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[効果:レスポンス、パワー共に大幅な向上を体感できる逸品。また軽量化にも貢献する。]
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B&B社製ショートヘッダース(タコ足)を装着しました。 見た目に大変美しいばかりでなく、純正よりも遥かに軽量です。 高熱により発生する表面の経年変化を防ぐため、1割ほど高価になりますが、今回はセラミックコートタイプを選びました。しかしながら、その発熱量は純正の比ではなく凄まじいので、バンデージ巻き付けが必然です。 バンデージ巻き付けにより、高価な上、せっかくの美しいセラミックコートされた外観が、全く見えなくなってしまうのが誠に残念ですが、背に腹は替えられません。 また、周辺機器やケーブル類に対して厳重な遮熱対策と、十分な通気性の確保が必然です。特に、イグニッションケーブルは、ブーツ部がヘッダース使用に対応した高耐熱性のものに交換することを薦めます。 作業は取り外す周辺機器が多く結構大変でした。 |
本品は99年モデルに装着したものですので、97〜98年及び2000年以降モデルと詳細で違う場合があります。 ヘッダースの装着に際しては、熱対策用に必ずバンデージ処理を行って下さい。 |
1.左側取外し(Remove Left) |
2.左側装着(Install left) |
3.右側取外し(Remove right) |
4.右側装着(Install right) |
5.使用レポート(Report) |
ジャッキアップしてフロントタイヤを外します。 ウマをかませてから、エキパイとの接続ナット(15mm)を外します。本作業は左右両方共に行っても良いです。ナットは再使用します。 Lift up vehicle and Remove Front wheel. |
マニフォールドに装着されているHO2センサーの接続コネクターを外します。コネクターはロックされているので、まずロックバーを抜き、シャーシとの固定ピンを抜き取ってから外します。 ウマを外してから、作業し易い高さまでジャッキダウンして、再度ウマをかませます。 Disconnect HO2 sensor. |
ヘッドカバーを外します。
Remove Head Cover. |
ジェネレーターの接続ケーブルを外します。固定ナットは13mm。またセンサー用コネクターも外します。 同じケーブルの束にクーラント温度センサー用コネクターが着いているので、エンジンブロックから外し、固定ベースもフレームから外します。 Disconnect Generator cable and Coolant Temp Sensor. |
ジェネレーター固定ボルト(15mm)の上側をまず外し、下側を緩めます(まだ外しません)。
Remove Generator bolts. |
テンショナープーリー(3)の中央にソケットレンチ(15mm)をかけ、時計回り方向へ回すとテンションが緩む(ボルトを取るのではなく、プーリー全体がベルトが緩む方向に動く)ので、ジェネレータープーリー(6)からドライブベルト(青色表示)を外します。
Screw center bolt of Tension Pulley to the right and remove belt from Generator. |
ジェネレーターの下側ボルト(15mm)を外して、ジェネレーター本体を外します。
Remove Generator. |
エアーインジェクションホースの固定バンドを外してからホースを外します。
エアーインジェクションパイプに接続されたホースを固定バッドを外してから外します。 エアーインジェクションパイプは、ボルト(10mm)⇒パイプ⇒ガスケットの順で取り外します。ガスケットは雲母製の軟らかいものなので破損しないように注意。 Remove Air Injection Hose and Pipe. |
イグニッションケーブルをプラグとイグニッションコイルから外します。
Disconnect Ignition Cables and remove Plugs. |
イグニッションコイルユニットの固定ボルト(10mm)を外して、ユニットを外し、プラグも取ります。
Remove Ignition Coil Unit. |
マニフォールド固定ボルト(10mm)を外し、ガスケットとマニフォールドを取り外します。 ガスケットとボルトは再使用します。 Remove all bolts Manifold with gasket. |
