<ハイパーテックパワープログラマーV使用日誌>  2000年4月10日
Hypertech Power Programmer
 
ハイパーテックパワープログラマーVによるデータ書換を行いました。
本品はC5のコンピューターが制御を行う際に、各センサーからの信号を元に実行内容を算出するための基本データバンクの数値設定を書き換えてしまうものです。
最も簡単なものとしては電動ファンの回転開始水温の設定があり、特に高負荷連続走行時には水温があまり高くないうちから電動ファンを二つともに働かせておくことで効果があります。
また、シフトポイントやロックアップポイント、レブリミッター、速度リミッターの設定変更も可能です。

【注意】

本機は97年から00年モデルまでそれぞれ専用のものになっており、年式の違うものへの接続はできません。
本解説は、99年モデル用に限定されます。
本品は最初に接続をして起動した際に接続先のコンピューターからプロダクトコードを読み取り、
それを本体に書き込んだ後からプログラミング作業に入るように設定されているため、同一の本品を複数の他車に使用することはできません(つまり貸借は不可)。
同一の車両でインストールプログラムのバージョンアップをした場合には対応しますが、新しい車両になった場合においては、たとえオーナーが同一であっても車両側のプロダクトコートが異なるために、本品を継続使用することはできません。
その場合には本品でプログラム変更を行った車両から変更プログラムを全て純正の状態に戻すことで、
別の車両(但し同一規格年式車両に限る)のプログラム変更に対応できるようになります。


<接続方法>

本体と車両との接続は、運転席ダッシュボード下のテックU用接続コネクター(OBDU)に接続します。

本体側と付属のシリアルケーブルを接続し、その先に車両側との接続用変換コネクターを接続し、それをC5に接続します。各ケーブルの接続部分は固定用ネジを最後までしっかりと締め、接続不良や接触不良が起こらないように注意して下さい。
接続は必ずイグニッションOFF状態で行います。


【警告】

使用前にバッテリーが十分に充電状態にあることを確認します。
電圧が低いようであれば接続前にエンジンを始動させ、十分充電を行ってから作業を開始します。
万一バッテリーが弱っているとプログラミング中に各種機構が点検動作を行うため電圧低下して始動が困難になってしまう場合があります。

マニュアルにはバッテリー充電器をバッテリーに接続した状態での使用を禁止していますが、
それは充電器の中に急速充電モード時に14.5V以上の高電圧をかけるものがあるためです。
長時間充電モードでバッテリーへ接続した時の電圧が13.8V以下であれば問題無く使用可能なので、その方法を薦めます
電圧の確認方法は、充電器を接続した段階でIGN ON(エンジンはスタートさせない)にして車両メーター内の電圧計表示で行います。

パワーウィンドゥ、カーオーディオ、エアコン等の電装品類は全てOFFになっていること。
またインストール中の操作、動作は一切禁止
インストール作業を電圧低下等の理由で中断するとトラブルの元になるので絶対に禁止

本品の使用によりPCM等のコンピューターにトラブルが出たり、故障破損したりしてしまった実例報告があるので、
使用方法については間違いの無いよう十分注意すること。

<使用方法>
 

画面表示は全て温度は華氏(F°)、速度はマイル(MPH)です

@ケーブルの接続が完了したら、キーをイグニッションONの位置にします(但しエンジンは始動しません)。
Aパワーテックプログラマーの「▲(START)」キーを押すと起動し、起動画面が出てプロダクトコートの呼び込みと書き込みを行ないます。
B最初のメニュー画面がでてきたら、プログラム変更開始です。以下、変更内容についての作業手順を表示します。


<最初の起動画面>
FINDING
 MEMORY XXXKB
"XXX"は読み取りメモリー量。これはC5側コンピューターにインストールされている設定データを読み取り、
設定を元に戻す際の基本データとするためのメモリーで512KB。

POWER PROGRAMMER
 V.XXX
もしこの画面が出ない場合には接続ケーブル、コネクターを確認してから、「▲」ボタンを押す。Xの部分はバージョン情報。

