<C5日誌>

2001年

10月 7日

LEDテールライトの装着方向が、少々上を向き過ぎていることが判明しました。広く大きいホテルの駐車場で、2m程離れた壁面を、地上から2mも上を照らしているのに気が付いたからです。純正のテールライトは確かに反射鏡の向きが表面レンズの傾斜に比べて角度が着けられていますが、LEDテールライトはLEDの装着方向が表面レンズと水平になっているために、純正と同じ表面レンズ傾斜で取り付けてしまうと、当然の結果として照射方向が上を向いてしまうのでした。正しい方向で装着すると、テールライトの表面はボディの傾斜に対して下側が奥に入り、上側が手前に出て来ることになります。そして実はこの装着方向は製品をそのまま純正品とリプレイスしたときと同じ状態であったことが判明しました!!

10月14日

いったい何が理由なのだろうか良く分からないのですが、渋谷地下駐車場に留めておいた間にリアの親水性フィルムに傷を着けられてしまいました。先の尖ったもので約40cmに渡って削られていました。幸いボディ等他の部分には傷を着けられてはいないだけに、全く不可解です。
貼り直せばそれで済むものですから、良いのですが、そこへ傷を着けようとボディ脇から体を押し着けて行った痕を示す汚れが、はっきりと付着していました。
それともグラスマウントアンテナを取ろうと思ったのでしょうか。このアンテナを取ろうとしても並大抵の方法で外すことは出来ないので、その作業過程で傷が着いてしまったのでしょうか。
いずれにしても妙な輩の仕業です。フィルムを剥がして再度貼る作業のことを考えると、たかがグラスマウントアンテナ1本ごとき、いくらでもあげるのにと思ってしまいました。

RM Racing JAPANよりニュースを一つ。最後となるRM Racing純正ブレーキパッド(シム、磨耗警報爪付き・フロント/リアセット)ワンセットと、B&B、PRTスピードウェイチップ付きマフラーワンセットが即納状態で在庫有りです。勿論、新品未使用品。通常は注文から受取まで最低2週間程度が必要ですが、本品については注文後2日以内に受取可能。価格はパッドが\44,000.、マフラーが\158,000.、いずれも消費税、国内送料別。ご所望の方は、RM Racing JAPAN 又は、私宛にメールをどうぞ。

⇒ブレーキパッドは、US、JAPAN共に在庫処分が完了しました(12月6日)。
またUS製LEDテールライトのウィンカー用LED装着及びスイッチングレギュレーター点灯方式に改造したものをRM Racing JAPANにて発売します。予定価格は、フラッシャーリレー付き4灯セットで \150,000.。装着は完全な純正リプレイスタイプ。問い合わせはRM Racing JAPANまで。

10月27日

第35回東京モーターショウが開催されました。特別にプレスパスを手に入れてもらったお陰で一般公開に先立ってC5の2002年モデルを取材してきました。
際立って新しい部分は見られませんでしたが、細かい部分で改良が加えられていました。詳しい内容についてはこちらへ

11月 3日

今週月曜日にひいてしまった風邪がなかなか治らず、未だ引き摺っている始末です。10月初頭から全く休みが取れなかったことも原因の一つかもしれませんね。その所為か、車関係の作業は全て小康状態に陥っています。
北海道在住のC5仲間から写真が届いたので、紹介させていただきます。
北海道は一年のうち約4ヶ月以上は雪道に閉ざされて思いのままにC5をドライブすることが難しい環境ですが、元気にカスタマイズされています。
冬季以外はまさにヨーロッパやカリフォルニア郊外と同じように、延々と続く自然界の中を思いのままに駆け巡ることが適う北海道のドライブは、たとえ数ヶ月間乗れない時期があってもそれを十分に補うほど価値のある環境ではないかと、都会に住む人間にとっては羨ましい限りです。機会があれば是非自分のC5を連れて訪れてみたいと思っています。
詳細については、こちらをどうぞ。

