<C5日誌>

2001年

0602日

エアフィルター、MAF、スロットルボディのチューニングが終われば、あとはMAFとスロットルボディをつなぐダクトが残されることになります。そこで効果の程はともかくとして、新しいエアフローダクトを装着することにしました。ゴタクによれば、数HPは上がるそうです。
吸入エア量の増大とスムースなエアフローは、パワーアップには必然の方法であるし、吸入経路が大きくなれば、吸入エアの過熱防止にも役に立つでしょう。本品には色付きのロゴが着いています。

06月10日

C5が来てから2年目を迎えました。そう言えば1年目の法定点検を未だ受けていなかったことを思い出しました。取付が完了していないパーツがいくつかあるので、それらの装着が全て終わってからと思っていたのですが、梅雨入りとなって作業も一段落せざるを得ないので、今週中にも一度ドック入りさせるつもりでいます。それにしても最近は全く走行距離が伸びていません。4月以降の度重なる長期出張の所為もあるのですが、ガソリンスタンドへ給油しに行った記憶が少なくても一ヶ月以上無いのには、自分でも驚いています。

06月11日

今日、MAF、スロットルボディ、エアフローダクトが到着しました。ところがエアフローダクトにIAT(インテークエア温度)センサーを取り付ける場所がありません!! 取付に関する説明書も一切付属していなかったことから、早速発送主に問い合わせをしましたが、未だ返答はありません。
見た目は太く、いかにも効率が高そうなのは良いのですが、吸気エア温度センサーを着ける場所が無いのには恐れ入りました。まさか使用しないはずは無いと思うのですが・・・。想像では、エアフローダクト本体では無くスロットルボディとの接続パイプ部分へ装着するのではないかと思うのですが、パイプそのものは製品に付属しているものの、装着する穴は一切空いていません。

MAFは内部のセンサーが大変小さく、純正品とは比べ物にならないほど吸入エア通過時の抵抗が少なくなりそうです。
スロットルボディについては、口径そのものが大きくなっていて、バタフライそのものも大きいです。装着は、今週一杯に完了させるつもりですが、吸気温度センサー装着に関する問い合わせの返答内容次第で、エアフローダクトの取付は後回しとなる公算が強いですね。ともかくPCM関連のエラー発生には十分な神経を使っても使い過ぎることは決してありませんから。

 
ついでだったのでドア下のサイドシルも購入しました。これは直ぐにでも装着できます。
B&BのセラミックコートヘッダースとBAER社Eradispeedローターは未だに出荷されません。特にB&Bは既に支払請求が来て決済が終了しているだけに、早急な出荷が望まれます。

06月12日

エアフローダクトのIATセンサー取付についてUSから返事が有りました。取付穴が空いていないのは、高度にチューニングされたLS-1やLS-6では、IATセンサーはエアフローダクトに取付しないそうです。おそらく何らかの機器をIATに接続してPCMを騙し、排気ガス清浄化や燃費を無視してエアダクト内の実際の吸気温度とは無関係に吸入されたエア量に対応した燃料噴射を行ってしまうのだろうと思います。
従って、IATを装着する場合には、純正と同じ場所に穴を空けてIATセンサーを取付ベースごと移動させるとのことでした。
素材はプラスチックなので、穴空け作業自体は簡単ですが、ボルトオン商品でないことだけは確かです。作業の詳細については装着レポートに掲載しました。

B&Bヘッダースは、製造工場でセラミックコート中であると連絡が来ました!! それ故、検品終了後となる今週末には出荷となる模様です。代金の出荷前決済を行ってしまったのは、セラミックコートタイプは通常在庫はせず原則として受注生産品であるからとのことでした。  

"West Coast Corvette"社のカタログを見ていたら、こんなものを見つけました。上は、高能率のエアフィルターを装着した際に問題となる、ボンネットフードの隙間から入り込む水を防止するシール材($14)。洗車をしていてもカバーが無い限りフィルターはビショビショになってしまいますが、これを着ければ大丈夫です。
下は、ドア下に着けるシール材($22)で、これによりシル上に入り込む水を防止できるため、シル上にデコレーションをしている場合などに、その汚れを防止することができます。
どちらも自作することが可能な簡単なものなので、トライしてみようと思っています。

購入する場合、両者共に安価ですが、これだけをオーダーするには送料のほうが高くなってしまいますから、何か他のものを注文するときに、ついでにオーダーすると良いでしょう。