1999 CORVETTE
 5.7L LSI
この画面表示で接続先のコンピューターと通信してプロダクトコードを読み取り、自己診断を行う。
もしこの画面が現れない場合にはキーがON(RUN)の位置にあることを確認する(但しエンジンはスタートさせないこと)。

PRESS Y TO START
 PROGRAMMING
PRESS N TO
 CUSTOMIZE
ここで「Y」ボタンを押すことでハイパーテックパワーチューニングプログラムがプログラミングされる。
内容は以下のとおり。
@160F°(71℃)パワースタット(ハイパーテック製サーモスタット)とオクタン価93以上のプレミアムガソリンの使用を前提とした点火時期と空燃費設定(RFG TUNING)。
A空冷ファン回転開始温度を、ファン1:218F°(103℃)⇒175F°(79℃)へ、ファン2:228F°(109℃)⇒185F°(85℃)へ変更。
Bレブリミット回転を、6200rpm⇒6400rpmへ変更。

上記の条件を満たしている場合に「Y」を押すと、そこで直ぐにインストールが始まる。⇒インストールへ

ハイパーテック製のサーモスタットが装着されていない限り本設定のインストールはできないので、「N」ボタンを押し、項目別のマニュアルプログラミングモードに入る。
項目単位でプログラム変更を行う場合は「Y」を押し、変更数値は「▲」と「▼」で行う。
その項目についての変更を行わない場合には「N」を押すと次の項目へ進む。


A.エンジンチューニング

PRESS Y TO INSTALL ENGINE POWER TUNING
PRESS N TO KEEP STOCK ENGINE TUNING
「Y」ボタンを押すとガソリンの最低オクタン価(93以上)に会った点火時期と空燃比値の設定プログラミングが始まる。
「N」ボタンを押すと変更は行われない。オクタン価93以下のガソリンを給油する可能性がある場合には適応しない。
以下、「Y」を押した場合の設定方法。
USE UP/DOWN ARROWS TO SELECT TYPE OF POWER TUNING
???
「▲」と「▼」で「RFG TUNING」又は「NON RFG TUNING」を選択する。RFGチューニングとは使用するガソリンの種類が排気ガス浄化用(つまり無鉛ガソリン)である場合のチューニングプログラムであり、そうでない(つまり有鉛ガソリン)の場合にはNON RFGチューニングとなる。
当然、日本では無鉛ガソリン以外の使用はできないので、「RFG TUNING」を選ぶ。
PRESS Y WHEN DONE
RFG TUNING

B.エンジンレブリミッター

PRESS Y TO ADJUST ENGINE REV LIMITER
PRESS N TO KEEP STOCK REV LIMIT
「Y」でレブリミッター値を変更する。「N」で変更無し(6200rpm)。
変更する場合は、「▲」と「▼」によりレブリミット値を変える。設定可能値は、5500〜6600rpmで、一回の操作で100rpmずつ可変。
推奨最大値は6400rpm。200rpmのマージンによりシフトアップポイントや最高速度の設定値変更に余裕が生まれるが、
ピークパワーの発生回転数が変るわけでは無い。
通常ノーマルでは5750rpm辺りでピークパワーとなり、それ以上回してもパワーが上がることは無いが、
ヘッドやカムを交換して発生ピークパワーが高くなった場合に有効なチューニングとなる。


C.電動空冷ファン回転温度
PRESS Y TO PROGRAM ENGINE COOLING FAN TEMPERATURE RANGE
PRESS N TO LEAVE COOLING FAN TEMPERATURE UNALTERED
「N」を押すと、設定はそのまま変更されない(ファン1:218°、ファン2:228°)。
「Y」を押すと次の画面が現れ、設定変更を開始する。
USE UP/DOWN TO SELECT THERMOSTAT TEMPERATURE
????
「▲」と「▼」で温度値の設定を行う。設定数値は以下のとおり。
@195F°(90℃)サーモスタット(純正品)使用時:ファン1⇒200F°(93℃)、ファン2⇒210F°(99℃)
A180F°(82℃)サーモスタット使用時:ファン1⇒185F°(85℃)、ファン2⇒195F°(90℃)
B160F°(71℃)サーモスタット使用時:ファン1⇒175F°(79℃)、ファン2⇒185F°(85℃)

