<RM Racing ツインフローエアインテークの装着> 1999年8月16日
   Installation of RM Racing Air Intake

[効果:パワーアップアイテムの筆頭。交換後直ぐにパワーアップ、レスポンス向上を体感できる。]

 
<MENU>
1.エアインテークとエアフィルターの装着/Install Air Filter and intake
2.MAFの改造/Change MAF
3.クールエアインテークの製作/Cool Air Intake Scoop
4.使用レポート


 

装着状態

エアスクープ
                                  

【注意】
本品は99年モデルに装着したものですので、97〜98年及び2000年以降モデルと詳細で違う場合があります。


必要工具:7mm,10mmソケットレンチ、プラスドライバー、カッター、60φ位のアルミラップホース、アルミ黒塗装メッシュパネル、
              ニッパ、タッピングビス(4本)



<エアインテーク及びエアフィルターの装着>

@純正エアフィルターボックス及びインテークの取り外し
 

●エアクリーナーカバーを開けてエアクリーナーを外します
Remove Air Filter box.
●エアクリーナー固定ボルト(10mm)を緩めて外し、エアクリーナーボックスを取出します。
ブローバイホースは、クリーナーボックス本体から引き抜いて外します。
Remove Air intake pipe.
●HOSセンサーとMAFセンサーの接続ケーブルを外します(コネクターにロック爪があるので注意)。
Disconnect Connector of MAF and remove MAF.

●エアクリーナーボックスとMAF及びスロットルボディ間を止めているホースバンドを緩め、MAF、インテークパイプを取り外します。

Aエアインテークの装着

●傷付防止の為、ビニール袋等でエアフィルター部分を覆い、フィルターはホースバンドを緩めてインテークから外しておきます。
●L型の固定金具を、純正エアクリーナーボックスを固定していたボルトのネジ穴の助手席側に、附属のボルトを使用して取り付けます(但し、この段階では完全に締めないこと)。

Install new Air intake and filters according to manual.

●外したMAF、インテークパイプを取り付ける(ホースバンドは付けておきますが、まだ締めません)。 ⇒MAFの改造参照
●純正エアクリーナーボックスのあった位置にエアインテークを設置し、MAFと接続します。
内部に異物等が残存していないことを確認すること。特にMAF改造をした場合には厳重注意が必要です。万一でもネジ類のような硬い金属物等が残存すると、吸い込んでエンジンを破壊してしまいます。
●エアインテークの穴に附属のゴムパッキンを付け、そこにブローバイホースを取り付けます。
●右側(運転席側)のエアクリーナーを取り付け、ホースバンドでしっかり固定します。
●左側(助手席側)は、エアクリーナーを取付け、L型固定金具をホースバンドの内側、クリーナーの外側に差し込み、ホースバンドを軽く締めておきます。
●エアフィルターの位置が左右均等の位置になるように設置して、L型固定金具ボルトを締めて固定し、さらに左側のエアクリーナー用ホースバンドを締めて固定します。⇒但し、私の場合はL型固定金具は使用していません。以下の水の侵入対策を参照。
●緩めてある各ホースバンドを締めます(締め忘れの無いように)。
●MAFとHOSセンサーのコネクターを接続します(方向を間違えないように。ロックは確実に)。ついでにコルゲートチューブを被せておくと良いでしょう。
●必要ならばホースバンド等を緩めて、各部品の取付位置の修正を行います。
●エアクリーナーに被せたカバーを外して完成です。
Install MAF and intake pipe. Connect MAF connector. Tight all hose bands.

