<C5日誌>

2000年

8月6日

4日の金曜日から5日土曜日にかけて東京⇒熱海⇒三島⇒沼津⇒東京と約250kmのドライブをしてきた。行きは平日、帰りは逆方向であったことからか予想よりも道路はすいており、おかげ様で久しぶりにタイヤとブレーキパッドをたくさん減らすことが適った。山道ではやはりサスペンションが今一歩である感が強く、F45のパフォーマンスポジションでも十分ではなかった。やはりハードな走りを求めるにはZ51以上のクオリティが求められよう。高速道路でも御殿場のコーナーで16*km以上は難しく、スウェイバーの強化も必然の状況であった。2名乗車でリアハッチ内には約25kgほどの荷物が入っていたので車重前後バランス面でのリアトラクションは十分だったのだが、アンダーステアを解消するには至らなかった。アクティブハンドリングシステムが一度だけ動作したのだが、なかなか効果的なシロモノなので、競技には向かないものの、通常一般ユースでは事故防止に大きく貢献するものと思われる。2001年モデル用の第二世代品は横Gの検出もする進化を遂げているので、さらなる安定性を実現していることだろう。
エアインテークの増設は確かな効果を立証し、高速域での加速感は素晴らしかった。また猛暑炎天下にもかかわらず全てが平静を保ち、心地よい限りである。
しかし、「コラムロック」と「LOW FUEL」エラーは、都内に戻ってきてから遭遇した環八の大渋滞でちゃんと?発生した!! 「LOW…」は、一度のエンジンOFFで解消、「コラム…」も翌日のBCMのリセットで即座に解消した。両者共に発生のきっかけが過熱であることがはっきりしつつあるのだが、具体的解決策を検索することができない。A−CARSの投稿で、猛暑下の走行後、エンジンOFF直後の再始動時にコラムロックが解除されずにPASS−KEYにも異常が発生し、路上でヤナセのサービスを呼ぶという事態が出ていたが、これもおそらくはBCMユニットの過熱が原因ではないかと思われる。そういえばBCMもPCMも助手席側の床とフロントホィールカバー裏に装着されているのだが、このロケーションに問題があるのではないだろうか。
B&Bから新しいPRT(パージレスポンステクノロジー)エギゾーストシステムが発売された。これは、共鳴作用を利用して排気音の消音したい周波数と同じで逆位相の音を発生させ、相互に打ち消しあうことで消音するもので、エキパイからテールエンドまでは構造的にストレートになる。写真が小さいので分かりにくいが、左右のタイコはパージ用ボックスとして排気ルート上にT字型にイン、アウトが接続されているだけで、排気そのものはタイコを経由すること無くそのままテールエンドへと真っ直ぐ排出されているので、抵抗はゼロ。B&BのTRI-FLOマフラー同様、排気音については全米50州の規格をクリアーしている。 RM Racing社で取扱しており、価格は$995。同社のHPで大きな写真を見ることができる。詳細については、製品紹介ページを参照。

0808日

BCMが全く過熱していないにもかかわらず「コラムロック」が故障した!! 過熱による電子パーツの不良は的が外れたらしい。ただ通常はC1とC3コネクターの脱着により復活するのだが今回はC2コネクターの脱着により復帰したことから、イグニッションキーのIN/OUT信号がBCMへ正しく入力されていなかった可能性が高い。これはキーシリンダー部のスイッチとBCMへの入力部分の両方に問題があると言うことになる。一旦復活するとしばらくは何事も無かったごとく順調に動作を続けるだけに本当に始末が悪い。

08月11日

「コラムロック」は本当に何事も無かったように順調に動作中。あの立て続けに発生したときはいったい何だったのだろうかと思わせるばかり。そして燃料タンクのガソリン残量センサーエラーにより発生する「LOW FUEL」も全く影を潜めてしまった。今日などは先日故障発生した時に比べても十分暑く、そして渋滞していたのだが…。当然のことながら大量に書き込まれたDTCのエラーは全て「H」なのでリセットクリアーし、エラー発生件数はゼロとなった。RAYBRIGのマルチリフレクターライト用のシェード図に変更が出た。壁への照射ではあまり気が付かなかったのだが、路面への照射を良く見ると、若干ではあるが左右共に中央部が左右に比べて暗かったため、原因を調べたところ、シェードの奥側開口部が狭いことで、反射鏡のバルブ根元周辺への配光が不足していた。そこで開口部を後ろ方向へ現状よりも15mm広げることで解消させた。当初、近くの壁への照射により配光パターンを見ていると絶対光量が高いので気付き難いが、路面照射(実は地下駐車場内)のように一定の距離を離れて光量が低下してくることで初めて配光エリア内の光量差があることに気が付いた。

