RM Racing JAPAN

トップページへ戻る
前月へ 最新へ 次月へ

<C5日誌>「赤枠で表示されている画像は、マウスポインターを置くと別の画像が表示されます」

2004年

10月9日

9月24日から、海外出張を含めて休み無く続いた仕事も峠を越え、残すところ2日で終了となります。今日、大型台風直撃による暴風雨の最中、ようやく我が家へ辿り着きました。明日は札幌へ行きます。飛行機が無事着陸出来ることを望んで止みません。
壊れたベアリング スーパーチャージャーの壊れたベアリング交換作業のため、先月22日以来KMクラフトガレージさんにお邪魔をし続けているC5は既にベアリング交換が終わり、組み込み作業が進んでいるとのことで、明日辺りにはエンジンに火が入るとのことでした。
中間報告では、やはりベアリング内部の複列に配置されたボールが隔壁を破って飛び出しており、ボールは傷だらけだったそうです。
ベアリングメーカーとして世界的に著名なNSKの方が提言されていた通り、このタイプのベアリングが、7000rpmを超える回転部分に使用することが到底出来ないことが明確にうかがえました。
作業の詳細については、12日に予定している車両引取以降に改めて報告いたします。
オイルキャッチタンク 今回、加給器ユニットを分解した際に、少々多めのエンジンオイルがインテーク内に付着していました。
ブローバイが原因のようです。そこで、セオリーに従いオイルキャッチタンクを装着することにしました。
少しばかり大きいもの(1L)を買ってしまったようで、KMクラフトガレージさんで装着場所を模索していただいております。

YOKOHAMA ADVAN A048 Sタイヤで著名なYOKOHAMA ADVAN A048に、315/30/18サイズ(MH)がラインナップしました。
今だ入手不能なピレリコルサの替わりとして、10月22日開催の第4回エビスサーキット東コース走行会で使ってみようかと思っています。

10月12日

KMクラフトガレージさんの作業は既に終了しているのですが、残念ながら今日は引き取りに行ける状況にありませんでした。
22日の走行会に向けての準備もありますから、16日には行きたいと願っています。
状況報告によれば、ベアリングの交換により、とっても静かになってくれたとのことです。思い起こせば、装着直後から少しずつ音が大きくなって行ったことは確かなことですから、ガラガラと言う音が少しでも聞こえてきたら、ベアリングの寿命が間もなく尽きると言う知らせになります。
この音が出ている状態で稼動を続けると、或る日突然音が凄まじくなり、その後は、割れて変形したベアリングのボールが隔壁を破って外へ飛び出て来ます。そして、加給器ユニットを回す軸がずれてハウジングを壊してしまい、修復不能状態となって、ご臨終です。
だからと言って何か対策があるわけでは無く、本体を解体して加工した適合品に交換する以外に手の打ちようが無いところが問題ですね・・・。
また、ドライブギアハウジング内に充填してあるオイルも定期的な交換を行う必然性がありますから、排出口及び注入口を設ける必要もあります。
RM Racing JAPANでは、今回の私のトラブル発生原因が、製品の構成部品そのものの根本的欠陥であることを考慮し、改善が製造元で行われない限り、当面販売を中止することになりました。
那須モータースポーツランド 寂しいニュースを一つ・・・。
もう既にHP等で知っている方も居ると思いますが、慣れ親しんで来た那須モータースポーツランドが今年一杯で休業となります。これは改装工事等のためでは無く、閉鎖のようです。
11月分の貸切申込は既に締切となってしまったので、12月の開催に向けて予定を調整しておりますが、皆さん考えることは同じようで、現時点でかなりの貸切申込が入っており、実現は難しいかもしれません。

