAPAN's Oil Cooler
2002年11月17日/2005年4月24日更新
/ 2006年1月29日更新 / 2006年3月5日更新 / 2006年6月4日更新 / 2007年3月11日

[効果:サーキット走行は勿論のこと、一般走行でも上がり気味となるエンジンオイルの冷却に必需品。オイルライフの向上にも寄与する。]

→BPP(Breathless Performance Products)社製オイルクーラーキットの装着

RM Racing JAPANオイルクーラーキット RM Racing JAPANオリジナルパーツであるオイルクーラーを装着しました。
装着に際しては、エンジンオイルとフィルターを同時交換することを薦めます。但しオイルクーラー及び配管により、規定量(6.5リットル)よりも約1.5リットル程度多目のオイルが必要です。

RM Racing JAPAN provides new oil cooler system for C5.
Oil by-pass block, remote oil filter block, oil cooler core, SS hoses and fittings are included.

【注意】
本品は99年モデルに装着したものですので、97〜98年及び2000年以降モデルと詳細で違う場合があります。

オイルクーラーキット接続図 製品は、専用バイパスブロック、サーク製フルワイドクーラーコアとリモートオイルフィルターブロック及びステンメッシュホースで構成されています。
コアとフィルターの装着場所に応じて注文時にホース長を設定して、フィッティング取付末端加工処理も行ってもらえます。

Give length of hoses when order, it's possible to install all fittings on hoses.

本来ならば装着場所に応じて指定したホース長でフィッティング取付末端処理を行ってもらえるのですが、今回は取付場所について最終結論が出せなかったため、フィッティング取付加工は自前で行いました。作業工程については省略します。
アールズの新しいフィッティングは、ジョイントアダプターを使用せずにホースの接続が出来る上、ブロック側等に固定を行った後でもホースの方向を動かすことが可能な優れものですが、装着に際してのホース取付は全て自分で行う必要があります。

オイルクーラーキット接続図 実際に発売される製品は、バイパスブロックとリモートオイルフィルターブロックに、クーラーコアと同様にジョイントアダプターを装着済にして、ホースエンドの着いたホースを接続するだけで完了するものとなります。

オイルバイパスブロック アルミモノブロックから切り出されたバイパスブロックはC5専用品で、ひとつひとつ丁寧に手造りにより国内製造されています。
新しいアールズのスイベルシール(10AN)タイプホースエンドにより、アダプターを介することなく#10ホースがダイレクトに接続されます。また本品は単体販売してもらえます。

Oil by-pass block are made from aluminum mono block and 8AN to 12AN possible to use.
クーラーコア 今回採用したクーラーコアは、34段フルワイドのサーク社製。10ANのアダプターが装着されているので、フィッティングがダイレクトに接続できます。勿論、他種を選択することも可能です→25段コア装着

Cooler core is made by Sark and 34 steps full wide with 10AN.
It's possible to choose another type.
リモートオイルフィルター リモートオイルフィルターブロックはアールズ製。純正のPF44は勿論のこと、13/16サイズのオイルフィルターであれば何でも装着が可能で、接続は10AN。
こちらも新しいアールズのスイベルシール(10AN)タイプホースエンドにより、アダプターを介することなく#10ホースがダイレクトに接続されます。

Remote oil block can use 13/16 oil filters.
FRAM3429オイルフィルター オイルフィルターはFRAM製の高能率大容量のPH3429を使用しました。純正PF44に比べて約1.5倍の高さがあります。

I installed FRAM PH3429 Oil Filters this time. It's almost 1.5 bigger than PF44.

【装着作業】 Installation

作業前にオイルパンドレンボルトを取り、エンジンオイルを抜き出します。排出が終わったらドレンボルトを締めます。締付トルクは25Nm

Drain Oil and drain bolts tighten 25Nm.


