<C5日誌>

2002年

12月 1日

RECARO SP-Gバケットシートを装着しました
当初、運転席スペースにきちんと収まってくれるのかどうか不安でしたが、各諸兄より実際に装着できている旨の励ましメールをいただいたので、安心できました。
純正シートを取り外した時は、あまりの重さ(約20kg)に驚き、さらにSP-Gを持って、あまりの軽さ(4.5kg)に驚きです。
軽量化
しかし、案の定、カマロ用レールフレームは全く寸法違いのものであったため、新しい金具を製作しました。今回はとりあえず手持ちの3mm厚スチール製を使っています。
運送会社の配送遅延により、製品到着が午後2時頃になってしまったことで作業開始が遅れ、結局装着することだけしか出来なかったのですが、想像していたよりも遥かにコンフォータブルな座り心地と、見事なまでのホールド性は、実際にサーキットで試すまでもなく期待感をあおってくれました。

12月 2日

熱排出ルート確保のために、ボンネットとフロントウィンドゥの間にあるゴムシール材を撤去し、さらに段差を削り取って開口したのですが、ここへの流出量をより効率的にするために、通気路に鎮座するウォッシャータンクの撤去を考えています。A氏は既に撤去されています。
この1年一度も使っていないウォッシャーですがが、万一必要になった時に備えて軽量小型の代替品を装着する予定です。

12月 3日

RECARO SP-Gが座席スペース最後部まで下がりきっていないことに気が付きました。当初、シートベルト固定部分が当っている所為だと思い込んでいたのですが違いました。単純にシートレールの固定位置が前寄り過ぎていただけの話です。
早速、製作金具を調整してレール固定位置全体を約4cm後方に移動させました。これにより、シートは最後部一杯まで下がるようになり、乗降性も格段に向上できました。もっとも、この位置が本来取り付けるべき場所であるはずなので、要は私が固定位置設定を間違えていただけの話です。
作業にあたっては、結局シートもレールも全部外して車外に取り出すことになってしまうのですが、作業中にシートの表面が地面のコンクリート部分と擦れて一部破れてしまいました!! また背中部分の塗装面も傷だらけに!! 意外と弱いです・・・。背中の塗装はともかくとしても、サイドホールド部分は、乗降時に頻繁に擦れるので、ここが直ぐに剥げてきてしまいそうな感じを受けました。そこで、この部分に昔の子供の履いているズホンの膝には必ず有った、「当て布」を施こそうと思っています。
ウィンドゥウォッシャータンクを撤去しました。水さえ入っていなければ軽いのですが、問題は大きさです。
撤去することで、これだけの通気スペースが出来ます。ここに、アルミホースをフロントインテークからオイルクーラー上部まで引けば、冷却用通気路として極めて効果的なものになるでしょう。
タンク後方のウォッシャー残量センサーを抜き、固定用ナット(2ヶ所)を外したら、ポンプ用モーターのチューブを外し、モーターのコネクターを外して防水処理をします。
残量センサーは、「浮き」状のものを傾けた状態で固定すれば警告は出ません。
万一のウォッシャーニーズに備えて、容量が500cc〜1リットルくらいの小型軽量タンクを探し、ウィンドゥウォッシャー機能は復活させる予定でいます。
タンクに19mm大の穴を空けて純正タンクに装着されているゴムパッキンを外して移設すれば、モーターは直ぐに装着できます。望むならば、センサーも10mm穴を空ければ同じ手順で移設可能です。

HEROしのいサーキットは、迫り来るコンクリート壁の恐怖心との戦いになる高速コースとのことです。
これまで激突してクラッシュしたり、縁石に乗り上げてサスペンションを壊した方も居るとか・・・。
走行会を開催するにあたっては、一度体験走行をしてみないことにはチョット危ないかもしれません。
しかしサーキット側からは、料金体系を含め那須同様に大変好意的な回答を得ているので、是非使ってみたいとは思っていますが・・・。
筑波を目前にして、ガソリン入れついでに暖かくなった(外気温は15℃を表示)平日の渋滞する都内を少しばかりウロつきました。
どんなに長い時間停止していても水温は常時87℃を保ち、油温も84℃以上上がることはありません。また、少しでも走行すると油温は直ぐに74℃まで低下してくれていたので、オイルクーラーの設置位置や通帰路の設定と排熱処理が功を奏したと言えます。この分ならきっと来年の夏季も無事過ごせるのではないかと期待しています。
SP-Gの居住性、ホールド性は素晴らしく、街乗りでも全く不具合を感じることが無いばかりか、挙動が見事なまでに体に伝わる様は嬉しい限りです。これだけ居住性が良く軽量であるならば、助手席側も交換してみたくなりました・・・。