10月9日に告知したA048の315/30/18ですが、現時点で在庫がゼロであるため、22日に履けるかどうかが微妙になっています・・・。

10月17日

約一ヶ月振りに、日中だけですが休みが取れました。
そこで、KMクラフトガレージさんに預けっぱなしになっていたC5を、ようやく引き取りに行きました。
オイルキャッチタンク オイルキャッチタンクは、装着スペースの制約から半分程度の大きさに溶接加工していただいたカスタムメイド品の装着となりました。
壊れたベアリング これが破損したベアリングです。
やはり複列アンギュラ球タイプで、ボールはプラスチック製のサポートに装着されていました。
これでは、見た目だけでも到底高回転に耐えられるもので無いことがはっきり判ります。
限界を超えた回転によりボールがプラスチック製サポートから外れて変形し、ボールが接する軸部分の外周は傷だらけになっていました。このまま回転を継続させていたら、ボールが外に飛び出してシャフトが偏芯回転してしまい、取り返しの付かない状態になっていたかもしれません。
どう低めに見ても7000rpm以上回転する軸受部分に、何故このタイプのベアリングが標準装着されていたのかについては、今後メーカーに対し、問い質して行くつもりです。
新しいベアリング 新しく交換したベアリングは単列タイプで、常用回転数が20000rpmのものです。
このタイプで厚さが22mmのものは日本市場には製品として存在しておらず、16mmのみですから、このまま装着するわけには行きません。
カラー製作 そこで、壊れたベアリングのハウジングを切断してカラーとして使いました。
鋼鉄製のハウジングを正確無比に切断するのは、とても大変なことです。
KMクラフトガレージさんでも、この切断を引き受けてくれる工業所を何軒か廻り、出来るところを見付けていただきました。
メインテナンスキット 加給器をドライブするシャフトはギアに接続され、ギアがある部分は独立したハウジングになっており、そこにはオイルが充填されています。そして、Magnuson社には、このオイルを交換するためのキットがありました。
オイル、シャフトとギアを接続しているカプラー、密閉性を高めるための液体ガスケット、そしてオイル注入口に装着してあるボルトがセットになっています。
本メインテナンスキットを使用するに際して、加給器ユニットを分解したことで発生する、いかなる障害に対しても保証はされない旨の通告書が入っていましたから、一定の期間使用した後にメーカーや指定販売店等で行われる点検の時に利用するもののようです。
今回は、これらの部品については特にダメージも劣化も無かったので、交換は行いませんでした。
ギアオイル オイルは付属していたものでは量が少ないと判断したため、マニュアルミッション用の5W30(GM純正)オイルを250cc使用しました。この量で、ちょうどオイル注入口の下限となっています。
そして、今後の定期交換に備えて、ドレンボルト(入替画像の←部分)も装着していただきました。
エンジンルームビュー エンジンの音は、純正状態とほとんど変わらない程度になりましたから、どうやら装着直後からベアリングが駄目になっていたようです。勿論、振動もありません。
そして、Borla Stingerの排気音が大きくはっきりと聞こえるようになりましたから、いかに今まで凄まじい音を発していたかが良く判りました。
特に、加給が始まった時に発する排気音の変化は、なかなか聞き応えのあるものです。
今回も、またまたKMクラフトガレージさんにはお世話になりました。ありがとうございました。

10月22日

第4回エビスサーキット走行会 第4回エビスサーキット東コース走行会を開催しました。
台風一過の好天に恵まれ、直射日光下では暑いくらいでした。外気温も21℃と少々高くなりましたが、心地よい秋風が吹く中、楽しむことが出来ました。
10周ほどの全開走行で、水温・油温は105℃を維持していましたが、ATF温度は残念ながら115℃に達してしまいました。やはり強大なパワーを受け続けるためには、現状のATFクーラーでは役不足のようです。
クーリング走行をすれば直ぐに低下するので通気性の問題では無く、冷却能力の問題であると判断したため、エンジンオイルクーラーと同サイズのコアに換装してみることにしました。
エンジンビュー スーパーチャージャー装着以降、走行会の度に何かトラブルを起こしていましたが、今回ようやく何等トラブル無く35周を走り、さらに終了後も無事に帰宅することが出来ました。
周回中は、ほぼ全域に渡って4000〜6400rpmを維持する走行ですが、交換したベアリングは快調で、異音振動等の発生は全くありませんでした。
また、ようやく本来のパワーを発揮することが適ったことで、ラップタイムを2秒短縮出来ました。