クーラーコア装着 まず、クーラーコアとオイルフィルター取付場所を決めます。
クーラーコアは左側サイドエアスクープ内に、またオイルフィルターは、交換の容易性と共に脱着の際にオイルが漏れ出てくるので、直下には機器や配線類が何も無いクーラーコアの裏側に装着することにしました。

Decide location of cooler core and oil filter.
バイパスブロック装着 バイパスブロックに、オイルフィルターのIN側へ行くホースとクーラーコアOUT側からのホースのフィッティングを装着します。ブロックを布等で保護して万力に挟み、24mmのレンチを使ってネジ込んで行きます。ネジ山が2山程度残る程度まで締めればOKです。
エギゾーストパイプの上からAアーム下側付け根部分へ向けてホースを先に配管したら、バイパスブロックを取り付けます。センターボルトのソケット径は30mm、締め付けトルクは30Nm

Remove Oil Filter from Engine and install By-pass block. Tighten 30Nm.
遮熱プレートの装着 ホースはエギゾーストパイプの上を通過してAアーム根元辺りからUターンする感じでサイドエアスクープ内へと配管します。
ホースがエギゾーストパイプに近い場所を通過するので、パイプ側をバンテージ処理し、ホース側にも断熱シートにより遮熱処理を行ないました。さらに隙間にアルミプレートを設置すると効果的です。

Wrap Vantage around exhaust pipe because hoses pass through very close position. And also wrap around SS hoses.
It is very good way to make wall by aluminum plate between exhaust pipe and hoses.
装着位置図 .リモートオイルフィルターブロックのIN側にバイパスブロックのOUT側から来ているホースのフィッティングを接続します。またOUT側にクーラーコアのIN側へ行くホースのフィッティングを接続します。

Connect hose between Bypass Block Out and Remote Oil Filter Block.
リモートオイルフィルター装着 リモートオイルフィルターブロックを装着します。シャーシにM6ボルト穴のタッピングを立ててM6ボルトで固定しました。位置的にはクーラーコアを設置した後方残りスペースの中間点辺りが良いでしょう。
尚、背部に見えるアルミプレートは、排熱がドア付け根に直接当たってドアが発熱してしまうことを防止するための遮熱用ですが、コアに強制排気電動ファンを装着しなければ不要かもしれません。

Install Oil Filter Block.
リモートオイルフィルター装着 オイルフィルターブロックに、PF44又は同サイズ(13/16)のオイルフィルター(FRAM/PH3429)を装着します。フィルターの締め付けトルクは30Nm

Install Oil Filter tighten 30Nm.
接続フィッティング オイルフィルターブロックのOUT側のホースは、150度のベントホースエンドフィッティングでクーラーコアのIN側へ接続されます。

Connect hose between Oil Filter Block OUT to Cooler Core IN using 150 degrees angle Fitting.
接続図 バイパスブロックのIN側へ行くラインとオイルフィルターのOUT側から来ているラインのフィッティングをクーラーコアに仮接続してホースの方向を見定めます。
ホースの向きが決まったら、クーラーコアの上(IN)側のフィッティングを増し締めします。レンチサイズは26mm。締め付けトルクは20Nm程度。あまり大きいトルクで締めるとフィッティングが壊れるので注意が必要です。

接続図 RM Racing JAPANから発売されるコンプリートキットは、バイパスブロックとリモートオイルフィルターブロックに、10ANのジョイントアダプターが装着済になっており、各ホースも規定の長さで両端にホースエンドが装着済なので、コアとフィルターブロックを固定し、バイパスブロックを取り付けてホースを接続するだけで、装着は完了します。また必要工具は、バイパスブロック取付ボルト用の30mmソケットレンチとホースエンドフィッティングを締める26mmのレンチのみです。

クーラーコア固定図 クーラーコアの本体取付耳部分にアルミステーを装着し、捻り曲げて適切な角度にします。左側はシャーシにM6ネジ山を立てて固定、右側はボディ側(フェンダーに有る既存の穴)にM6ボルトとナットで固定します。
固定したら下(OUT)側ホースのフィッティング(26mm)を増し締めします。

Install Cooler Core.
ホース配管 ホースが湾曲部分で潰れていたり稼動部分に干渉していないことを確認してから固定します。特にサスペンション付近を通過するホースがAアームの挙動やタイヤの動きに干渉していないことを確認します。
またホースは熱くなるので配線類が直接触れないように配慮し、必要であれば配線類に遮熱シートやコルゲートチューブを被せて防熱対策を行ないます。

Check no damage around hoses and wrap vantage.
エアインレット 通気性を確保するため、サイドエアスクープカバーの前部分とホース出入口部分を開口しました。また、飛来物からコアを防護するために、開口部にはアルミ製メッシュプレートを取り付けました。

Make hole on wheel house and install mesh aluminum plate.
オイルフィルター交換用穴開口 下側はオイルフィルターの交換作業が出来る程度を開口します。

Make hole at down side to change oil filter easily.
保護カバー こちらも飛来物による損傷を回避するために、アルミ製メッシュプレートを着けました。フィルター交換時に直ぐに外せるように、固定は脱着が可能なプラスチックリベットを使用しています。

Install aluminum plate here to avoid damage.

