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話は急に変わりますが、最近、一般に広く普及している電球の規格であるE26やE17の口金にそのまま装着して使用できるLEDを使った照明器具が出回ってきました。
LEDそのものはかなり前から普及していますが、直流低電圧定電流でしか点灯させることができないため、家庭で使う交流100Vの電気を変換するためのコンバーターが必要でした。
今般、小型軽量低消費電力のコンバーターの登場により、小さな灯体に内蔵させることが可能になりました。
数年前までは、白熱球を蛍光灯に換えることにより消費電力低下と発熱抑制並びに高寿命化をはかることが行われてきましたが、いよいよLEDに移行する時代なのです。
LEDの消費電力は、白熱球に比べると10分の1以下、蛍光灯に比べても3分の1程度に下がる上、何と言っても発熱がほとんど無いことと、圧倒的な高寿命が大きな長所です。
特に夏季は天井面で点灯している照明器具から発する熱が冷房効果を阻害する一因になりますから、LED化することで、灯体そのものの消費電力を低下させるばかりでなく、エアコンの稼働効率も大きく向上させることがかなうのです。
店舗やレストラン、ホテル等で24時間連続点灯させているものをLED化すれば、得られる効果はさらに増大しますし、夏季の電力需要過多の不安もかなり解消されることでしょう。
一般家庭においても、国内の全世帯が長時間点灯する照明を一箇所でもLED化すれば、それにより実現する電力消費量低減効果は多大なものになります。
今現在切れて点かなくなっている照明がなければ、わざわざ高価なLEDに交換する必然性は無いと考えがちですが、今後さらなる電気料金値上げの可能性も大いにありますから、長い目で見れば確実に効果を得られることは間違いありません。
照明のLED化を促進して、少しずつでもエコに協力してみませんか?
こちらで紹介しているLED照明は、今般、大塚商会が販売を開始するものです。
白色系と暖色系の2種類があり、白熱球と互換性がある20W、40W、80Wに相当する明るさのものがリリースしています。
価格はそれぞれ\7,280.、\9,480.、\14,000.(税別)で、電球や蛍光灯に比べると高価ですが、現在市販されているものの中では安価な部類ですし、得られる効果を考えれば、結果的に多大な資本投下にはなりません。
80W白熱球相当の明るさを持つ製品(JLD-08)の性能は大変素晴らしいもので、店舗等の高い天井面に設置されているダウンライトに装着しても十分な照度が確保されます。
大量の照明を使用している大規模店舗やオフィス、24時間営業の店舗では特に大きな効果を発揮するでしょう。
本品の暖色系は色温度が3700K゜と白熱球(3200K゜)に近く、目に優しい発色になっています。
また、白色系製品の色温度も5300K゜ですから、白色LEDにありがちな青白さが少なく、白色蛍光灯(5200K゜)に極めて近い発色が得られています。
飲食店やレストランでテスト使用をしたところ、3700K゜でも色温度が高すぎて食品の色が白熱球に比べて悪く感じてしまったのですが、近日中に色温度2960K゜のものが発売になるとのことですので、こちらで対応できるようになります。
直径が152mmの白熱球200W、300W相当の大型タイプや水銀灯300W、400W相当の超高輝度タイプ(E39口金)もあります。
数年前に東京都内の主要幹線道路の信号機をLED化することで、定期交換が必要であった電球式に比べてランニングコストを大幅に節約することができていますから、東京中の公共設備や施設の照明を都が率先してLED化してくれれば、多大な電力節減を実現させることがかなうでしょう。
興味のある方は私宛にメールを下さっても結構です。サンプルの貸出も対応いたします。
→カタログはこちらです(PDF1MB)
9月に入ると、さらに新しい機種が発売される予定になっており、その中には直線型蛍光灯と互換性を持つものもあるとのことですから、楽しみです。
私は平素サーキット走行にうつつを抜かしていて、ガソリンを撒き散らしながら環境汚染を増長させてしまっていますから、少しでもエコに役立たねばと懸念しております。
清里の森の店舗は既にLED化されていますが、今般、東京の住居もE26の口金で白熱球や蛍光灯を使っているところを全てLED化しました。
その結果、電力消費量が大幅に低減するばかりでなく発熱がほとんどないことで、エアコンの効きがまるで違ってきています。
山梨の自宅も随時LED化を推進して行きますが、家屋内照明の全てがLED化されれば、風力や太陽光発電により得られた電力だけで点灯させることが十分可能になるでしょう。
また、ガレージ内には40Wの蛍光灯が12本付いていますが、こちらもLED化する予定です。 |