10月24日

ATFクーラーコア換装 ATFクーラーコアを19段から25段に換装しました。
これまで(入替り画像)より6段増えた分は下側へ飛び出る形にして、フロントエアインレットからの通気が当たるようにしています。
横幅は同じですから、単に接続ホースを外して、新しいクーラーコアにATFを充填してからつなぎ換えただけの簡単作業ですが、装着場所にアクセスするために、あれこれと外さなければならないものがたくさんあったため、2時間ほど費やしてしまいました。
効果がどの程度期待できるかは、11月19日の第5回エビスサーキット東コース走行会で検証することになります。
ATFの冷却効果向上が最大のポイントですが、それと共にラジエターへの直接通気面積が若干減少していますから、水温管理への影響も重要なポイントになるかもしれません。
これでもなおATF温度が上昇してしまった場合、並びに水温管理に影響が出てしまった場合は、インタークーラーコア前面に電動ファン装着を考えています。

AutoBahnミラービュー 掲示板で問い合わせのあった、アルファプログレス社のアウトバーン広角ミラーを取り付けてみました。
純正ミラーの上から両面テープで貼り付けるタイプなので、ミラー内蔵のくもり止め熱線は効果が無くなってしまいますが、視野角が上下左右共に大きく広がります。
特に運転席側は効果が大で、ボディラインが見える位置にセットしても、高速道路なら2車線隣まで見えます。また、車庫入等で路面の白線を認識したい時でも、そのままの位置で十分に見えるようになっています。
型取りした元紙の精度が悪かった所為だと思いますが、若干大きさが違っていました。この程度であれば十分許容範囲であると思いますが、気になる場合は自分で正確な型紙をつくって送れば、それを元につくっていただけるとのことです。
ちなみに、ミラーは両面テープでガッチリ接着されてしまうので、一旦着けたら、純正ミラーを壊す覚悟が無い限り、もう外すことは出来ないでしょう。

10月26日

エビスサーキット東コースにて 11月19日(金)及び12月17日(金)に、エビスサーキット東コースで走行会を開催いたします。
本走行会をもって本年度は終了となりますので、参加を希望される方は、お見逃し無く。
参加申込をされる方は、こちらからどうぞ。
尚、2005年度の開催は、4月からを予定しております。

K氏から、10月22日のエビスサーキット東コース走行会における私の走行中の写真を送っていただきましたので、走行会レポートにアップしました。ありがとうございます。
那須モータースポーツランド 那須モータースポーツランドが年内をもって休業となってしまうことは、既にご存知のことと思います。
これまで7回にわたって走行会を開催させていただき、大変お世話になりました。

そこで、これまでの感謝の意味も込め、急遽、12月8日(水)の午後に、那須モータースポーツランドラストラン走行会を開催することにしました。
那須に慣れ親しんできた皆さんの参加をお待ちしております。

【ご注意:今回の走行につきましては、サーキット側より排気音の騒音規制値に対する強い厳守要請があります。参加車両は必ずマフラー(消音器)を装着し、騒音規制値以下にして下さい。直管等で規制値を超えている車両は、走行許諾が得られません。また、許諾が得られずに走行が出来なかった場合でも、参加費の払い戻しは出来ません。】

11月16日に「ツインリンクもてぎ」のフルコースで開催される走行会を申し込みました。
前回はATF温度管理の問題で存分に走ることが出来ませんでしたが、今回は行けるのではないかと期待しています。

10月27日

K氏のお誘いを受けて、11月3日開催の「もてぎストリートシュートアウト」に参加することにしました。私にとっては、初のドラッグになります。
今回は競うと言うよりは、どのくらいのタイムで走れるのかが興味の的です。

10月31日

エアダクト装着 コア数を19段から25段へ6段増大したATFクーラーコアですが、フロントエアインレットからの吸気をより効率的に導入させるために、BILLION製アルミダクト(10mm径)を設置しました。
左と中央2本のダクト背部にATFクーラーコアが有ります。右の1本はオマケです(笑)。