エンジンオイルを規定量プラス1.5リットル(6.5リットル+1.5リットル=8リットル)入れます。

6.5 litters + Add 1.5 litters Engine oil.

エンジンを始動して各接続部分からオイル漏れが無いことを確認します。
オイルレベルゲージによりオイル量を確認します。少ない場合には補充します。始動直後は、決して空ぶかしをして油圧を高くしないこと。
尚、装着直後はオイルレベルゲージで十分な量が確認できてもオイル量不足の警告が出続ける場合がありますが、その場合は一旦エンジンを止めて一定時間経過してから再度エンジンを始動すれば出なくなります。

Check all Fittings tighten.  Start engine and check no oil flow out.


【使用レポート】

それまで装着していたBreathless社製品に比べ、各パーツの仕上げ精度が抜群で、装着に際しても全くストレスを感じることも問題が発生することも皆無でした。
性能面では、サーキット走行をしてみないと判断できませんが、#10ホースと大型コアが成果を発揮することだろうと期待しています。
ただ装着スペースがギリギリであったので、コアのサイズはもう少し小さくても良かったかもしれません。
何よりも、これまで専用品しか使用出来なかったオイルフィルターが純正品をはじめ同一規格の大容量タイプが使用できるようになった上、交換も簡単になったことが喜ばしい限りです。


【使用レポートU】

走行している限り油温が94℃以上になることは無かったのですが、それでも走行条件と外気温(15℃)を考えると高めです。電動ファンが着いていたとは言え、Breathless社製の時は外気温がもっと高かったにも拘わらず85℃以上になることはありませんでした。さらに渋滞下においては最高105℃にまで上がってしまいました。
つまり、ホィールハウス側開口部からの通気だけでは不充分(と言うよりも、本開口はほとんど意味を為さない可能性が高い)であると共に、コアが大き過ぎることで、制約を受けた取付位置と角度が通気性を悪化させてしまっているようです。いくら大きなコアでも通気が悪ければ本来の性能を十分に発揮させることが適わないのは当然です。

そこで、性能そのものは低下するであろうものの、コアを34段から25段タイプに変更することにしました。

Oil temp. become 94℃(201F) under 15℃(59F) by normal driving. It's a little bit higher. I think it because of no space for air flow by too big cooler core. Therefore, change Cooler Core from 34 steps to 25 steps. It makes much space for cooling air flow in.

B&Mクーラーコア
Breathless社B&Mコア
B&M Core
サーク34段クーラーコア
サーク社製34段フルワイドコア
SARK 34 steps full wide core
サーク25段クーラーコア
サーク社製25段フルワイドコア
SARK 25 steps full wide core

大きさ的にはBreathless社製に付属していたB&M製よりやや大きくなる程度で、余剰スペースはほぼ同じ程度確保されます。

To install 25 steps core, it's possible to get the same space as B&M.

クーラーコア比較図 そして生まれるスペース分だけ内側に傾斜させて設置することが適い、34段では塞がれてほとんど機能していなかったエンジン下部からサイドエアスクープ内へと流出する吸気が、クーラーコアを通過して効果的に排出できることになりました。

Air Flow to Cooler Core comes from new hole and passing through.

コアの密度はサーク社製の方が高く放熱性そのものは良くなりますが、通気性が悪い場合は逆効果となる可能性が高いので、通気性確保は重要な課題となります。

→34段コアの再装着

Big core has high ability for cooling however high air flow required.

吸気口の拡大 そのため、吸気路となるホースの出入り口部分の開口部をさらに広くしました。
また開口部が大きくなったので、防護用にアルミメッシュプレートを装着しました。

Make bigger hole around route of hoses to get more fresh air flow in.
排出口の拡大 さらに排熱効率を高めるためにサイドエアスクープの開口を広げるとより効果的です。

→排気口開口処理

Cut side air scoop to get big space for air flow out.