純正マニフォールドからエキパイ接続用ジョイントボルト(15mm、3本)を外します。 ボルトは再使用します。
Remove bolts on Manifold. |
純正マニフォールドからインターミディエットパイプを外します。中にこびりついているので、ハンマーで軽く叩くと出てきます。
Remove Intermediate pipe from Manifold. |
<ヘッダースの取付(左側編)> Install Headers<Left>
純正からHO2センサー(22mm)を外し、ガスケットと共に新しいヘッダースに取り付けます。 取り付けの際にはAnti-seizeを塗ると良いでしょう。締め付けトルクは41Nm。 インターミディエットパイプを装着します(向きに注意)。 Remove HO2 sensor from Factory's and install on headers. |
純正から外したエキパイ接続用ジョイントボルト(15mm)を新しいナット(M10)を使ってヘッダースに取り付けます。ヘッダースにはネジ穴が切れておらず、またナットも製品には付属していないので自前となりました。M10ナットのヘッドは17mm。 尚、この段階では1本のみ増し締め(20Nm)し、残りの2本は緩めておきます。 To install bolts, it is necessary to provide new nuts(10mm). |
バンデージ処理を行う場合には、この段階までに巻き付けておきます。 バンデージはセラミックコンパウンドを含んだガラス繊維なので、作業時には手袋と長袖の着用を薦めます。素手素肌で取り扱って触れていると、小さな傷が沢山出来て、後でかなり痛い思いをすることになってしまうので注意が必要です。バンデージを水で濡らすと影響が少なくて済みます。 エアインジェクションパイプ固定用ボルト穴は、使用するボルトにAnti-seizeを塗って一回締め込んでから外し、慣らしておきます。 As you use Vantage, you should wrap now. |
ヘッダースを入れます。 プラグを装着(16mm)します。締め始めは必ず手で行います。締め付けトルクは15Nm。 ヘッダースにガスケット(向きと表裏が有ります。"DOWN"の表示が下になって中央部のボルト穴の位置が一致する状態)を着けてから装着し、ボルトで固定します。その後、中央部分の2本から締め、両外側に向かって順番に均等に締めて行きます。ボルトの締め付けトルクはまず15Nm。同じように再度中央部分の2本から両側に向かって順番に25Nmで増し締めします。締め込み始めは必ず手で行い、正しくネジ穴にボルトが噛んでからレンチを使用します。 Install Headers with gasket. Screw bolts from center 2 bolts at first and go both side. Tighten 15Nm. And tighten 25Nm. |
中央部の2本の左側は、スモールソケットとユニバーサルジョイントがないとパイプが邪魔でレンチが着かず締められません。
ただですら全体のボリュームが増したヘッダースにバンテージ処理が施されたことで、狭い隙間に入れるのは結構大変ですが、向きを少しずつ変えながら他の周辺機器類に損傷を与えないよう注意して入れます。
イグニッションコイルユニットを装着して固定ボルトを締めます。締め付けトルクは20Nm。 イグニッションケーブルを接続します。イグニッションケーブルはヘッダース使用にも耐える高耐熱性のものに交換することを薦めます。 Install Ignition Coil Unit. Tighten 20Nm. It's better to change New Ignition Wires for high temperature. |
イグニッションコイルへの信号線には、防熱用シートが巻き付けてあるところを見ると、直下のエキゾーストマニフォールドからの熱の影響を受け易いようです。
そこでさらなる遮熱を行うため、コイルユニットの下に薄いアルミプレートを取り付けました。 また、フュールインジェクター用信号線もコルゲートチューブをつけました。 Install heat plate under Coil unit. |
外したエアインジェクションパイプ類を取り付けます。ボルトにはAnti-seizeを、ガスケットにはエギゾースト用液体ガスケットを塗りました。