サーモスタットが低い温度で開き、さらに低い温度で電動ファンが動作することで水温が常に一定温度以下に保たれ、それがクールエンジン⇒クールエア⇒モアパワーの思想につながるもの。エンジンルーム内を含めオーバーヒート気味であるよりは絶対良いに違い無い。
但し、サーモスタットの交換がされていないのに低い温度で動作させるようにしてしまうと、ファンが回りっぱなしになってしまう場合があるので注意すること。
また、ローテンプサーモスタットは一旦上昇してしまった水温を下げる機能は無い。


D.スピードリミッター

PRESS Y TO CORRECT TOP SPEED LIMIT FOR SPEED RATING OF 
TIRES PRESS N TO KEEP STOCK TOP SPEED LIMIT
「N」を押すとスピードリミッター値は変更されない。
「Y」を押すと、タイヤの種類に対応したスピードリミッター値に変更を行う。
通常、ZRタイヤを標準装着していれば、255MPH(408km/h)が最大値。

E.タイヤサイズ

PRESS Y TO ADJUST FOR OTHER TIRE HEIGHT
PRESS N TO USE STOCK TIRE SIZE
「Y」を押すと、タイヤサイズを変更した際に変動する各種設定(スピードメーターやシフトポイントの誤差)を変更することができる。
変更していない場合には「N」。
変更する場合には、「▲」と「▼」でタイヤサイズの設定を24インチ〜30インチの間で0.25インチステップ(1inch=0.0254m)で増減を行う。
純正以外のタイヤとホィールを使用している場合には、本設定により変更を行うとスピードメーター、オドメーター等の誤差が補正される。

F.リアアクスル

PRESS Y IF REAR AXLE RATIO HAS BEEN CHANGED
PRESS N IF REAR AXLE RATIO HAS NO BEEN CHANGED
リアアクスルを変更した場合に限り、「Y」で変更を行う。
設定されているリアアクスルの値は以下のとおり。
GU2:2.73、G92:3.15、GU6:3.42
ちなみにA/Tの日本仕様は、G92
本設定を無闇に変更するとスピードメーターの表示も変更されてしまうので注意。

G.シフトポイント(A/Tのみ)
シフトポイントの変更は、フルスロットル時のシフトアップ回転数を設定するものだが、使用するタイヤやエンジンのチューニングにより様々な状況が考えられるため、設定についての推奨値は特に無く、カット&トライで最適値を自ら探し出すよう提言している。

PRESS Y TO ADJUST SHIFT POINT MPH & RPM
PRESS N TO KEEP STOCK SHIFT POINTS
「Y」を押すとシフトポイント変更設定画面に進む。「N」で変更無し。
データが無いので「N」を推奨する。
USE UP/DOWN BUTTONS TO SELECT MPH HIGHER OR LOWER
1-2 SHIFT +0 MPH
「▲」と「▼」ボタンを一度押す度に1MPHずつ増減して行く。変更しない場合には「0」の状態で「Y」を押す。
同じ要領で、2−3、3−4の設定を行う。
表示の意味は、シフトアップする速度と回転数の相対関係値を設定するもので、表示の速度を上げれば(+)それだけシフトアップポイントは早く(つまりより低い回転数と速度でシフトアップする)なり、下げれば(−)それだけ遅く(つまり高い回転数と速度まで引っ張られる)なる。
以下、各シフトギアの基準設定数値。
<リアアクスル3.15、純正サイズタイヤ装着時>
1−2 SHIFT:1MPH(1.6km/h)=121rpm(つまり「レブリミット値」÷121×「1」がシフトアップの速度)
2−3 SHIFT:1MPH=65rpm
3−4 SHIFT:1MPH=40rpm

H.シフトファームネス(A/Tのみ)