<水の侵入対策>

写真に見えるエアフィルター上の透明プラスチックプレートは、ボンネットとフロントバンパーの隙間から水が中に流れ込みエアフィルターに直接かからないようにする為のカバーです。 K&Nエアフィルターはオイルアップされているので、些少の水は平気ですが、用心の為に着けてみました。
適当な大きさのプレートをバンパー部固定ネジに共締めするだけです。プラスチック製を使用すると熱で適当に曲がり、ボンネットとの干渉も無くなります。
このプレートにより、上部からの雨水がフィルターに直接かかるを防止できると共に、後日設置した高効率エアインテークにより、下部から導入されるフレッシュエアが含む大量の埃をエンジンルーム内に浸入させることを軽減できました。
尚、雨水の浸入そのものを防止するためのシール材を取り付ける方法もあります。
エアフィルターは、L金具で固定されても、自重の為に下部がボディ部分に若干接触気味なので、着けた水避けプレート上を流れてきた水が、フィルターの下部に直接かからないようにする為、純正の固定金具を使わず、インテーク部中央下にゴムで支柱をつくり、接着固定してフィルター部全体を上にあげました。
全体の位置が上に移動し、インテーク固定用のゴムパッキンは役に立たなくなるので、別途ボルトナットとスペーサーで固定する必要があります。
I install  plastic plates on Air Filter to avoid Water.

尚、現在では新しいMAF、エアフローダクト、スロットルボディの装着に伴い、固定方法が変更されています。



<MAFの改造> Remove mesh screen inside of MAF
 
ついでにMAFのメッシュネットを外しておくと、より効果が上がります。本来このネットの役割は、異物をインテーク内に入らないようにする為だけで、可能な限り流入効率を低下させないような構造になってはいるものの、やはり無いに越したことはありません。
実際、チューニングパーツとして市販されているMAFは全てこのネットは装着されていません。

エアフィルター以降からMAFまでの経路で、異物混入がおこる可能性は、接続ホース類に穴でも空かない限りまずあり得ないので、メインテナンス等で脱着を行った際にのみ気を付けていれば良いことになります。
メッシュネット取付側から小さいドライバー等で周辺をこじり、手前に引き出すようにして剥ぎ取ります。
差し込むドライバー類を奥まで入れ過ぎたり、反対側から手等を入れたりして、中のセンサー類を触ったり傷着けないように細心の注意をすること。又、取り去ったメッシュネットの取付部分のカス等を絶対に残存させないようにすること。
⇒尚、現在では新しい高能率MAFが取り付けられています。

Just remove mesh net inside.
Never put in and stay anything into intake.



<クールエアーインテークの製作>
 Manufacture of Cool Air Scoop
 
せっかく吸入効率がアップしたのだから、酸素を沢山含みやすい冷たいエアーを十分に与えてあげたいものです。
そこでダミーとして蓋をさ れているエアースクープに、RM RACING製を参考に、クールエアー導入用の穴と異物侵入防止用ネットを取り付けてみました。

Cut air scoop and make a hole to get cool air. Cool Air goes to Air Filter directly inside of scoop, and outside goes into Hose and leaded to Filter. Be careful to make damage to body paint. Install aluminum nets over hole and screw it up.

作業は極めて簡単。 ただ正面からカッター(但し刃の太い大型が必要)で切り取りネットを被せるだけです。
作業スペースが狭いのでカッターで周囲に傷を着けないように要注意。テーピング等をして周囲を保護してからの作業を勧めます。

尚、現在では新エアインテークが増設されています。また、その際に使用したエアフィルターをここにも使用しました。
フォグライトとネットの間にあるのは、ハイビーム用ドライブスポットライトです。



できれば本体を外してから作業したほうが安全ですが、これを外すのは結構大変な作業になります。
 

フロントアンダーエアダム両脇のアンダーカバーを外します(7mmヘッドボルト4本)。
再装着時の締付トルクは7Nm,。
Remove under plate.
ブレーキ冷却ダクトを外します(インレット側を抜いてから90度回して、ホィールカバー側のロックを外して抜き出します)。
Remove brake cooling duct(Turn 90 degrees).
できた隙間からフォグランプを外します(ランプ本体の上にある10mmヘッドボルト)。
Remove Fog lamp.
ようやくスクープ両端の固定ボルトが外せます。しかも両サイドなので、本作業を2回行うことになります。
再装着時の締付トルクは7Nm

Remove Air Scoop.

実はヘッドライトユニットを外すと、開口部から手を入れて、同じ作業を下からではなく上から行うことが可能です。これならジャッキアップも不要です。
どちらが簡単で楽であるかは選ぶ人の主観です。外し方は以下の通りです。
It's possible to access air scoop to remove head light unit.
 