エアパイプ取付ボルト(10mm)の締め付けトルクは20Nm。最初は必ず手で締め込んで行きます。 エアインジェクションホースを接続して固定バンドをつけます。 Install Air injection Pipe. Tighten 20Nm. |
ジェネレーターを取り付け、下側のボルト(15mm)を軽く締めます。 テンションプーリーにレンチをかけて回し、ベルトをジェネレーターにつけます。 ジェネレーターの上側のボルト(15mm)を締め、上下共に増し締めします。締め付けトルクは50Nm。 最初は必ず手で締め込んで行きます。 Install Generator. Tighten 50Nm. |
ジェネレーターにケーブルをナット(13mm)で接続します。締め付けトルクは13Nm。 またセンサー用コネクターも接続します。 クーラント温度センサーコネクターを接続し、コネクター固定ベースをフレームにつけます。 ヘッドカバーを取り付けます。 Connect Cables to Generator. Tighten 13Nm. |
最後にジャッキアップしてヘッダースとエキパイを接続し、まず増し締めしていない2本を増し締めし、ナットを締めます。ボルト側にはAnti-seizeを塗りました。3個のナット(15mm)は均等に負荷がかかっていくように少しずつ順番に締めていきます。締め付けトルクは35Nm。 Connect to exhaust pipe with nuts tighten 20Nm. As pipe is shorter, screw bolts during pipe is hot. |
本来ならばエキパイが間に挟まるナットに密着しなければならないのですが、実際の装着ではやや長さが足りずに10mm程の隙間ができてしまいました。しかし、接続が完全に密着させるまでに至らない場合でもインターミディエットパイプがあるので、約10mm位までの隙間であれば問題はありませんでした。また過熱後に再度締め付けを行うことでさらに密着してきます。密着させるにあたっては締め付けトルクは無視し(但し上限で50Nm位に止めておいたほうが無難)、一旦密着させた後に再度緩めてから規定トルクで締めました。
HO2Sセンサーにコネクターを接続し、ロックバーを差し込んでから、シャーシの穴に固定ピンを差し込んで固定します。本作業は左右同時に行っても良いです。
ウマを外し、フロントタイヤを着け、ジャッキダウンします。
周辺機器や配線類等がヘッダースに接触していないことを確認します。 心配されていたステアリングシャフトとの干渉はありませんでした。 ブレーキオイルパイプ配管はいくら遮熱処理をしてあってもバンテージ処理をしたヘッダースと接してしまう(写真左)ので、リザーバータンク共々、アルミ製のプレートを取り付けて遮熱処理を行うと共に、ゴムホース類とブレーキパイプにはコルゲートチューブを被せました。 エアインジェクションパイプとプラグコードが近接する部分はパイプにバンテージ処理を行っています。 Recommend to wrap brake pipes by tube and install plate between headers and brake oil reservoir tank. |
ジャッキアップしてフロントタイヤを外し、ウマをかませます。 エキパイとの接続ナット(15mm、3本)を外す。ナットやボルトが錆付いて緩み難い場合にはCRCを吹いておきます。 本作業は左右両方共に行っても良いです。 Remove 3 nuts. |
マニフォールドに装着されているHO2センサーの接続コネクターを外します。コネクターはロックされているので、まずロックバーを抜き、シャーシとの固定ピンをシャーシから抜き取ってから外します。 ウマを外して作業し易い高さまでジャッキダウンしてウマをかませます。 Disconnect HO2 sensor. |
エアーインジェクションパイプを、ボルト(10mm)⇒パイプ⇒ガスケットの順で取り外します。ガスケットは雲母製の軟らかいものなので破損しないように注意。 オイル注入キャップを外し、ヘッドカバーを外してから、キャップを閉め、イグニッションケーブルをプラグとコイルから外します。ケーブルは必ずブーツの根元を持って一旦45°回転させて戻してから抜くこと。安易に引っ張るとコネクターがケーブルから抜けてしまうので注意。 Remove Air Injection Pipe. |