12月 6日

朝から良く晴れ渡った筑波1000で、D-Rightsのスクール&走行会に参加してきました。
筑波へ行くのも、走るのも初めてだったので、体力温存を兼ね前日夜に谷田部まで行き、午前6時起きで出発、午前7時過ぎに到着しました。
バケットシートは実に快適です。また水温は、走行状態に関わらず84℃辺りで落ち着いており、油温も90℃が上限で、走行すれば直ぐに84℃前後まで低下してくれました。
新しい皮剥きも終わっていないRE01を履いた、御馴染みA氏も参加されました。何と、また徹夜開けとのことで、顔色が冴えず少々心配だったのですが、10時からの1枠をこなされ、その後大井氏の同乗走行をされていました。
私は午前9時15分からの15分間、大井氏の同乗走行にのぞみました。
最初は私の運転で大井氏が助手席へ。初めて走るコースであったため、ライン取りが全く分からず、周囲に迷惑を掛けながら3周ほどしたのですが、その後直ぐに大井氏に運転を代わってもらい助手席へ。
凄い!! 3周目にはもうラップタイムは42秒02、もう少し車のコンディションが良ければ41秒台も夢では無い感じでした。周回を重ねながらコース取りやブレーキングテクニックについて貴重な教授を受けられ、大変勉強になりました。
何よりも嬉しかったのは、適当に自分なりと思っていたチューニングのバランスが悪くないと言っていただけたことです。
筑波1000は、那須よりもハイスピードが適う難しい感じを受けたのですが、大井氏の助手席で感じることができたコーナーでの限界速度は、自分が思っているものよりも遥かに高かったと共に、それを実現できるテクニックに奥の深さを感じざるを得ませんでした。ブレークした途端一気に制御不能になってしまうトリッキーな部分は、C5の持ち味?なので防ぎようもないものですが、それを見事なまでにテクニックでカバーできてしまう大井氏は凄いです!!
大井氏による走行直後でも、水温、ATF温は共に100℃、油温も115℃だったので、各冷却系については全く問題無しと言って良いでしょう。
午後からの走行枠で、教授していただいたことを参考に可能な限り頑張ってみようと思っていた矢先・・・。
フロント右側のハブベアリングが壊れた!!
ビッグブレーキとワイドホィールによる過大負荷が原因なのかどうかは分かりませんが、ともかく左コーナーでフロント右側タイヤに負荷がかかる都度、異音が出始めました。実は、以前にも同じような音を那須で聞いたのですが、それほど大きなものでは無かったので、タイヤが何かとたまたま擦れているのだろう程度しか思っていませんでした。しかし、実際はハブが駄目になっていたようです。
大井氏から指摘を受けず、このまま走り続けていたら、帰れなくなってしまったかもしれません・・・。その意味でも感謝です!!
そのため、午後からの走行枠は全て中止し、残念ながら眠気と疲労で困憊されていたA氏と共に午前中一杯で引き上げました。
幸い、一般的な走行継続が不能になるほどのダメージでは無かったので無事帰宅は適ったものの、帰り道の一般道でも左へ曲がる時と、やや強めのブレーキングをした時、常にフロント右側から異音が出るようになってしまいました。間もなくご臨終と言うことですね。
センサーが一体となったハブは、AC/Delcoから販売されていますが、純正パーツを某社から買うと何と一個12万円!! さすがにそれは無いだろうと言うことでUSから直接引くことにしました。
これまたチューニングパーツ専門ショップでは扱っておらず、数少ない取扱ショップの中からEckler'sに注文することにしました。
右側が駄目になれば間もなく左側も駄目になるので両側を同時交換することが望ましいので、2個必要となります。
注文してもいったい何時になったら来るのか、はたまた1年待っても来ないと言うことが当たり前のEckler'sですが、取り合えず注文を出し、さらに現地の知人に連絡をしてもらって出荷日の予定を聞いてもらうことにしました。
そんなわけで、残念ながらハブが届くまでは走れなくなりました・・・。そして次回の装着レポートはハブベアリング交換ですね・・・。

12月 8日

捨てる神あれば救う神あり・・・
ハブが壊れて年内はおろか新年の走行も適わない状況に陥ってしまい、不幸のドン底を喘いでいた私に救いの手が!!
富山のY氏からメールをいただき、ハブがお手元に一個余っているので譲っていただけるとのこと!! 嬉しい限りです。これで年末年始も問題無く稼動できることが適います。本当にありがとうございました!!