12月 4日

迫り来る寒さと共に、車いじりをしなくなります。昨年は極寒の中でも結構作業をしていたことを覚えているのですが、ここにきて新たに行おうという気持ちを起こさせるアイテムが無くなってしまった所為もあるのでしょうか。
11月22〜24日にかけて清里へ行きました。久し振りの遠出になりましたが、さすがにこの時期、混んでいるはずも無く、10数台すれ違ったり追い越したりする程度で、八ヶ岳高原道路を豪快に楽しんで来ました。HOTCHKISのスウェイバーが優れたコーナリング時の姿勢安定を供与してくれるのですが、やはり4輪が路面の凹凸を確実に捉えて追従しきれているとは感じ切れませんでした。
パワーが既に足回りを上回っていることは確実なので、やはり何か対策を講じる必要がありますね。
West Coast Corvette社からも、ようやくC5用コイルオーバーサスペンションキットが発売されました。価格は、US$1,295.です。
純正のリーフスプリングと比べ、どの程度優れた特性と走りを実現できるのかは、装着してみないことには分からないのですが、メーカーのコメントによれば、レースカー用に開発されたものと豪語しているので、サーキット走行に興味の有る方にはお薦めかもしれません。
若干の不安があるのは、リア用のマウントスペースです。見た目には、ジャッキアップした際、純正のショックの太さが装着スペースとしてギリギリであるため、果たしてコイルの太さを許容できるかどうかが疑わしいのです。場合によってはジャッキアップ時にAアームと接触する可能性を否定できません。
また、F45装着車への装着にあたっての問題点も解消していないので、残念ながら現段階では未だ装着を実施するつもりはありません。
未だ置き去りになっているリアウィングも、年末年始休暇を利用して塗装し、年明け早々にも装着をする予定です。高速直進安定性について現状でも大きな不満は無いのですが、100km/hを過ぎた辺りからリアウィングの効果による安定性の増加は、実に頼もしいものがあります。

12月 9日

ナビ用のDVD-ROMがバージョンアップしたので早速インストールしました。
機能面での大きな変化はありませんが、地図が更新され、より広い地域において詳細な地図表示ができるようになったと共に、一方通行表示機能が強化されました。
ついでにDTCエラー表示を見ました。10 PCM:P1431、40 BCM:B2578,B2583,B2723、A1 RDCM:B2263、A6 SCM:B2607,U1064、いずれも「H」で出ていました。
P1431は、燃料センサー2の信号異常があったことを示していたので、前回左側のセンサー1に続き、右側のセンサー2のコネクターの清掃を実施しました。BCMエラーのB2578,B2583は、ウィンカーモニター回路の電圧短絡エラーですが、おそらくリアウィンカーをLED化した際に取り付けたフラッシャーリレーが原因ででしょう。B2723は、3つあるPASS-KEY回路の異常のうちの一つが異常をしたしているエラーですが、何故発生したか原因は不明です。それ以外は何かの瞬間に一過性で発生した程度のものであると判断しています。
さすがに今日は寒い上に北風が強く吹いていたので、洗車は諦めです。
11月23日に行った清里高原ハイランドホテルの廊下にあった花。とても貴重な美しい花であるばかりか、アケビのツルで編んだ籠が素晴らしいですね。
建物そのものも大変クラシックな趣きがあり、大人の隠れ家と言った様相です。
是非また訪れてみたいと思っています。
RM Racing社のブレーキパッドは製造販売中止となりましたが、製造元から連絡が有り、製品はHAWK社にてOEM製造されていたものなので、同社の製品の中で、競技用として設定されているものが該当品とのことです。
RM Racing社の販売価格よりはかなり高くなってしまうのが残念ですが、他に相当品が見つからない以上は仕方無いですね。
ちなみに型番と価格は、HAWK HT-10 コンパウンド フロント用:US$249.95  Rear用:US$175.00 です。
暖冬の所為か、ここ2年ばかりは東京に大雪が降って数日間雪が路上に残るようなことが無いのですが、冬になると、出先で万一の降雪や凍結に遭うことが無いとは言えません。また、東京以北の雪国に在住のC5オーナーも居ますから、冬季用タイヤは必然性があります。しかし、現状でC5のホィールにベストマッチするサイズのスタッドレスタイヤは、Goodyear社から発売されているEAGLE MS EMTしか見当たりません。
これは、C5用として製造されているものらしく、245-45-17と275-40-18の2サイズのみです。
ただ残念なのは、日本グッドイヤー社では正式に輸入販売されていないようで、現在、同社に購入ルートについて問い合わせ中です。
冬季の降雪の中、C5をドライブすること自体が常識沙汰では無いと言われる諸兄もおられるでしょうが、米国の北部やカナダでは、セカンドカーだから冬季には乗らないということは無く、高度なトラクションコントロールとABSの助けを借りて、結構沢山のユーザーが雪道を走っています。
フロントヘビーなFRで、スロットルを開けた瞬間から爆発的なパワーを発生してしまう昔のアメリカ車ならまだしも、高度に進化したC5であれば、4WD車のようには行かないまでも、普通のFR車やFF車と同程度の走りが許容されるのではないかと期待しています。
どなたか本製品の購入先をご存知の方がいらっしゃれば、是非ご一報いただければ幸いです。

