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触媒以降の排気系を全て外してデフオイルとATFが漏れ出ている原因を探ってみました。
前回交換した際に注入したオメガ製のデフオイルは色がATFと同じ赤色系であるため、判別は手で触って粘度を調べることになりますが、デフとミッションやドライブシャフト接合部分からの漏れ、にじみは一切無く、主にデフ周辺に点々と付着していましたから、ブリーザー口から噴き出たものに間違いはなさそうです。
漏れはオイル交換をした以降から発生していたようですから、やはり注入量が多過ぎたと思われます。
マニュアルにも規定量以上は決して注入しないように明記されており、思いの他少ない量であると感じても入れ過ぎないように注意をうながしています。
前回交換をした際は、デフオイルクーラー用ポンプを強制稼働させてオイルラインやコアに残存する分まで抜き出しましたから、その分を含めて2リットル(純正規定量は1.7リットル)を入れたのですが、今般、クーラーコアのサイズと配管距離から推測されるオイルの量を計算したところ、せいぜい150cc程度であることが判明しました。
つまり150cc過多であるということになりますが、総量が1.7リットルですから、これでもかなりの量になります。
デフのブリーザー口はホースを接続できるような構造にはなっておらずブリーザータンクを着けることはかないませんので、取り合えず100ccほど抜き出して様子を見ることにしました。
ATFは、パン、トルクコンバーター周辺やデフの接続部分からの漏れ、にじみは一切無く、ブリーザー口に差し込まれているホースも外れてはいませんでしたが、ブリーザータンクへ向かうホースの途中に漏れ出た痕跡があり、そこからハウジングを伝って下に垂れ落ちていました。
ブリーザータンクを着けたのは2年ほど前ですからホースが駄目になるには少々早いと思うものの、交換しようと外して見たところ、なんと、耐熱性や耐油性がほとんど無いと思われる熱帯魚等の水槽にエアを送る際に水の逆流を防ぐために使われるプラスチック製ワンウェイバルブがホースの途中に入っており、それが溶けて駄目になっていたのです・・・。
外側に遮熱チューブを被せてあったため、平素リフトアップしても目視することができず、これまでその存在すら気が付きませんでした・・・。
何故このようなものを使ってしまったのか、いったい何のために入れたのか、もはや昔過ぎて覚えていませんが(笑)、ワンウェイバルブを廃棄して新しいホースでブリーザー口からタンクへ接続を行いました。
ブリーザー口から噴き出たものが漏れていただけですので、ATFの補充は今回していません。
これにて、漏れに関する問題は一件落着といきたいところです(笑)。 |