<C5日誌> |
2002年
11月 2日
|
11月 4日
|
11月 9日
|
11月10日
もし、溶接部分が既に割れてしまっていて漏れが止まらない場合には、ラジエターを一旦外して抜本的修復を行うことになってしまいます。 余計なことをしてしまった自分に非があるのは確かですが、アメリカ製は本当に何かと手間のかかる商品が多いですね・・・。 |
11月11日
尚、装着を実施する際には、クーラーコア及びオイルフィルター装着場所に応じて各接続ホース長を計測し、その結果を元にホースを末端処理済にしたボルトオン無加工取付キットがRM Racing JAPANより販売されます。
|
11月12日
書棚を整理していたら、面白いものが出てきました。97年発売当初にCG(カーグラフィック)がC5のテストをしている記事です。この中で4輪それぞれの実荷重の計測データがありました。それによると、左前:377kg 右前:378kg 左後:355kg 右後:372kg で計1482kgでした。 最も軽い左後の355kgを基準にすると、左前:+22kg 右前:+23kg 右後:+17kg となります。左後が他よりも20kg程度軽くなっているのは、運転者の荷重を計算してのことかもしれませんが、運転者の体重が20kg程度であるはずが無い上、後側だけにしかかからないはずもありません。 このことから、運転中は左側の荷重、特に前側が圧倒的に大きくなることから、車重のバランスを取りつつ軽量化を行うとすれば、左前側が優先されると言うことになるでしょう。 しかし現実には、今回バッテリーの交換により軽量化に貢献したのは右側であり、逆にオイルクーラーの装着で重くなってしまうのは左側です。かと言ってオイルクーラーを右側に装着することは適わないし、左側からこれ以上軽量化のために外せるものはシート以外無さそうです。 左右の重量バランスに拘る理由は、前回の那須で助手席に同乗者を伴って走った時に、最速ラップが出たからです。右周りが多い低速コースの那須では、絶対荷重量増加による加速低下よりも、右側荷重増加により得られるバランスが生むトラクション確保がコーナー速度を上げた成果ではないかと推測しています。 そう言えばポルシェ928S4の4輪別荷重バランスがドライ時に助手席側に片寄っており、運転者が乗ると均等化したことを思い出しました。サーキットでの一人運転に限れば、車高やスウェイバー及びアライメントの調整について、左右の荷重バランスを考慮に入れたものに設定すれば、より快適なコーナリングが適うようになるのかもしれません。 |
11月13日
12月6日、筑波サーキットのコース1000で開催されるD-Rightsの走行会とスクールに参加することにしました。基本的には本年最後のサーキット走行となるでしょう。当日はただ走るだけでは無く、大井貴之氏による走行の同乗と教授が受けられるコースがあるので、それにも参加します。車両の問題点に対する意見と共に、ドライビングのスキルアップに貢献できることを期待しています。本走行会の詳しい内容についてはこちらを。
リアのオーバーハング軽減を目的に、カーゴ内に積まれているものを再度検証してみました。ただ積載しているだけのものであれば走行前に降ろせば良いのですが、固定装着されていて直ぐに降ろすことが適わないものと、降ろし忘れているものが結構ありました。
また、コンプレッサー等と蓋は、単に降ろし忘れていただけなのですが、これが意外と結構な重量になる上、最もオーバーハングを増加させ易いと思われるリアタイヤの後方コーナーに積まれています。これらを降ろすだけでも効果が上がるに違いないでしょう。12月6日までには対処を終わらせたいと思っています。
|
11月14日
|
11月15日
|
11月17日
ホースを#8から#10に変更したため、最小湾曲可能半径が大きくなったのですが、バイパスブロックからサイドエアスクープ内への配管ルートについて、特に大きな変更をする必要はありませんでした。 ホース径の増大に加え、ビッグコアと大容量オイルフィルターにより、エンジンオイルは最終的に規定量の6.5リットルに1.5リットル程度を追加補充する必要がありました。オイル量が増えるのは好ましいことです。
|
11月20日