PRESS Y IF YOU HAVE INSTALLED AN AFTERMARKET SHIFT KIT
PRESS N IF YOU HAVE NOT INSTALLED AN AFTERMARKET SHIFT KIT
社外のシフトチューニングキットを装着している場合には「Y」を、そうでない場合には「N」を押す。
「Y」を押すと次の項目へジャンプし、「N」を押すと以下の画面に変わる。
PRESS Y TO ALTER SHIFT FIRMNESS
PRESS N TO LEAVE SHIFT FIRMNESS UNALTERED
「N」を押すと変更は行われず次の画面へ移行する。
「Y」を押すと、ロックアップ度合(パーセンテージ)を変更できる。
USE UP/DOWN BUTTONS TO SELECT FIRMNESS
????
この画面で25、50、75%が選択できる。これはシフトファームネス(直訳すると "堅固度合")の調整可能最大値に対する割合を意味する。
100%の場合、画面上の%による数値表示は無い。
シフトファームネスを向上させるとスリップが減少してシフト時間が短くなるが、ラインプレッシャーが上がるので耐久性面での問題は避けられない。


I.レポートとインストール
全設定が完了すると、以下の画面となり、設定値が画面上に順次に現れる。
YOU HAVE CHOSEN
....................
全設定表示が完了すると以下の画面になる。
PRESS Y TO 
PROGRAM OPTIONS
PRESS N TO
START OVER
設定についてOKであれば、「Y」を、やり直す場合には「N」を押す。
「Y」を押すと設定したプログラムがインストールされる。
PROGRAMMING.....
PROGRESS:  XX%

インストール中は接続ケーブル類を抜いたり、キーOFF、エンジンスタートはしないこと。
また、エアコン、カーオーディオ、パワーウィンドゥの使用、ドアの開閉は行わないこと。

XX%が100%になって終了。転送には10分程度かかる。また、インストール中に各機能に対応する動作テストが行われる(警報が鳴り警告表示が出たり、エアコンのモード切替が動作したりする)のでバッテリー電圧に要注意。

万一途中で電圧低下警報が鳴ってしまった場合、そのままインストールを続けると始動困難になってしまうが、そこで中断するとインストールが中途半端で終わってしまうため未知のトラブルが発生する可能性がある。従って始動困難を覚悟で最後まで実施し、その後充電器によりバッテリーを回復させてから再度インストールを行うこと。


インストールが完了すると以下の画面となる。

VERIFYING TUNING
PLEASE WAIT...
インストールされた内容と設定した内容が一致しているかどうかを検証。
この時も数分時間を要する。
HYPERTECH TUNING 
IS NOW INSTALLED
インストール完了。
TURN KEY OFF
FOR 10 SECONDS

本表示になったら、キーを最低10秒間、OFFにした後でプログラマー本体のキーをどれか押すと本体電源がOFFになる。
OFFになったことを確認してから、接続ケーブルを抜く。
エンジンをスタートさせ、コンピューター類の機能障害エラー等の警告が出ていないことを確認する。
万一エラー表示が出た場合にはただちにハイパーテック社宛に連絡をする(1−901−382−8888)とマニュアルには記してあるが、日本から電話してもその場での解決にはならないので、その場合は直ぐにノーマル設定に戻すことを薦める。J.設定変更解除を参照
さらに暖気後も問題無く稼動することを確認する。問題が無ければ走行テストに入る。
フルスロットルを含む加速時に万一デトネーション(ノッキング)音が発生した場合は、使用するガソリンのオクタン価が93以下なので、直ちに使用を中止し、以下の手順で変更した設定を元の状態に戻す。プレミアムガソリンを使用しているつもりでも、入れたガソリンのオクタン価が本当に93以上であるかどうかについては全く判らないし、それまでノッキングが起こらずに普通に走行できていたとしても、それはデトネーション防止用のノックセンサーが早期デトネーションを察知して自動的に点火時期を遅延させているに過ぎない。
もしデトネーション(ノッキング)が発生した場合は、現在使用しているガソリンがプレミアムとして正しいオクタン価をもっていない粗悪ガソリンである可能性が高いことになるので、直ちに使用を中止するべきである。