ブリジストンのエクスペディアS03シリーズに、C5に適合するサイズが登場しました。これまでリアの18インチはあったのですが、フロントの17インチがありませんでした。S02は、以前C4の時に使用した経験がありますが、なかなか優れたタイヤでした。Goodyear EAGLE F1 GSも大変優れたタイヤですが、是非機会があれば比較してみたいですね。
少々気の早い話ですが、来年の装着品候補を考えています。来年4月が車検なので、車検に対応しない製品の取付は控えなければなりません。
従って、前述のコイルオーバーサスペンションを含めて5月以降の実施になるでしょう。
研磨されたポートとチタン製のバルブをもったヘッドブロックと、高回転対応のカムシャフトの組み合わせは、インテーク系とエギゾースト系のチューニングが施された場合に、425HPを発生させると言います。価格はUS$2,595.
但し、装着にあたってシミュレーションをした結果、その作業工程は膨大なものになることが解りました。特にクランクシャフトの交換を行うに際しては、少なくてもエンジンを降ろすか、ラジエターアッセンブリーを全て取り外さない限りは実行不能な上、特殊専用工具も必然なので、当面はお預けにして、ヘッドブロックだけの交換になるのでしょうか。
興味のある方はこちらの作業シミュレーションをご覧下さい。
ヘッドブロックだけの交換となれば、こちらのUS$1,850.が候補です。別途チューニングされた高回転型カムシャフトとの組み合わせを推奨しているものの、単体の使用でも効果が得られるようです。
パワーアップすれば、それに対応できるだけの制動力は必然です。そこで、BEAR社から発売されたフロント6ピストン、リア4ピストンの強力なブレーキキットの装着が候補となります。価格は、US$6,499.95!!
マフラーメーカーとして著名なBorla社からは、Z06に習ってチタン製マフラーが発売されています。
しかし、その価格はUS$2,195!!
今後、他のメーカーからも追従発売されるかもしれません。
軽量な上、耐久性、耐熱性に優れていることは間違い無いのですが、本品の装着を行うつもりはありません。

12月 10日

昨日お知らせしたC5専用のスタッドレスタイヤですが、やはり大雪とまでは行かないまでも凍結路と雪道を走行せざるを得ない環境に居られるC5オーナーの方が何人かおられることが、問い合わせメールにより判明しました。現在、米国の販売店を含めた数社に対しても問い合わせをしているので、具体的な価格が判明次第報告しますが、運賃の問題があるので、もし何人かの方が購入する意志を表示してもらえれば、単価を下げることが適うので、是非、連絡を下さい。
尚、夏用の純正装着タイヤであるEAGLE F1 GSが4本で約17万円(米国現地販売価格、$1=125円で算出)ですから、それより安価になることはありませんので、ご承知置き下さい。

12月 12日

RM Racing社製ブレーキパッドと同等の性能を持つHAWK社製に別の規格品がありました。しかも価格は圧倒的に安いです。HP Plusと言うレース用コンパウンドを使用したもので、フロントUS$120、リアUS$77。まさか一枚の値段では無いと思います。
また、前記したスタッドレスタイヤも、フロントがUS$295、リアがUS$342であることが判明しました。どちらも送料を含んでいないので、最終的な価格は未だ判らないのですが、大きさと重さを考える限り、パッドは前後セットで約4万円程度、タイヤは4本で20万円程度になるものと思われます。ちなみに両者共にこちらのHPから情報を得ました

12月 14日

いよいよ年末を控え、大掃除の時期になりましたが、RM Racing社のブレーキパッド装着によってHAWK社製のAutocrossパッドが余っています。使用はせいぜい数百km程度なので、どなたかご所望の方があればお譲りしたいのでご連絡を。勿論、送料だけをご負担いただければ結構です。また、純正のブレーキローターも一台分、純正パッドと共に余っているので、消耗品交換用としてご要望があれば、そちらもお譲りします。

12月 15日

14日(前日)に告知したHAWK社パッドと純正ブレーキローターの嫁入り先がもう決まってしまいました。早い者勝ちであったため、ご所望していただいたにもかかわらず、お譲りすることが適わなかった皆様にはお詫び申し上げます。
純正品については、まだ沢山のものが残っているのですが、来年4月の車検時に、万一でも通すことができないものがあった場合に備えて、しばらくは保管して置かなければなりません。車検終了以降、問題が無かった部分については全てガレージセールを行う予定でいます。
日本Goodyear社からは、 EAGLE  M+S EMTの件について未だ回答がありません。米国のタイヤ専門販売店から返事が来て、4本セット航空便運賃込みで、約20万円(US$1575)程度になりました。タイヤだけの現地販売価格が17万円程度ですから、思ったよりも高額にはならないのですが、いざ注文となると、果たして本当にこれだけの出費をする価値があるのだろうかと、やや迷いが出てしまうのは私だけでは無いでしょう。
むしろF45対策が解消していないものの、ほぼ同価格であるコイルオーバーショックや、チューンドヘッドブロックに目が向いています。

