<C5日誌>

2001年

0203

F45システム検証を行っていますが、社外ショックの装着に関して可能性が出てきました。それはESCがポジションセンサー等から多くの情報を得た結果を、ショックのソレノイド動作信号として出力していますが、どうやらポジションセンサーによる動作結果をフィードバックしてはいないようで、あくまでも事前にプログラムされたデータに従って計算結果を出しているようです。
つまり、ポジションセンサーを外さずにショックだけを交換した上、ショックのソレノイドと同じ抵抗値(9.5〜15.5Ω、但し抵抗による値ではなくソレノイドのコイルの値)を持つものを接続すればOKということになります。
プログラムの内容については全く分からないので、もしかするといくらソレノイドに動作信号を送ってもポジションセンサーからの信号に変化が起こらないことを検出して、エラーを出してしまうかもしれませんが、それについては実験を行っていみます。
実験の結果、もしソレノイド動作結果とポジションセンサーの間に相互関係が無ければ、この方法で、ショック交換がコンピューターエラー無しに実現しますが、RTDの機能は全て失われることになり、路面や走行の状況に対応した細かな制御は当然無くなります。
ショックの持つ絶対性能についてはともかく、このリアルタイムダンピングシステムは予想を遥かに上回るシステムで、アクティブサスペンションにも似た優れたものです。しかし、スポーツカーとしては意味を為さないものであるが故に、Z51やZ06のようにハードなサスペンションを持つものが登場してきたのですから、F45は、老若男女全てがあらゆる環境下でスポーツ走行を味わえるために考え出されたシステムであると言えるでしょう。
明日から18日までは連日現場と出張なので、本件についての続きはそれ以降の報告になります。

02月11日

6日から10日まで品川で現場があったので、たった3日間でしたが、C5で通いました。
早朝深夜ばかりの都内を走ったこともあって、ペースは速く十分なパワーと制動力を堪能しました。途中道路工事をしている部分では、フロントのアンダースポイラーを何度か擦る場面もあったので、やはりこれ以上フロントの車高を下げることは到底できません。
F45の検証により、思いのほか種々の制御を行っていることが判りましたが、その効果を注意深く観察してみると、なかなか面白いですね。
急制動時のノーズダウンや急発進時のノーズアップは、確かにショックの硬さの可変で抑制されていることが判ります。
コーナリング時のアンダーについては、スウェイバー強化によるロール抑制ほどの効果は無さそうですが、明らかに制御により姿勢の安定化が図られています。特に、ステアリングを大きくきった状態(ステアリングポジションセンサーの信号が大きく入力されている状態)でのコーナリング(つまりサーキットではほとんど無い状況)では、顕著に表れました。
但し、これらの制御は、あくまでも選択されたポジションの範囲内の0〜100%制御であるので、ハードな走りをする場合には”PERF”ポジションを使用することは言うまでもありません。いくら制御が頑張っても”SOFT”ポジションにおける100%と”PERF”ポジションの100%はまるで違います。
サーキットでは路面が常にほぼフラット(ベンドではなく凸凹)なので、ショックもスプリングもハードセッティングが最も望ましいのですが、一般道路となると、ただハードなだけでは飛び跳ねるばかりで、早いコーナリングは出来難いものです。
しかし、軟らかければよいのではなく、応答性、追従性が重要になります。確かに硬いサスペンションのほうが応答速度が速くなり、結果として追従性も高まるのですが、硬さが故に飛び跳ねてしまうと、お終いです。
いくら優れたタイヤを装着していても、空を飛んでグリップが無くなってしまえば意味を為しません。つまり、日本の一般道の場合、F45の力を借りたほうがZ51やZ06よりも速く走れる可能性があるかもしれませんね。このことはダート路でない限り、コーナリングはドリフトをしないほうがよりタイムが速いことに関係が有ります。

今日、アメリカからメールが来ました。どうやらこのHPのUS仕様のヘッドライトにHIDを装着していたレポートを見たのでしょう、BellofのHIDに関する問い合わせでした。流通や代理店コストがほとんど無いアメリカでは、日本製品も我々が国内で買うよりも安価な場合が多いのですが、まさにそれであり、HIDのHB3キットがUS$80でした。メールをくれた方は、日本から直輸入したほうが安いのではないかと思ったようですが、的外れでした。
明後日から1週間大阪出張となるので、また日誌はしばらくお休みです。

02月17日

F45ですが、何度マニュアルを読み返しても、ショック本体の硬さ調整用ソレノイドの動作結果をフィードバックしている部分は無く、あくまでも各センサーからの入力信号に従ってプログラムされたデータにより、動作命令を出しているだけのようです。
つまり動作命令が出されて、実際にショックが全く反応しなかったとしても、ショックのソレノイド自体が正しく動作しているときの抵抗値が検出されている限り、ESCは、エラー警告を出さないことになります。ショック内蔵ノソレノイドが、どのような規格であるかを詳しく調べないと対応できませんが、たかがソレノイド(但し実際はパルス電圧により極めて正確に動作するシロモノ)なので、同一規格のダミー品を作れないはずはありません。
そのためには、車からショックを外して規格の検証をしなければなりませんが、抵抗値と動作電圧の計測からコイルの値を算出出来ます。
唯一の心配点はソレノイドという名のステップモーターであった場合です。ドアロックに使用されるものもソレノイドと呼ばれますが、その名の通り電磁石を使ったものと、モーターを使ったものと2種類あり、中身を見ない限りどちらであるかを判別することができません。電磁石とモーターはどちらも電磁石を使ったものですが、構造的な違いがあるので、間違えるとESC本体を破損し兼ねないため、注意が必要です。
さらに消費電流の問題もあります。ESCは動作時に電流値を検知しており、それがソレノイドの動作確認を兼ねているため、ダミーも同一値にしなければなりません。一番早い方法は、ショックを1本バラして実物を見ることなのですが、さすがにまだ解体屋さんにも出てはいないでしょう。