POMECバッテリー装着により出来たスペースに小型のウォッシャータンクを装着しました。いわゆるポリタンクの2リットルボトルです。
タンク下部に10mmの穴を開けてモーターをゴムパッキンごと移設し、モーター用電源とウォッシャー液配管を延長して接続しました。
まさか東京で走行中にウォッシャー液が凍結して出なくなると言う事態は考え難いのですが、一応不凍性のウォッシャー液を1リットル余入れました。
液を入れた状態での増加重量は、モーターと固定金具を含めて約2kg程度。サーキット走行時は勿論外します。

RECARO SP-Gのレールフレーム固定金具をスチールから5mm厚のアルミに交換しました。
これまで4ヶ所の固定位置毎に装着していましたが、前後左右を結合して固定強度を確保しました。部材量は増えましたが、重量はスチール時の半分以下になり、シートを含めた全重量は約10kg。後はサイドフレーム(実はレールフレームよりも重い!!)をジュラルミン製に交換する予定です。これにより少なくても2kg以上軽くなるはずです。

12月 9日

東京は朝から雪。交通機関はあちこちで遅延しているし、郊外の道路はそこら中で通行止。C5と同じで首都圏は本当に雪に弱いです・・・。
那須もご覧の通り雪景色。コースには15cmほどの積雪が。朝から人力!!で除雪作業をしているとのことですが、大変ですね・・・。
2003年3月21(金)〜23日(日)は巷では3連休となりますが、20日夜の宿泊+宴会をオプションにして、翌21日の全日貸切で走行会を開催する予定を組もうと考えています。まだクリスマスも来ていないのに来年春の話をすると鬼が笑うかもしれませんが、いかがなものでしょう。サーキット側と予約について確認したところ、さすがに3連休初日なので既に他の方が仮予約をしているとのことですから、それが本予約に変ってしまえばアウトですが・・・。
上記の予定で予約が出来ない場合でも、別の日程(14〜15日または28〜29日)で3月中に第三回を開催することは決定したいと思っております。
また6〜8月は那須恒例の激安貸切シーズンとなりますから、第四回はこの辺りで。その他、筑波1000、同ジムカーナー場及び「HEROしのい」での開催も視野に入れています。特に筑波のジムカーナー場は安価で借りれるので、パイロンスラロームを始め、テールブレークした時の挙動修正テクニックを磨くには絶好の機会ではないかと思っております。

12月12日

D-Rights大井氏の感想に従い、「HEROしのい」での走行会開催はペンディングにすることにしました。
そこで、福島県二本松市のSSパークサーキットのターマックコースを候補の一つに追加したいと思っています。
東京方面からだと那須よりも少しばかり遠方になるのですが、コース設定の自由度があり、目的に合わせた走行パターンを選べるのが魅力的です。また料金体系もリーズナブルでした。
あとは走行経験者からのご意見を待つばかりです。

NAVI用DVD-ROMの最新版が届きました。既にいくつかの場所では、新しくできた道が地図データに無いため、適切なルート検索に支障がありました。
当然のことながら現在使用中の2001年版は不要となるのですが、ゴミとなる以外に道は無いので、もし本ディスク対応機種をお持ちで2000年版を使用中の方がご所望なら差し上げます。

12月15日

第三回那須モータースポーツランド走行会は、2003年3月21日(金曜・祝日)午後開催が決定しました募集台数は10台です。定員に達し次第締め切ります。
勿論、今回も同乗走行タイムを設けます。またヘルメットはサーキット側でレンタルできますから、長袖長ズボンを着用していただければ、ご同伴の方でも観覧の方でも同乗走行が可能です。
@フリー走行枠:13:00〜16:00の間、1時間を20分×3枠に分けて走行していただきますので、初めてサーキット走行をされる方も安心して参加いただけます。走行時間枠は特に指定しません。これまで3時間で60周された方もいます。
A同乗走行枠:1時間に1回、同乗走行タイムに設定します。同時コースインは最大2台までです。希望する他走行者への同乗や同伴者の方との同乗が出来ます。同乗される方も長袖・長ズボン・靴・ヘルメットを着用して下さい。ヘルメットはサーキットでレンタルできます。
また同乗者が走行者以外の場合にはサーキット保険に加入(\500.)していただきます。但し、希望者が居ない場合にはフリー走行枠に振り替えます。
B参加費用:走行車1台当り \25,000.・・・・祝日貸切は平日の倍なので少々高くなってしまいました。
C参加車両及び運転者に関する規約:こちらをご覧下さい
Dサーキット走行初心者の方:走行開始前にドライバーズミーティングに参加していただきます。

参加ご希望の方は、最終決定は後日で構いませんので、まずは参加意志の有無についてのメールをお願いします。

本走行会は、あくまでも趣味の集いですので、暴走行為、競争行為は一切禁止させていただいております。
また、サーキットには騒音規制がありますので必ずマフラーを装着して下さい。
詳しくはこちらをご覧下さい。