電動ファンの排気風がサイドエアスクープから流出してくるのをはっきり感知できるようになりました。これで渋滞下でも効率的な冷却が適います。
筑波1000サーキットのプロドライバーによる約15分間の運転時では、水温100℃、油温115℃止まりであったので十分機能していると言って良いでしょう。
また、渋滞下や停止中であっても90℃前後で安定し、走行すれば84℃前後を維持していました。

Heat Air flow out from left side air scoop very much and oil temp. become  84℃(183F) by normal driving.
Racing under 14℃(57F), Oil temp. is 115℃(239F) maximum.


夏季の炎天下に備え、さらなる熱排出対策を講じることにしました。
→排熱対策について

Heated air should be flown out much more in Summer term. →Heat Air Flow Out


モカールサーモスタット 冬季の暖気時間を短縮すると共にオーバークールを防ぐために重要な機能を果たすサーモスタットを装着しました。
製品はモカール製で、80℃でオープンします。

Install MOCAL's thermostat.
接続図 装着場所は配管の取り回しルートの都合とスペースの問題から、クーラーコアの裏側のフィルターブロックとの間になりました。

There is no space so that installed behind Cooler Core.
However I don't like to install here because of Air Flow.
サーモスタット装着 150°ホースエンドを使用することで、装着によって増加したホース長は30cm程度に収まります。
サーモスタットは140℃以上の油温にさらされると壊れるとのことですが、通路が遮断されてしまうことは無く、ただサーモスタットとしての機能が停止するだけなので安心できます。
冬季の暖気時間は、走行をしていても水温とほぼ同じ程度に短縮され、さらに走行中にオーバークールとなることも無く、実に快適です。
次回は、ATFクーラーにもサーモスタットを装着する予定でいます。

Use 150 degrees Hose End.


RM Racing JAPANサーモスタット装着 サーモスタットをRM Racing JAPAN製に交換しました。
モカール製に比べて小型軽量である上、精度も非常に高いです。接続されるホースエンドのサイズに応じて6〜12ANのジョイントアダプターが選べます。
→ATFクーラーサーモスタット装着

Install RM Racing JAPAN's New thermostat. Very small and light!!
RM Racing JAPANサーモスタット装着 小型軽量であることから、クーラーコアの裏側からシャーシフレーム上に設置場所を移設しました。
これによりクーラーコア背部に十分な排気路スペースを確保することが適っています。

Because of small and light therefore possible to installed here(see photo).
電動ファン装着 さらに生まれたスペースに一度は外した電動ファンを再度装着しました。
自然空冷には限界がありますが、強制空冷であれば、あらゆる環境下において十分な冷却を行うことが適います。
そして期待通り、あらゆる走行条件においても安定した油温を維持出来るようになりました。

Installed Electric Fan on Cooler Core again because there is enough space!!

2004年12月19日
オイルクーラー用熱排出ダクト スーパーチャージャー装着により冷却能力が不足してきたため、対策として排出口拡大策を行いました。
サイドガードモールを取り外したら、鋸を使ってザクザクと切り裂いて行きます。
ドア部分へ通じる開口部手間ギリギリまで空けたところ、あまりに大きな開口になってしまった(入替り画像)ので、ゴミを入れられてしまわないように、既製品のエアダクトを被せました。

Make side air scoop wider and install cover.


2005年4月24日
オイルクーラーコアをサーク製25段からセトラブ製34段に交換しました。
背部には、これまで通り電動ファンを装着してありますから、装着スペースにはぎりぎりいっぱいで入っています。
ATF温度管理の問題がコアの大型化で解消した時と同様に、油温管理問題も解消してくれることでしょう。

Change cooler core from 25 to 34 stage.
クーラーコアにより冷却された油温をリアルタイムで表示させるため、サーモスタットを油温計センサーが着けられるタイプに交換しました。

Change thermostat which can install temperature sensor.
油温計(大森製電子式)は、ダッシュボード左上に設置しました。

油温計のセンサーはクーラーコアの出口側に設置してありますから、サーモスタットが未だオープンしていない状態であっても、エンジンブロック側に設置されている純正の油温センサーよりもやや低めの表示になっています。

Install temperature meter.