J.設定変更の解除
最初のインストール時と同様、本体を接続し、IGNキーON(エンジンは始動しない)にする。
「▲」ボタンを押すと以下の画面になる。

HYPERTECH TUNING
IS INSTALLED
ハイパーテックによるデータ変更が行われていることを表示する。
続けて以下の画面が現れる。
PRESS Y TO 
GO BACK TO STOCK
PRESS N TO 
SEE MORE OPTIONS
「Y」を押すと、設定変更したもの全てが変更前(つまり純正状態)に戻る。
「N」を押すと、再設定変更開始となる。
「Y」により設定を変更前に戻す場合でも、前記変更内容をインストールしたときと同じ画面が現れ、変更前の設定プログラムがインストールされる。インストールが完了した後の手順は変更時と同じ。
純正状態に戻した場合には、ハイパーテックパワープログラマーによるインストールデータは全て消失する。
ハイパーテックプログラマーをプロダクトコードが違う別の車両に使用する場合には、本操作により純正状態に戻すことが条件になっている。
つまりプログラミングを行える車両は常に一台だけと言うこと。


<使用レポート>
 
ハイパーテックといえば、各種コンピューターチューニングチップを発売しているメーカーとして有名なので、メーカーが最初に設定している空燃比と点火時期設定、電動ファン回転開始温度設定(純正サーモスタット使用時)、レブリミット変更(6400rpm)をインストールしました。
またシフトポイントについては、1-2 shift のみテスト的に +1mph に設定しました。
これから暑くなってくると電動ファンの回転開始設定温度の低下が大変有効になります。アメリカ(暖かい地方)ではサーモスタットを純正よりも低い温度で開くものに変更することがチューニングの一つとして定着しています。
とりあえずコンピューターへの影響は無く、現状でインストール以降における障害の発生は特にありませんでした。

@「RFGチューニング」をインストール
基本的には特に変わった点を感じることは無かったのですが、アクセルワークに対する追従性が高くなったように感じました。つまり吹け上がりが良くなっということです。
Aファン回転温度を「195F°純正サーモスタット」用に変更
それまで水温計の表示が100℃辺りであったのが、90℃を過ぎたあたりから第一ファンの回転が始まるようになり、アイドリング状態で長時間放置しても水温が100℃を超えることが無くなりました。夏季のエンジンルーム内過熱による障害を軽減する意味でも効果はありそうです。
→【注記】 2001年6月:ローテンプサーモ装着に伴い、「180F°サーモスタット使用時:ファン1⇒185F°、ファン2⇒195F°」に設定変更しました。

Bレブリミットを「6400rpm」に変更
ピークパワーポイントが純正のままであれば加速性能面での実質的効果はありませんが、燃料噴射と点火時期のチューニングプログラムがインストールされたためか、ピークパワーポイントが上方へ移動し、その分、絶対的な発生パワーが増したように感じています。但し、インテークとマフラーチューニングが行われていることも要因となっているかもしれません。現状でレブリミットの200rpm上昇がどこまで意味を持つチューニングであるかは定かでなく、むしろエンジンの耐久性の部分でどの程度の影響を及ぼすかが問題かもしれません(もっとも6400rpmまでエンジンを回せるような走行条件はそうめったに無いので考えすぎかもしれませんが)。
実際、シャーシダイモテストでは、5750rpmをピークにそれ以上回してもパワーアップは望めませんでした。
Cシフトポイントの「1-2」を「+1」に変更(A/Tのみ)
スタートしてセカンドへシフトアップしたときの加速感に対する違和感(ローギアによるカバーレンジが長過ぎるため、スロットルの開け量が少ないと結構加速が悪いし、だからといってスロットルを開け気味でスタートするとセカンドにシフトアップしたときに速度が上がり過ぎてしまうので、シフトアップにあわせてスロットルを緩める必要性が多々あった)を減少させたかったのですが、本設定変更による効果は感じられませんでした。
→【注記】 2001年6月:MAF、スロットルボディ、エアフローダクトの交換及びZ06用インテークマニフォールド装着により、「0」に設定を戻しました。