イグニッションコイルユニットの固定ボルト(10mm)を外して、ユニットを外します。 Remove Ignition Coil Unit. |
但し、ヘッダースを入れるスペース確保のためだけなので、一番奥(後)側のボルトは緩めるだけで外さなくても良いです。ユニット全体を奥のボルトを支点に上に回転させれば挿入するに必要なスペースが確保されます。
It isn't necessary to remove final left side bolt. Just screw and turn unit to upper side. |
オイルレベルインジケーターを抜き、オイルレベルインジケーター用チューブを固定しているボルト(10mm)を外しチューブをエンジンブロックから外します。 チューブの根元にはOリングが着いているので、無くさないように注意。ダメージを受けているようであれば新しいものを用意します。 Remove Oil Level Indicator pipe. |
マニフォールド固定ボルト(10mm、6本)を外し、ガスケットとエギゾーストマニフォールドを外します。取外しの際にプラグのヘッドが邪魔になるようならば、迷わずプラグを抜くこと。無理に負荷をかけるとプラグを折ってしまうので注意。
ガスケットとボルトは再使用します。
Remove bolts and Manifold with gasket. |
純正マニフォールドからエキパイ接続用ジョイントボルト(15mm、3本)を外します。ボルトは再使用します。
Remove 3 bolts from Factory's. |
純正マニフォールドからインターミディエットパイプを外します。中にこびりついているので、ハンマーで軽く叩くと出てきます。
Remove intermediate pipe from Factory's. |
<ヘッダースの取付(右側編)> Install Headers<Right>
純正からHO2センサー(22mm)を外し、ガスケットと共に新しいヘッダースに取り付けます。 取り付けの際にはAnti-seizeを塗りました。締め付けトルクは41Nm。 インターミディエットパイプを装着します(向きに注意)。 Remove HO2 sensor from Factory's and install on headers. |
左側同様に純正から外したエキパイ接続用ジョイントボルトを新しいナットを使ってヘッダースに取り付けます。ヘッダースにはネジ穴が切れておらず、またナット(M10)も製品には付属していないので自前となりました。 尚、この段階では1本のみ増し締め(20Nm)し、残りの2本は緩めておきます。 To install bolts, it is necessary to probed new nuts(10mm). |
バンデージ処理を行う場合には、この段階までに巻き付けておきます。 バンデージはセラミックコンパウンドを含んだガラス繊維なので、作業時には手袋と長袖の着用を薦めます。素手素肌で取り扱って触れていると、小さな傷が沢山出来て後でかなり痛い思いをすることになってしまうので注意。 エアインジェクションパイプ固定用ボルト穴とオイルレベルインジケーター固定用ボルト穴は、使用するボルトにAnti-seizeを塗って一回締め込んでから外し、穴を慣らしておきます。 As you use Vantage, you should wrap now. |
ヘッダースを入れます。 プラグを装着します。締め始めは必ず手で行います。締め付けトルクは15Nm。 ヘッダースにガスケット(向きと表裏が有ります。"DOWN"の表示が下になって中央部のボルト穴の位置が一致する状態)を着けてから、ボルトで固定します。最初は中央部分の2本から締め、両外側に向かって順番に均等に締めて行きます。ボルトの締め付けトルクはまず15Nm。同じように再度中央部分の2本から両側に向かって順番に25Nmで増し締めします。締め込み始めは必ず手で行い、正しくネジ穴にボルトが噛んでからレンチを使用します。 Install Headers with gasket. Screw bolts start from center 2 bolts and
go both side. |
中央部の2本の左側は、スモールソケットとショートレンチがないと締められません。
ただですら全体のボリュームが増したヘッダースにバンテージ処理が施されたことで、狭い隙間に入れるのは結構大変ですが、向きを少しずつ変えながら他の周辺機器類に損傷を与えないよう注意して入れます。