12月 22日

純正ブレーキパッドも嫁入り先が決まったことで、今回の処分品は全て無くなりました。20日、一週間振りに会社のパソコンを起動したところ、ウィルスを含んだメールにより感染していたことが発覚、ウィルスを含んでいた添付ファイルは事前削除されたものの、意味の無いメールが一部の人宛に自動配信されてしまいました。アドレス帳の「A」から18件目辺りで様子がおかしいことに気がつき、その時点で接続を遮断し、アンチウィルスを行いました。
しかし、ウィルスが潜り込んでいた場所がOSの根幹を構成する部分であったため、そこが壊れて一切のアプリケーションの起動が出来なくなり、パソコンの全機能が停止しました。
リカバリーを行うために、同日から21日一杯までかかってしまい、やらなければならなかったことの多くが出来ず終いになってしまいました。
今やコンピューターの処理機能抜きにして業務の大半が成立を見ない時代だけに、今般のウィルス被害については改めてショックを受けました。
日頃からバックアップ用に複数のパソコンにデータを保存したりCD-RWに書き込みをしたりしていたので、データを全て喪失することはありませんでしたが、毎日保存作業をしているわけではないのと、ここ数週間程多忙で保存作業を怠っていたことから、この間のデータは全て喪失してしまいました。
ウィルスは除去されたと思われるものの、リカバリーディスクで再インストールしても復旧できなかったため、結局被害を受けたパソコンのハードディスクそのものを撤去し、別の容量アップしたバックアップ用ハードディスクに付け替えを行うことで対処しました。
今般の事態で何よりも問題だったのは、一週間近くもの間、全く起動せずにいたことです。長い時間起動せずにいると、起動した途端に多量のメールが受信されて来るのですが、その中にウィルスが含まれていても、一つずつ順番に中身を確認していく過程で、いつのまにかウィルスは居場所を移動して活動を開始してしまいます。会社のサーバーの管理におけるセキュリティについては十分な配慮を行い、最新のシステム提供サービスを受けているのですが、個人用については通常のプロバイダー経由なので、どうやらそこから侵入してしまったようです。
この一ヶ月間、当たり前のように毎日ウィルスを含んだメールと思われるものが配信され、事前にウィルス削除された旨の通知が到着していたので、少々慣れてしまっていたのかもしれません。ここでもう一度対策を含め、慎重な対応をせねばなりませんね。
さて、日本Goodyear社からようやく返事が来ました。勿論、日本販売はしていないし、する予定もつもりも無いとのことです。また日本で通常言うスタッドレスタイヤとは規格が違うと言ってました。それが具体的にどういう意味なのか私には理解できなかったのですが、このタイヤが2サイズしか設定が無く、C5専用以外の何物でもないことは明らかである以上、いったい何が問題だというのでしょうか。
また今回、回答を得たUSのタイヤ販売会社は、何故か銀行振込による全額前払いを要求しています。つまりクレジットカードによる受付を拒否しています。海外からの輸入購入に際してはショッピングプロテクション機能を備えたクレジットカードの利用は、売り手にとっても買い手にとっても安全策であると考えているので、同社からの購入は見合わせることにしました。