単なる勘ですが、C5のRTDは、いずれGMの高級車に全て装着されるようになって、対応ショックが市販されるのではないでしょうか。

02月25日

この数日、本HPトップページでもリンク先として紹介しているC5-CORVETTE.COMのSTEVE氏から、HID装着時に起こるヘッドライトドア及びランプの動作不良について、ダミーバルブ装着により解消できることについての詳しい問い合わせがありました。どうもそれまでは、US仕様のHIDキットには対策が施されていたようですが、今般ヨーロッパ仕様のHIDに交換したところ、症状が発生したようです。USではBELLOFのHIDも人気があるようで、同じような問い合わせが他にも数人あったほどです。C5のヘッドライトドアコントロールについては詳しい回路図が無い上、マニュアルのどこを見てもこれに該当する項目が全く無いので、事前検証が出来ません。ただ、事実としてバルブの装着をせずにライトスイッチをONにすると、ヘッドライトドアは開くものの、その後はライトスイッチをOFFにしても2度とヘッドライトドアは閉まらず、さらにヘッドライトも消えなくなってしまうのです。つまり、C5純正ヘッドライトコネクターにバルブ以外のものを接続して、他の機能を制御することはできないのです。従って、ライトリレーの装着すら、純正コネクターへの接続は不可能となります。そして、それらを唯一可能にする方法がダミーバルブ装着でしたた。理論的には、抵抗やコイルで代替が可能ですが、定数検証が面倒臭かったまま今に至っているだけなので、F45の検証を行うときに、ついでにこちらについても定数を割り出して、ダミーバルブではなく、アタッチメント的な部品にしてみたいと思っています。そして、それはSTEVE氏の提案でもありました。



03月19日

F45の検証は現在小康状態。なかなか暇が取れません。
さて、ブレーキローター交換ですが、以前紹介したローターよりも優れたものがあるので、そちらにしてみようと思っています。
本品はレース用に開発されたもので、重量バランスが良いことは勿論のこと、大幅な軽量化が図られています。価格的には少々高価になります(US$575.00/フロント用ペア)が、フロントバネ下加重の軽減は効果大であることを考えればお買い得です。

米国製ヘッダースは、取付部分の不具合が多いと聞くので敬遠されがちなのですが、本品(B&B)は手曲げ、手加工品であると聞き及んでいるので、とりあえずトライしてみようと思います。
以前、B&Bのトライフローマフラーを取り付けた時は全く問題が無かったので、たぶん大丈夫だと思っています。
接合部のガスケットが入る部分に最も製品ムラが出易く、取り付けの際に位置ずれや隙間が空いてしまったりするようです。
前回告知したスウェイバー共々、5月の連休を目途に装着を完了させる予定です。

03月28日

本日以下の商品を"corvetteforum"のHPからオーダーしました。知人の分を含めて一括注文したのですが、結局は各々取扱会社が別個に送ってくることになるようで、送料等を含めたコストについては同一会社内で注文しない限り節約することにはなりませんでした。今後はこの点に注意してオーダーをしたいと思います。
 
まずは、すでにゴムシートで自作して取付されている給油口のガソリン漏れ保護カバーですが、本品はナイロン製の耐久性が優れたものだったので注文してみました。US$8。
単価が安いものなので単独での輸入だと送料が馬鹿にならないのですが、本品は封書の郵送をしてもらえるので大丈夫です。
お馴染みのHYPERTECH社製のローテンプサーモスタット。160Fタイプ。US$59.95。本品はHYPERTECHパワープログラマーで設定を変更しないと、取り付けただけでは効果があがりません。
高能率のMAF。US$279.95。ゴタクが正しければ高能率エアインテークとの共用でさらに10HPくらいパワーアップするそうです。
こちらもお馴染みのHOTCHKIS製SWAY BAR。Z51用よりもハード仕様とのこと。US$519.99。
そしてリアブレーキ冷却用ダクト。
実際に機能させるため左右のインレットとダクトホースのコンプリートキットにしました。US$289.00。
最後はBAER社のブレーキローターとHAWK社のパッドセット(フロント&リア)。既に装着済みのRM Racing社のローター&パッドの組み合わせとどちらが機能的に優れているかが見物です。但し、BAER社のローターは優れたダイナミックバランスが取られている上、軽量化されているので、バネ下加重が軽減される分、機能面以上の効果が期待できます。US$999.95。
ついでにマグネシュームホィールに交換(US$1800. 4本セット)して、さらなる軽量化も検討中です。

03月29日
大阪在住の2001年モデルにお乗りの知人がクロームホィールを購入されるので、現在装着している純正ホィールが余り、分けてもらえるとのこと、嬉しい限りです。マグネシュームホィールは不要となりました。
99年モデル用に装着されているホィールに比べ、かなり軽量化しているとのことなので、装着が楽しみです。

ご本人が申されていたように、これだけホィールの隙間からローターやキャリパーがはっきり見えると、やはりデザイン的に凝りたくなるのが良く理解できますね。BAER社ローターとZ06用の赤いキャリパーは必然アイテムになってくるので、私もキャリパーを自分で塗ってみようと思っています。 さて何色が良いでしょうか。