2005年5月16日
少しばかり遠方へ小旅行をしてきました。
一般道ばかりですが、高速道路や山岳路と言った様々な環境を走ってきました。

装着場所へギリギリ入れることが出来た34段コアですが、とても良く冷えてくれます。
フロントタイヤがスペーサーにより15mm外側へ出て内側にスペースが空いたお陰でしょうか、通気性が良くなったようで、電動ファンが回っていなくても走行していれば以前より良く冷えるようになりました。
そして、電動ファンが回転すると直ぐにサーモスタットがクローズする80℃まで低下します。
これならば、きっとサーキット走行でも効果を発揮してくれるものと期待しています。

2005年9月23日
サーキットで走行後にピットでクーリングを行っていると、新しいラジエターのお陰で水温のクールダウン時間が大変短くなりました。
そのため、ラジエター用電動ファンと連動させているオイルクーラー用電動ファンが、油温が下がり切らない内に停止してしまいます。
そこで、ATFクーラー用電動ファンに装着したものと同じである温度センサーの着いた専用コントローラーを装着しました。
これにより、オイルクーラーコアの温度を直接検知してON/OFFが行われるようになります。

また、近々に電動ファンをより強力なものに交換する予定です。

Install fan controller.

2005年10月9日
電動ファンをBILLION製10インチに交換しました。
背部の同心円状の防護用カバーは風量低下を招くので切り取ってあります。

サーキット走行において、交換前と比べて5℃程度の温度低下が適いましたから効果有りですが、もう少し下げたいと思っていますので、次回は効率的な通気路を考えてみます。

Change electric fan to 10inch.

2006年1月29日
こちらはKMクラフトガレージさん特製のFRP製エンジンオイルクーラー用エアインテークダクトです。
もうこれで最後と何度も言いながら、結局また新しい穴が一つボンネットに開いてしまいました(笑)。
吸気はホィールハウスの裏側を通り、開口部から表に出てコアへと導入されます。
直接通気では無いものの強力な外気流入が得られますから、効果が期待できそうです。

Install air flow duct on hood for oil cooler core.
出口部分は楕円形に潰して左右広い範囲に吸気が当たるようにすると共に、タイヤとの干渉も防止しています。
一般道による検証ですが、こんなものでも結構な効果が得られ、停止中に上昇した油温は走行を開始すると直ぐに低下してくれています。

install hose in front of cooler core.
ウォッシャー用タンクと通気用ダクトが干渉するので、純正タンクを切断して小型化したものを製作しました。
給水口も切り取って移植しています。
これでも約1.5リットル程度入りますから実用面での問題は無いと思います。

Make washer tank smaller to get enough space for Hose from duct on hood.

2006年3月5日
電動ファンをSPAL製9インチに交換しました。
ラジエター用に装着した12インチ同様に強力で、排出用開口部に顔を近付けると轟音と共に目を開けていられないほどの排出風が出てきますから、新設した吸気路と共に効果が期待できそうです。

Change electric fan to SPAL 9inch.
This fan is very strong!!
これまで装着していたものより厚さが4cm程大きいため、背部にあるオイルフィルターは保持金具を製作して後方へ移動させています。

Move location of oil filter to get enough space for big fan.
電動ファンの動作確認用LEDを装着しました。
点灯している左側赤色2灯がラジエター用、右側の2灯は黄色で、それぞれオイルクーラー用とATFクーラー用になっています。

Install LED to indicate when fan works.

2006年6月4日
Billion VFCU電動ファンコントローラー エンジンオイルクーラーとATFクーラーの電動ファン動作開始設定用に使用しているコントローラーは、クーラーコアに温度センサーを装着しているため、状況によっては実際の温度と差異を生じる場合がありました。
そこで、油温を直接検出して電動ファン制御を行う方式に換えることにしました。

サーモスタットには温度センサーが2個着けられますから、もう1個着けてBillion製VFCIIで実際の油温を検出して電動ファンを制御するようにしました。

Install one more temperature sensor on thermostat to control electric fan by new controller(Billion VFCII).
New controller turn on and off electric fan by real oil temperature passing through thermostat.

2007年3月11日
オイルフィルターをFRAM PH3429からHP2に交換しました。
これはレーシングスペック品で、これまで使っていたPH3429に比べて容量が増大しているばかりでなく、流動抵抗が低減しているハイフロータイプなので、油圧低下を最小限にとどめることがかなうと思います。
全高が大きくなったため床下に頭が少し飛び出てしまいますから、取付ブロックの位置を上方に3cmほど移動させました。

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