2004年のデトロイトモーターショウでプロトタイプのデビューが予定されているC6の最新情報です。
現在コルベットを生産している工場も今年の12月1日から来年4月22日までC6生産用ラインへの交換作業のために立ち入り見学が停止されます。
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デザインはほぼこの写真で確定です。ノンポップアップヘッドライトにHIDが組み合わされます。
シャーシはキャデラックXLRと共用でホィールベースがC5より1.2インチ長くなりますが、ボディそのものの全長は短くなり、オーバーハングは減少します。写真で見ても確かにフロントタイヤの前側とリアタイアの後側が短く感じます。
またフレーム長が延びたことで若干の重量増となりますが、アルミ、カーボン、マグネシュームを多用することで、ほぼ現行C5と同重量に仕上がっています。 |
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ボディはこれまで通りFRP製が基本ですが、カーボン製の部分(例えばボンネット)もあるとのこと。
エンジンは現行LS-1の改良版OHV6リッターで、400〜415HPを発生。オプションで450HP仕様も選べるかもしれません。また一説によると、6〜6.3リッター、24バルブの450〜500HPバージョンが2007年頃に出るとも・・・。さらに「Super
Vette」と呼ばれるモデルにはV12エンジンが搭載されると言う噂もあります。
マフラーは勿論チタン製。次世代のライドコントロール付ショックアブソーバーがトラクションコントロール、ABSと共に標準装備されるようですが、スプリングは相変わらず横置きリーフになる可能性が高いそうです。 |
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内装面では、CDチェンジャーと9スピーカーのオーディオシステムに、インダッシュタッチパネル式ディスプレイを使ったナビゲーションシステムが組み合わされます(勿論、オプションですが)。またこちらもオプションですがシートヒーターも採用されるとのことです。
車内の絶対容積はボディ長が短くなることで、C5よりも若干狭くなるかもしれません。
ホィールとタイヤのサイズについての情報はありませんが、パワーを考えると18〜19インチの265と315辺りになる可能性が濃厚ですね。 |
ショウルームの展示開始が2004年9月頃で、デリバリーの開始は2005年からになるとのことです。年間生産量は35000台程度で、アメリカ国内向けとして32000〜33000台が供与されます。日本向けは欧州向けと同様に専用仕様となる可能性が高いので本国よりやや遅れての発売となり、当初は年間200台程度になるでしょう。肝心のお値段ですが、ベースモデルはほぼ現行と同額程度に抑えられるようですが、これはオーディオもナビもエアコンも着いていないモデルなので、各種オプションの装着によりUS$60,000.を越え、最高価格はUS$100,000.に達するかもしれません。従って日本国内価格は最低でも700万円以上になってしまいますね。それでも1997年にC5が発売された時と同様に発売前から予約を入れても半年待ち以上になるのでしょうか。 |