イグニッションコイルユニットを装着して固定ボルトを締めます。締め付けトルクは20Nm。 イグニッションケーブルを接続します。イグニッションケーブルはヘッダース使用にも耐える高耐熱性のものに交換することを薦めます。 Install Ignition Coil Unit. Tighten 20Nm. It's better to change New Ignition Wires for high temperature. |
イグニッションコイルへの信号線には、防熱用シートが巻き付けてあるところを見ると、直下のエキゾーストマニフォールドからの熱の影響を受け易いようです。そこでさらなる遮熱を行うため、コイルユニットの下に薄いアルミプレートを取り付けました。また、フュエルインジェクター用信号線もコルゲートチューブをつけました。
Install heat plate under Coil unit. |
エアインジェクションパイプをヘッダースに取り付けます。取り付け順序は、ガスケット⇒パイプ⇒ボルト。ボルトの締め付けトルクは20Nm。ボルトにはAnti-seizeを、ガスケットにはエギゾースト用液体ガスケットを塗りました。位置がずれて入り難い場合には、エアインジェクションパイプを取付位置に合わせて向きを変え、半ば強制的にボルトを締めて接続していきます。ずれが激しくボルトを締め込んで行けない場合には、口径の小さいボルトとナットで一旦片側を締めて接合し、もう一方に本来のボルトを入れて締め上げから、再度ボルトナットを抜いて本来のボルトに交換して締めると良いです。
Install Air Injection Pipe with gasket. |
オイルレベルゲージ固定用プレート部分のL字型に曲がっている部分を全て削るか切断します。
オイルレベルゲージを取り付けます。中央の隙間から入れます。エンジンブロックへの差し込み部分のOリング装着を忘れないように。Oリングはダメージを受けているようなら新品を使用します。装着時は周囲に奇麗なエンジンオイルを薄く塗ります。正しい位置まで差し込まれていることを確認します。固定ボルトの締め付けトルクは16Nm。固定ボルトの位置がずれて固定し難い場合には、レベルゲージのボルト固定用プレート部分を曲げて位置を強制的に変えます。但し、パイプ部分は曲げたり傷付けたりしないように注意が必要です。固定位置を優先させずに装着位置を優先させること。
Install Oil Level Indicator Pipe. |
最後にジャッキアップしてヘッダースとエキパイを接続し、まず増し締めしていない2本を増し締めし、ナットを締めます。ボルト側にはAnti-seizeを塗りました。3個のナットは均等に負荷がかかっていくように少しずつ順番に締めていきます。締め付けトルクは35Nm。
Joint exhaust and screw nuts tighten 20Nm. As pipe is shorter, screw bolts during pipe is hot. Connect HO2 sensor. |
本来ならばエキパイが間に挟まるナットに密着しなければならないのですが、実際の装着ではやや長さが足りずに5mm程の隙間ができてしまいました。しかし、接続が完全に密着させるまでに至らない場合でもインターミディエットパイプがあるので、約10mm位までの隙間であれば問題はありません。また過熱後に再度締め付けを行うことでさらに密着してきました。密着させるにあたっては締め付けトルクは無視し(但し上限で50Nm位に止めておいたほうが無難)、一旦密着させた後に再度緩めてから規定トルクで締めました。
HO2Sセンサーにコネクターを接続し、ロックバーを差し込んでから、シャーシの穴に固定ピンを差し込んで固定します。本作業は左右同時に行っても良いです。
周辺機器や配線類等がヘッダースに接触していないことを確認します。
スターターモーターが直下に位置するので、配線ケーブル類にはコルゲートチューブを被せました。またエアコンコンプレッサー配管にも同様に被せてあります。 写真はありませんが、スターターモーターには、後日アルミプレートで遮熱板を装着しました。またコルゲートチューブでは不十分であったため、配線類には全て遮熱シートを巻き付けました。 |
Connect Negative Battery Cable tighten 15Nm.
Start Engine and check.