06月17日
MAF、エアフローダクト、スロットルボディの装着が完了しました。
増大したエア吸入量によるパワーアップは、スロットルを開けた瞬間から感じ取ることができました。
特にスロットル開度が小さい時と大きい時に違いがはっきり分かります。
ドア下用のロゴ入りサイドシルカバーを装着しましたが(と言ってもただ被せるだけ)、どうも間が抜けていて、あまりパッとしません。サイドステップ上のロゴプレートも隠れてしまうし、長さも中途半端。
実物は写真で見ているよりも遥かにみっともない感じを受けるもので、到底お薦めできるものではありません。
ボンネットの隙間から流入してエアフィルターを濡らしてしまう水を防止するためのシールを着けました。
市販されているゴム製のベルト状のものを3枚重ねて貼り付けただけですが、効果は抜群です。

C5の基本設計で、この隙間からの外気導入をエンジンルームへの通気面で計算に入れているとしても、エアインテークについては増設されているので、問題は無いと考えます。

次回はヘッドライトドア周辺の防水対策を考えてみようと思います。
何せヘッドライトドア下部にはHIDのインバーターとイグナイターが鎮座しているので、防水できればそれに越したことはありません。

06月24日

昨夜、ようやくBAER社の"Eradispeed"ローターが出荷されました。HAWK社のブレーキパッドも一緒に来ます。手元に到着するのは来週半ばとなるでしょう。
来週末の天候が良好ならば、7月1日に装着が完了します。
今回のオーダーはCorvette Forumを通じて、Los Angels Performance Division宛に注文されたものですが、発注から出荷まで約2ヶ月を要しました。ただ出荷以前に支払決済が行われてはいないので、待たされていても安心でした。
これから新たにブレーキ系のチューニングをするというかたには、BAER社EradispeedローターとHAWK社パッド、ステンメッシュブレーキホース(フロント&リア)、DOT5ブレーキオイルがセットになったものがWest Coast Corvetteで用意されています(US$999)。
B&Bのヘッダースはバックオーダー状態が解消していないようで、出荷案内は未だ来ません。注文先はCorvette Forum経由でT-byne Motors宛。
皆さんの中にB&B社製品をアメリカに直接注文されている方が居るかもしれませんが、同様にしばらく待たされることになるでしょう。理由は良く分かりませんが、B&B社は随分忙しいようです。
Z06用インテークマニホールドはWest Coast Corvette宛の直接注文で、来週中の出荷となる模様です。
今回はHPやCorvette Forumからのオーダーでは無く、同社の製品カタログに掲載されていたものを、メールにより直接オーダーしたのですが、10%のディスカウントをしてくれました。
Hypertechのローテンプサーモスタットも同じ便で到着します。

06月25日

BAER社のEradispeedローターとHAWK社のパッドが先週の金曜日に出荷されたと言う案内が来たばかりでしたが、さすがはFedEx、今日の夕方に到着しました。非常に重い荷物でしたが、中身を見て思わずニンマリです。フロント用のツーピース構造のローターは、実に美しい仕上げになっており、ローター自体の構造も大変優れた形状をしています。重量的にも純正と比べて明らかに軽いです。リア用はパーキングブレーキ用ドラムを内蔵させなければならないためにツーピース構造ではありませんが、やはり純正よりも軽いです。4輪共にバネ下荷重の軽量化が、走りと制動の両方に多大なる貢献をしてもらえそうです。
HAWK社のパッドは、ストリートタイプもオートクロスタイプも鳴き防止のシムと磨耗警告用金具が着いており、完全な純正互換品であったことが喜ばしいですね。
さらにまだしばらく先であると思い込んでいたB&Bのヘッダースも同時に到着しました。
セラミックコートされた見た目も大変美しい本品は、やはり純正品よりも軽いです。軽量化と排気効率のアップは、走りのパフォーマンスを大きく向上させてくれるに違いありません。
Z06のインテークマニフォールドとローテンプサーモスタットも今週出荷されるので、この調子だと今週末までには到着してしまいます。
さて、いったいどれから装着作業を開始すれば良いのでしょうか。とてもじゃないですが、老体に鞭打っても、2日で全部を行うのは到底無理な話ですし、ましてや、天候に左右される作業環境であるので、作業中に突然の雨となっても大丈夫なローターとパッドからでしょうか。
さらにヘッダースとインテークマニフォールドの装着にあたっては、重複する作業工程がいくつかあるので、やはり同時作業のほうが効率面でも肉体面でも楽なはずです。じっくり腰を落ち着けて長期戦で臨みたいものですね。但し、眺めているだけで我慢できていれればですが…。

06月30日

BAER製EradispeedローターとHAWK製パッドの装着が完了しました。
雨天下での強行でしたが、約3時間余で終わりました。装着直後の走行では、さすがにローター、パッド共に新品未使用状態であったため、効きについては論評すべき状態ではありませんが、時間の経過と共に制動力が増し、期待通りの性能であると感じられました。

また僅か数kgのバネ下荷重の軽減ですが、十分な効果があると期待できます。
慣らしが終わった段階で、性能、鳴き等の最終結果を報告します。