新しいオイルクーラーと電動ファンを装着してから、初の長距離走行を行って来ました。外気温が15℃程度の気候であったため、夏季の炎天下でどうなるかについての検証にはならなかったのですが、高速道路、山道、一般道をそれぞれ最大限高負荷となるように走行してみました。 @高速道路:どのような速度域においても水温は78〜87℃、油温は94℃で安定していた。 A山道:高回転域を多用して走った(と言っても一般道であるため、連続してもせいぜい数分間程度)が、水温98℃、油温98℃で安定。 B一般道:普通に流れている場合は、水温87〜94℃、油温94℃で安定していたのですが、エアコンをONにして渋滞下(歩行速度程度の連続)では、10分程度で水温が102℃、油温は105℃に達してしまいました。 何と言っても15℃と言う気温の曇り空にも関わらず水温が100℃を超えてしまったのが最大の問題点です。このままでは、30℃を超える真夏の炎天下では簡単にオーバーヒートしてしまう可能性が高いです。新しい電動ファンが能力不足であることも考えられるのであるが、エアコンをONにすると直ぐに温度上昇し始めているところを見ると、どうやらエアコンコンデンサーの発熱に大きな関係がありそうです。
また水温の上昇に伴い油温が上昇したことについても対策が必要になるのですが、サイドエアスクープ内へはラジエターの電動ファンが排出する熱風が結構な量流出してきているので、それが冷却効率を低下させてしまっている可能性があります。 そして、単にコアの大きさに拘るよりも空冷に最も効率的な位置で設置が適うように、設置場所一杯を占有している現行の34段タイプより一回り小さい25段タイプにして、その結果生まれる約6cmの余剰スペースを有効利用して効率的な冷却ができる方法論を検証します。
|
11月21日
サイドエアスクープ内に装着したオイルクーラーコアの空冷効率を向上させるため、現在の34段(286×266×51mm)サイズから、25段(286×194×51mm)に交換してみることにしました。 通風性の高いラジエター前に装着するのであれば、何と言っても34段サイズの方が有利であろうと思われるのですが、サイドエアスクープ内だと絶対装着スペースが狭いためにコアの向きに制限があり、ホィールハウス後方からの吸気しか適いません。しかし、そこからは一定以上の速度で走行しない限り有効な吸気が適いませんから、いくら冷却能力が高くても通風性が悪ければ意味は為さないことになります。 25段タイプの装着により通風性が向上し、結果として冷却能力を向上させることが適えば、25段で行くことにします。また、通風性をより効率的にするため、余剰スペースを利用してエアインテークからの通気ダクトを設置してコア表面に直接当たるようにする予定でいます。 尚、その場合34段コア(10AN)が不要となるので、ご所望される諸兄がおられれば安価で譲ります。
|
11月22日
|
11月23日
|
11月24日
|
11月25日
【水温の話】
冷却能力を向上させると同時に重要になるのは排熱処理です。現在、オイルクーラーの装着により左側のサイドエアスクープは開口して機能化されていますが、右側はPCMが鎮座しており、仮に開口しても構造上全く機能しない状態です。しかし、バッテリーの大きさが半分になって上部半分にできた余剰スペースを活用して排熱ルートをつくってみようと考えています。
|
11月26日
実際に取り付けるとなるとシートレールの互換性など種々の加工が必然になりますが、それほど大変な作業にはないと思っています。 また、無事装着が適えば、同一のフレームを製作(アルミ材を多用して極力軽量化に努める)すれば、現在市場には存在していませんが、希望者が居ると思われるRECAROシートC5コルベット装着用フレームとしてお分けできることになります。 取扱販売店からは、データが無く一人で簡単に持てる程度と言う回答しか来ませんでした。その後、A氏からの助け舟のお陰でSR-3が単体で13.5kgであることが分かりましたが、それにレールが加わるので純正シートと変らない重量になってしまうだろうとのことでした。従って運転席側にSP-Gを装着することがほぼ決定になりました。
|
11月27日
|
11月28日
|
11月29日
来年は、3月中旬に第三回走行会を開催する予定でおり、年内に少なくても4回は実施したいと思っています。
|
11月30日
今日、RECAROの販売店から出荷案内のメールが届きました。明日の午前中に到着する予定なので、順調に行けば明日中にSP-G装着が適います。 SP-G装着については、たくさんの方から物理的に可能であることや、C5用のレールを特注製作してくれることについての情報をいただきました。 感謝感激です!! |