新年1月に筑波ジムカーナー場の午後貸切を行う予定です。ライン取りやスピン回避テクニックを磨きたい方は参加の価値有りです。日程が決まり次第告知いたします。こちらも参加希望意志のある方は連絡をお願いします。こちらは最大で5台程度が適当かと思っています。参加費は5台参加の場合で、1台\15,000.前後になります。→年内の筑波ジムカーナーは申し訳ありませんが中止させていただきます(12月19日)。
筑波1000についても、貸切による走行会開催の目途が着きました。後は日程調整ですが、現在のところ来年5〜6月の金曜日開催を予定したいと思っています。
6〜8月は、那須で各月1会回ずつ、計2回開催を予定しています。平日開催ですが、参加10台限定の走行料金は、3時間時間枠無しのフリー走行で、\10,000.です。8月は今年同様にお盆休み直前の金曜日を予定しています。
サーキット走行会予定案内

12月19日

喪中につき、年末年始のご挨拶を失礼させていただきます。

12月23日

ようやくフロントハブの交換が完了しました。時間が取れないためにとりあえず右側だけです。

12月26日

冬季のATFオーバークールを防ぐため、ATF用サーモスタット(80℃)を装着することにしました。
現在、オーバークールを危惧したためにミディアムデューティ用コアを使用していますが、サーモスタットの装着で冷却能力が向上しても問題が無くなることから、現在よりも大型のものに交換する予定でいます。

また、オイルクーラーコアとブレーキ冷却用通気路の新設を実施する予定です。
ブレーキ冷却通気路は、DRM社より専用のダクトが販売されているものの、A氏の装着報告によれば直ぐに壊れてしまうプアな材質である上、純正サイズのタイヤでも干渉してしまうとのことなので、18インチ10.5Jホィールでは間違い無く使用出来ません。そこで、60mmφ程度のアルミダクトを使用して適切なルートを考えて装着してみるつもりです。

RM Raicng JAPANから、オリジナル製品第二弾としてATFクーラーキットが発売になります。
完全ボルトオンキットで、クーラーコアサイズが自由に選べ、サーモスタット(80℃)も付属しており、接続ホースもラバーとステンメッシュが選べます。
ATFのクーリングは、サーキット走行に限らず高負荷走行に際しては必需対策です。日頃の走行時にDICでATF温度を監視していると判るのですが、意外と簡単に100℃を越えてしまう上、一旦上昇するとなかなか冷えず、常に水温よりも高くなりがちです。また、サーキット走行等で135℃に達するとアラームが鳴り、フルードが吹き出してしまう場合すらあります。ATへのダメージ軽減を考慮すれば、常に80〜100℃内に収めておきたいものです。
一応ラジエターを循環させた水冷式になっているのですが、肝心の水温が100℃以上になってしまえば、冷却能力は無いに等しいので、ATFクーラーの装着オイルクーラー共々必然であり、高価なATにダメージを与えてしまうくらいならば、安価で効果の高いアイテムと言えるでしょう。
装着はラジエターへの流入出部分から分岐してラジエター前にクーラーコアを設置するだけなので、比較的簡単に短時間で装着可能です。

12月27日

ATFクーラーへのサーモスタット装着と共に、オイルクーラーへもサーモスタットを装着することにしました。
クーラーコアへの冷却用通気路を新設することで心配されるオーバークールの防止対策になります。
装着はクーラーコアの横にする予定です。
90°のホースエンドを使用して、ホースの取り回しを極力短くするように考えています。
サーモスタットは80℃でオープンし、クーラーコアを循環するようになります。
数kgもの重量増加となってしまいますが、冬季の暖気時間短縮とオーバークールによるエンジンへのダメージ回避には必然なので、他の部分での軽量化を検討中です。

12月31日

一難去ってまた一難・・・!!
フロントハブの左右両方の交換が完了したので、早速テスト走行をしたら、相変わらず同じ音がしました。しかも今度は、リア右側から発生しています。もしかしたら初めからリアの方が駄目だったのかもしれません・・・。当然のことながらフロント用とは違い、センターにドライブシャフトが貫通する穴が空いているリアは専用品となるで、フロント用を使用することは出来ません。
早速部品を注文しましたが、年末年始休みのため、どんなに早くても新年第二週以降になってしまうことでしょう。従って、それまでまた走行はお預けになってしまいました・・・。

オイルクーラーのサーモスタット取付ですが、どうしても適当な装着場所が無かったため、クーラーコアの裏側に装着することにしました。そのため、サーモスタットからコアへの配管に際しては150度のホースエンドが4個新たに必要となりました。
残念ながら在庫が無く装着作業はATFクーラー用サーモスタット共々、新年明けに持ち越しとなります。