<焼き入れ>
焼き入れを行わずに装着直後に走行してはいけません。
大量に発生する煙や臭いが車内に侵入してきて大変なことになってしまいます。
アイドリング状態でヘッダースをバンデージ共々過熱して焼きを入れます。数分もすると、写真のようにモウモウと煙が上がってきます。ボンネットは必ず開けておくこと。また作業中は換気を十分に行うこと。 Start engine and make headers become hot. Smoke figure out like a photo. Keep hood open and a few minutes later, smoke will stop. |
そのまま暖気していると、そのうち煙は収まり、もうそれ以上は出なくなりますが、完全に焼きが入るまで数日間は始動直後に些少の煙や臭いが出てしまうのは我慢です。またバンテージについても同様で、焼きが入るまでは煙や臭いの発生があります。
煙が全く出なくなった頃に各固定ボルト類の締め付けトルクを確認します。
煙に排気ガスの臭いがするようなら排気漏れが考えられるので、エアインジェクションパイプやヘッダースの接続部のガスケットと固定ボルト締め付けトルクを確認します。
After then, a little smoke and smelling in a few times driving.
As you feel exhaust gas smelling, check each joint part.
外れた純正とヘッダースの2ショット。純正があまりに醜いですね。 重量も持った感じで40%は軽いです。 Removed Factory's and B&B's. |
久し振りにプラグコードを抜いたのですが、想像していたよりも熱によるダメージを大きく受けていたので驚きました。純正ではプラグ接続部に金属製のカバーが着いていますが、JACOB'Sに装着することができなかったので外してしまったことが問題だったようです。
Remove Jacob's Ignition wires and it looks getting damage. |
性能機能面で問題は無いのかもしれませんが、いずれにしてもヘッダース装着によりさらに過熱負荷が増すので、耐熱性がより高い製品へ交換することが望ましいですね。そこで、MSDから高耐熱性シリコンブーツと8.5mm径のワイヤーを使用したイグニッションケーブルがあったので、それに交換しました。
Change to MSD Super Conductor Ignition Wires. |
当初右側はバンデージ処理をせずにそのまま装着してみたのですが、エンジン始動の直後から周辺は想像していた以上にかなり熱くなってしまいました。それは表面積が拡大されたこと共に、材質的に熱伝導効率が非常に高いことを意味するのですが、危険であると判断し、美しい外観を犠牲にしてバンデージを巻くことにしました。
Once install without vantage however too much heated therefore wrap Vantage both side and also brake oil pipes. |
バンデージは、セラミックコンパウンドを含んだガラス繊維なので、作業時には手袋と長袖の着用を薦めます。素手素肌で取り扱って触れていると、知らぬ間に小さな傷が沢山出来て後でかなり痛い思いをすることになってしまうので注意が必要です。 左側については、純正装着時ですら発熱がブレーキオイルやジェネレーターに少なからず影響を及ぼしていたので、ヒートプレートやコルゲートチューブによる遮熱対策は是非行っておきたいですね。そこでそれまで装着していたヒートプレートも、そのまま使用を継続すると共に、これまで未処理だった右側についても、エアコン用配管とスターターモーター配線についてはコルゲートチューブを被せて遮熱対策を施しました。コルゲートチューブは色々な太さのものがカーショップだけではなく、秋葉原の電材店でも手に入ります。綺麗なパッケージングこそされていないが、その分かなり安価です。 ジェネレーターの過熱防止については、カバーをしてしまうと、逆に放熱障害があるので、空冷用吸入口の効果を期待することにしました。 |