PUSHタイプの8インチ電動ファンであれば、インタークーラーコアの前面に装着出来そうだったのですが、重量及び消費電力の増加となりますから、まずはこれで効果を試してみることにしました。
アンダーフィン装着 また、ATFクーラーコアを大型化したことで水温管理の問題が発覚する可能性に対処するため、これまでフロントからだけに頼っていたラジエターへの吸気をフロントスポイラーの下側からも行えるように、純正のアンダーフィンを加工して装着しました。
勿論、吸入口が必要ですからアンダーカバーは撤去しましたが、もしかすると、短くしたものを装着しておいた方が良いのかもしれません。
実はこれ、単に純正状態と同じになっただけです・・・。但し、純正はここまで位置が下ではありません。

正面から見ると、フロントスポイラーより5cmほどフィンが下に飛び出て(入替り画像)、下側からの吸気をラジエターへ導入してくれます。

ウルトラシール 前回のエビスサーキット東コース走行会で、リアタイヤに小さな釘が刺さっているのを発見しました。幸い、外皮に横向きに刺さっていたため、抜いてもエア漏れは無く、その後も走行を継続することが適いました。
しかし、以前、筑波へ向かう日の朝にリアタイヤに木ネジが垂直に刺さっていて、パンクしていたことがありました。その場で別のタイヤに交換して事無きを得ましたが、これが出先で発覚した場合は、走行は勿論のこと、帰宅すら出来ない状態になってしまいます。
そこで、非常用対策として、ウルトラシールと言う、パンク防止剤を購入しました。
これは、本来、予めタイヤに充填しておくと、釘等が刺さっても、パンクすることを防止するもので、修理剤では無く防止剤です。しかし、釘等がタイヤに刺さって穴があくと、そこから漏れ出る空気と共に溶剤が出て硬化し、さらに熱が加わると穴を完全に塞いでくれるものですから、パンクが発覚した時点で充填しても、効果があるものと思います。
この製品なら充填しても、ホィールやタイヤにダメージを与えてしまうことは無さそうです。
但し、充填するにあたっては、タイヤの空気を抜き、エアバルブを外してから行う必要がありますので、瞬間修理と言うわけには行きませんが・・・。
C5には、同系のパンク修理剤とエアコンプレッサーのキットが標準装備されていますが、修理剤には使用可能期限がありますから、期限を過ぎている場合は、こちらの製品を代替で装備しておくと良いと思います。

BILLION社ホームページへ パワーステアリングフルードの添加剤で、BILLION製リニアステアと言う製品が販売されています。
温度上昇を抑えて、フルードの噴出し防止に効果があるとのことですので、早速注入をしてみました。
はじめから添加剤を含んだ競技用の100%化学合成フルードも市販されていますが、全フルードの交換を行うのは面倒ですから、当面はこちらに頼ることにしました。
キットには、フルードを抜き取るためのスポイトと、抜き取ったフルードを入れるボトルも入っています。

ADVAN A048 315/30/18 & 265/35/18 ADVAN A048の315/30/18(MH)がようやく入荷しましたので、フロント用265/35/18と共に、「車工房リキ」さんで早速装着していただきました。写真の左側が315、右側が265です。
11月16日の「もてぎ」、又は、11月19日のエビスサーキット東コース走行会でデビューさせる予定です。ピレリコルサとの比較が楽しみです。
315サイズのA048は生産量が大変少ないようで、入手にはかなり時間がかかるそうです。
大変嬉しいことに、車工房リキさんでは次回用として、あと2本を在庫していただいてます
BS RE55S 285/30/18 A048の装着により、7月22日の那須で3分の1ほど減ったBS RE55S(285/30/18)が2本余っています。
一度使用したSタイヤは使用可能期限が短くなる(3ヶ月程度と聞き及んでいます)ので、遅くても年内には使い切らねばなりませんが、装着させるホィールが今のところ手元にありません・・・。

どなたか欲しい方はいらっしゃるでしょうか。勿論、送料だけ負担していただければ無償です。
但し、使用可能期限が既に到来しており、本来の性能を発揮してくれないかもしれませんが・・・。
溝の残り具合は、入替り画像を参考にして下さい。→掲載直後ですが、早速嫁入り先が決まってしまいました(10月31日)。

前月へ このページのトップへ 次月へ
トップページへ