12月 30日

今年もあと僅か。今日、98年式C5オーナーである東京在住のK氏にお会いしました。あるショップの依頼でコイルオーバーサスペンションを装着されていました。未だプロトタイプとのことですが、試乗させていただいたところ、4輪がそれぞれ独立して路面への追従性をいかんなく発揮している様が良く判りました。やはりリーフはどこまで行ってもリーフであり、本当に優れた方式であるならば、もっと数多くの著名車が採用しても良いはずだと考えれば、至極当然の結果ですね。
C4時代にコイルオーバーを装着した時には、アッパーのマウント方式で随分と苦労の連続であったのですが、K氏の話によれば、C5については、装着部分の補強さえクリアできれば、アッパーマウントの問題は無いとのことです。確かに構造面だけを考えてもC5はコイルオーバーを装着しても全く問題がなさそうです。もしかしたら、開発設計の段階ではWウィッシュボーン&コイル方式のサスペンションも検討されていたのかもしれません。
今回、K氏のコイルオーバーの威力と魅力を体感したことで、装着に対する情熱が再燃してきました。新年早々にもF45騙し方法について、アダプターの4輪同時装着による長期走行実験を行う予定でいます。現在、1輪だけの装着を行っているのですが、エラー表示は未だ出ていません。
F45はオプション装着機能であることから、PCMやBCMといった根幹機能に関わる部分との同期は取られていません。通信はしているものの、内容はあくまでもエラー発生があった場合の表示機能に留まり、動作内容に対する通信は行われていません。従って、単にショックアブソーバー内に装着されているソレノイドが正しい動作を行うに必要な数値を出しているかを点検しているに過ぎないようです。
最大の問題点と思われるのは、ショックアブソーバーが正しい動作をしている場合に発生するポジションセンサーの数値の許容範囲です。万一、ショックアブソーバーが、ソレノイドの電気的な障害によるものでは無く、単にショックのオイルやガス等の問題で動作そのものが不良になっている場合に発生するであろう挙動不信について、ESCモジュールがどう判断をするかです。F45用として装着されているショックアブソーバーよりも伸び側や縮み側のレートや実際のレスポンス値などが変わることで、ポジションセンサーが出すデータ(0〜5V)が正常に動作している際に出されるはずのものとの違いについて、ESCモジュールのプログラムに書き込まれているとなると、話は相当にやっかいなものになってしまいます。
早い話が、どう騙そうと、別規格のショック装着で起こる設定データと違ってしまえば、エラーは出てしまうことになります。果たしてそこまでの制御を掌っているかどうか判断できないのですが、アダプター装着後、約一ヶ月、走行回数として約20回程ですが、ESCに関するDTCのエラー発生はありません。
現在装着したアダプターに問題が無いことを立証させるためには、かなり長期間に渡り、あらゆる走行コンディション下の実験走行を行う必要性があるので、判断基準について慎重を要する部分です。
尚、F45のショックは、制御用コネクターを抜いてしまうと常時「SPORT」モードに固定されます。また、ショックに内蔵されたソレノイドの抵抗値は、9.5〜15.5Ωの間で可変します。従って、アダプターで設定した抵抗値とセレクタースイッチによりESCモジュールに入力される抵抗値との相互関係が、実際にショックから返って来る抵抗値と異なっていることがエラー発生の要因の一つになっているとすれば、アダプターの抵抗値はセレクターのポジションに対応したものでなければなりません。マニュアルによると、DTCエラー発生表示のための要因としては、ソレノイドの電気的抵抗値が範囲外であったり、グランド又は+12Vとの間で短絡の発生しか記述が無いので、抵抗値が設定範囲内に収まり、尚且つ短絡状況に無ければ、セレクターの選択位置に対してショックがどのような抵抗値であってもエラーにはならないと考えられます。
現在装着中のアダプターは、コイルと抵抗を組み合わせた簡単なもので、コネクターも市販品を改造して装着しています。最終的に装着を行う際には、純正コネクターを取り寄せなければならないのですが、これがどうも高額のようです。

話は変わりますが、K氏との話の中で、有志でサーキット走行をしてみようと言うことになりました。一般的にサーキット走行会は、走行希望者がサーキット側に申込み予約を行えば、比較的安価で参加できるのですが、かなりの種類の車や腕前の人たちが、一挙に50台以上同時に走る場合も多く、初心者には辛い思いをさせてしまうことがあります。
そこで、東京近郊(と言っても栃木県ですが)のサーキットで、コルベットの走行会を行おうと計画しています。本来、本サーキットでも走行会への参加については、与えられた日時に予約申込みを行って当日行き、他の申込みをした見知らぬ人や車と一緒にただ走るというものですが、完全貸切も1時間であれば可能になるでしょう。費用については直接サーキット側と交渉を行うので、後日結果を報告します。参加車が多ければ多いほど一人当りの負担額が安価になって行くので、希望される方は、その旨をご連絡いただければ幸いです。
参加車目標台数は30台以上で、貸切時間は1時間、一台当りの負担費用は、1〜3万円程度になる予定です。
開催は平日となるで、走るために仕事を1日休める体制が取れることと、長袖、長ズボン、フルフェイスヘルメット、グラブは最低限必要になります。競技目的では無いので、4点式ベルトやハーネスバーの類は必要ありません。また、参加に際しては、事故等による怪我や車両破損に対して全てが自己責任であり、他車との因果関係について一切不問とする旨の誓約書の提出が義務付けられるのは言うまでもありません。