装着過程において、ヘッダースの長さが不足してエキパイとの接続ができないのではないかと不安にかられたのですが、熱による伸びも加わって結果はOKでした。接続部には約1cm弱程度の隙間が開いているのですが、インターミディエットパイプのお陰で排気漏れは全くありません。 高回転域におけるパワーアップが基本であると思っていたのですが、回転全域に渡るアクセルレスポンスの向上は、目を見張るばかりの素晴らしさでした。これまで中間加速時のレスポンスにおいて意に反する場合が間々あったのが、解消してしまいました。踏めば直ぐに回転は上昇し、離せば直ぐに落ちるのは期待以上の嬉しさです。 アクセルレスポンスが改善されると、体感的にはトルクフルとなり、回転上昇による馬力アップとトルクアップが比例して上昇していく様を感じます。 マフラーからの排気音は、排気脈流が規則的に行われていることを示すかのように山と谷がはっきりと区別できるものへと変わり、エンジンの直接音共々、迫力が増しています。 マフラー交換を行ったときや、インテーク系をチューニングした時と同様に、ヘッダースの装着はパワーアップに大きく貢献するアイテムの一つです。 |
二度に渡って左右共に熱で割れてしまい、溶接により修理を行いましたが、ひょんなことからアレックスレーシングデザインさんのヘッダースシステムを譲っていただけましたので、交換をしました。 外したB&Bショートヘッダースは、やはりあちこちにヒビ割れが出来ており、もはや溶接だけでの修復は不可能な状態でした。 B&B shortly headers was broken. Tried to repair by welding, however inside of pipes also got big damage. |
ヘッダースは遮熱塗装を行ってからバンテージ処理をしています。 触媒は、APEXのスカイラインGT-R競技用メタルハニカム触媒を装着しました。 長さ、太さ、フランジボルト位置共にストレートパイプと同じなので、加工は不要です。 競技車でも触媒装着が義務付けられているカテゴリーがありますし、ましてや街乗りを行うには触媒無しと言うわけにはいきません。 二次エア導入用の加工は今回行いませんでしたが、このままだと触媒の酸化促進が行われませんので、近々に方法論を考えて実施することにしています。 Therefore, installed Alex Racing Design Long Headers system. CATs are Metal for competition use of Nissan Skyline GT-R. |
ヘッダースからマフラーの手前までHパイプを含めて一体で交換しましたから、ランダムテクノロジーのハイフロー触媒と magnaflow の X-PIPE は撤去です。 街乗りで劇的な変化はありませんが、レスポンスが良好になったと感じています。 また、これまで装着していたランダムテクノロジーのハイフロー触媒が国産競技用触媒に比べて全く遜色が無い性能を発揮していたことが良く判りました。 Magnaflow X-Pipe was removed. |
触媒をNISMO製に交換しました。 APEX製よりも触媒の容量が大きい分、幅があって、そのままボルトオンと言うわけにはいきませんでしたが、KMクラフトガレージさんに無理を言って何とか装着していただきました。 触媒前のフロント側O2センサーを左右共に同時に交換したので、どちらの効果が大きかったのかは不明ですが、結果から言うと、かなりのパワーアップが実現しています。 |
メタルハニカム触媒をHKS製に交換しました。 NISMO製はハウジングを溶接するための耳が横方向に15mmほど出ており、左右に2個並べるとその分が干渉して装着スペースが不足してしまいます。 そこで耳の部分を曲げて半分程度にした上で、さらに左右を重ね合わせるようにして何とか装着しましたが、右側が左側の下に入り込む形になっているためズレが生じています。 若干のズレなら補正できるものの、このズレがそのままマフラー位置のズレになってしまい、左側のマフラーチップがリアバンパーに当たるようになってしまいました。 そこで、途中の接続部分でさらにズレを補正したのですが、そうすると今度は内部で段差が生じてしまい、それがかなり大きな排気抵抗を発生させてしまいました。 HKS製はNISMO製とほぼ同じ大きさですが、左右に溶接の耳が無く、干渉することなく装着ができるので、この問題を解消することがかなっています。 ちなみに、NISMO製触媒は両方共にハニカムの一部が潰れてダメージを受けていたので、偶然にもちょうど良い交換時になりました(笑)。 サーキットで加給走行を行う場合は触媒も消耗品ですね・・・。 |