08月15日

7月のJAF出動回数が過去最多となったニュースが報じられていたが、発生故障原因のトップはエアコンの使い過ぎによるバッテリー機能障害であった。本来ならジェネレーターの発電量はエアコンやカーオーディオ等を使っても必要にして十分なだけの容量を持っているはずなのだが、渋滞による長時間のアイドリング状態とエンジンルーム内の過熱により発電機とバッテリーの能力が低下してしまったことが原因と考えられよう。過熱により能力が低下したジェネレーターは、いくらエンジンの回転を上げても発電量は増加しないので、アイドリング状態が長時間化するのを解消しても駄目で、やはりエンジンルーム内は可能な限りクールに保つことが全ての機器にとって望ましいのである。

08月17日

夕方になると夕立と言う日が続いているので、まだ暑くなりきらない午前中の作業をしている。今日はフロントをジャッキアップして配線類の点検を行った。クールエアインテークの所為で雨水や埃がエンジンルーム内へ浸入し易くなっているので、ハーネスやコネクター類の防水と劣化を防止するためコルゲートチューブを被せているが、気が付く都度に行っているのでまだ全部出来ていないことから、時々点検をしている。ハーネス、コネクター類については、エンジン下部のシャーシ上に無造作に固定されているものを全て処理した。また、電動ファン背部のハーネスにも一部コルゲートチューブの長さが足りずにむき出しになっている部分があったので処理した。エンジンからの熱を直接受けていると、例え耐熱品でも劣化速度が増す。コルゲートチューブを被せるだけで、発生熱源が高ければ高いほど効果は絶大で、エキパイ周辺の温度差は実に40℃以上にも及ぶ。ブレーキパイプの配管のうち、エキパイ近辺は全て完了していたが、運転席側から助手席側への配管が未だだったので処理した。これは板バネとラジエター下の隙間を通り抜けているのだが、狭い空間にせよアンダーから丸見えで、万が一石等が飛び込んできたり、とがったものを巻き上げてしまった際に損傷してしまう危険性がある。コルゲートチューブごときで完全に防げるものではないので、次回は防護板を取り付けようと思っている。今回コルゲートチューブの手持ちが無くなってしまったので出来なかったが、ブレーキ配管のブレーキオイルタンクからABSユニットへ向かう配管とABSからの出口付近も被せる対象になるので、これも次回の作業。使用するコルゲートチューブはパイプ径ギリギリのものでは無く、ある程度空間が空く太いものを使用することが必要。また被せたら脱落防止用に両端をコンベックス等で固定する。ブレーキオイルの過熱防止はベーパーロック防止だけではなくペダルフィーリング向上にも貢献する。

08月18日

「コラムロック」故障…。もういい加減に面倒くさくなってしまった。故障発生時の9割が同じ状況下で発生している。それは夏季の暑い中エアコンを使用してある程度の時間走行した後に駐車し、1時間程後の車内温度が上昇した状態の再始動時だ。一旦は否定したが、やはりBCMの過熱が要因である可能性大である。秋になって忙しくなったらヤナセへドック入りさせてしまおう。それまではもう壊れたまま放置かも。ユーザーで同じ故障をしている方は居ないのだろうか? どうせ修理に出すならばBCMモジュールを外して内部点検でもしてみるか…。

08月19日

結局我慢できずに「コラムロック」をリセットにより再び直してしまった。
BCMのコネクターを抜いたら接点が黴で黒ずんでいたので、研磨してから洗浄した。頑固な黴は洗浄剤だけでは取れない。果たしてこれで完治するのか? 多分また駄目だろうなぁ…。やれやれ。
製造発売元であるくせに自分の車に装着していなかったリピーターアンテナを写真撮影のためにようやく装着。本当はもっと上の方へ着けたかったのだが、ラジオアンテナ用ケーブルがあって駄目だった。

08月27日

C5仲間のHP掲載により知ったのだが、アメリカのMTI社からラムエアーインテークスクープなるものが発売されていた。写真は同社のHPに掲載されていたものだが、本品の存在を知らない段階で、すでに製作済みの新しいエアインテークとほぼ同じ発想と構造であった。唯一の違いは、私が製作したものはRM Racing社のツインフローエアインテークの形状に合わせて左右それぞれ独立した開口部を持つものになっていることだ。純正やMTI社製のエアインテークのように中央部に吸入部がある場合には、本品のように中央部に開口するほうが効果的なのだろう。
開口部面積を拡大することで、より低速でも大量のエア導入を実現できるが、その反面、エンジンルーム内への埃や雨水の浸入量が格段に増大してしまうため、相当に防塵、防水用のメッシュネットやフィルター類の設置が必要になってくる。メッシュネットはどこでも簡単に入手できるし、取り付けも容易だが、フィルターとなると通気性や防水性と吸入効率が反比例するので、種類や面積については充分な計算と試行が望まれよう。
現在、開口部面積増大化に向けてフィルター用として家電エアコンに使用されているものを流用する予定にしている。当然のことながら、定期的な清掃や交換が簡単に行えるような構造にしなければならない。

08月29日

RM Racing社が今日から9月14日までセールを開始した。興味のある方は是非どうぞ。リンク先は申込書フォームです。製品の詳細はフォーム内の製品名をクリックして下さい。
https://secure.hosting4less.com/rmnsx/c5_sale_order_form.htm