ヘッドライトをマニュアルポップアップノブを回して上げ、両側面のビス3本を外し、ヘッドライト表面カバーを外します。
カバーは、図のように上中央部(3)が2の部分に差し込まれているので、最初にこの部分を手前に引いて外し、それから両脇を左右に少し広げて手前斜め上方向に引き出します。
非常に狭い隙間から引き出す作業なので、周囲に擦れてボディに傷を着けてしまいわないように注意。
再装着時の締付トルクは1.9Nm
Remove head light mask.

両脇にそれぞれ1本と後部に2本あるトルクスネジをはずし、ヘッドライトボディカバーを外します。
外したカバーは、ボディパーツと同じ塗装品なので、傷を着けないよう慎重に保管します。
再装着時の締付トルクは、1.9Nm
Remove head light cover.
ヘッドライトハウジング上のヘッドライトカバー固定プレートを外します。
4本のトルクスタッピングで固定されていますが、このプレートの固定位置がヘッドライトカバーの固定位置を決定するので、外す前に位置関係を正確にマーキングして、再装着時にずれないようにします。再装着時の締付トルクは、1.9Nm
ヘッドライトを固定しているボルト(ヘッド10mm。内側1本、外側2本)を外して、ヘッドライトを外します。
ボルトは、ヘッドライトの裏側から固定されているので、小さなソケットレンチが必要です。
ネジを緩めている過程で、ヘッドライトが下に落ちてくるので、支えながら行うこと。
ヘッドライトが外れたら、配線コネクターを外してヘッドライトを取り出します。再装着時の締付トルクは、10Nm
Remove head light housing.
ヘッドライト開閉用モーターへの配線コネクターを外します。
Disconnect head light motor line.
ヘッドライトハウジング全体をボディに固定するボルト(10mmヘッド、内側2本、奥側2本)を外すと、ヘッドライトユニット全体が取り出せます。再装着時の締付トルクは、20Nm
Remove 4 bolts(side and back) and remove head light unit.
 

●エアスクープの上から、アルミ製の黒塗装メッシュプレート(東急ハンズや秋葉原で手に入ります)を、開けた穴を覆う大きさに切って曲線に合せて曲げて圧着し、正面からタッピングビスで固定すれば完成です。
Install mesh plate on air scoop holes.
エアスクープの外側(フォグランプ側)は、空気流入経路として然程効果的で無い上、背後に配線類が有ることから、60φ程度のアルミラップホースを設置して、エアクリーナーの位置まで通しました(このホースも東急ハンズで手に入ります)。
これにより、雨・埃等が直接エンジンルーム内に入ることなく、吸入エアーが有効的にエアクリーナーへと到達することができるようになりました。
●本作業時のついでに、各配線類の内、何故かコルゲートチューブが被っていないケーブルが何本かあるので、被せておくと良いでしょう。
●現在では、さらなる吸入効率増大をめざし、新しいエアインテークを設置しました。⇒NEWエアインテーク製作(Install New Air intake)



<使用レポート>

●装着前に比べて特に大きく変わったと感じるところは、アクセル開度に対するレスポンスが向上したことです。
従って、アクセルを踏み込んだ瞬間からビッグトルクが感じられるようになり、C4に比べ全般に穏やかさが優先されアメ車らしかなぬと言われたC5ですが、汚名返上と言ったところでしょうか。また、トップエンドでのハイパワーは、ますます磨きがかかりました。
元々K&Nの純正リプレイス型エアフィルターを使用していたので、今回の性能向上は、単にエアフィルターの吸入効率が上がっただけではなく、微妙なカーブを描く極太のエアインテークによる流入が効果をあげているようです。
●何度かあった雨天時の走行や洗車時にも、プラスチックカバーが効いたようで、エアフィルターは全く濡れたり汚れたりせずに済んでいます。
●B&Bトライフローマフラーの装着により、アウト側のチューンアップも行われ、パワーアップに尚一層磨きがかかっています。

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