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<C5日誌>「赤枠で表示されている画像は、マウスポインターを置くと別の画像が表示されます」

2005年

2月20日

まもなく3月ですね・・・。
一度も更新することなく2月を終えてしまいそうな状況でしたが、どうにか時間を取ることが適いました。
新年から計画していた新しいピロマウントですが、その後若干の手直しをする必要が出たものの、ようやく出来上がりました。こちらがフロント用になります。
試行錯誤と2度に渡る設計変更の末に仕上がった特別製作品のG2専用ピロカラーに少々時間を要しましたが、無事完成です。
尚、写真はM8ボルト2本で固定を行うタイプになっていますが、私の場合、TEIN製ピロマウント用に既にM6ボルト穴が4ヶ所空いているので、それに合わせたピロマウントを現在製作中です。
リア用も同じピロカラーを使用しています。ピロマウントは、K.A.氏よりお譲りいただきましたCUSCO製国産車用を改造した流用品ですが、同様の構造・形状を持つC5専用品も、本品を所望されている方が居るので、現在製作中です。

ピロボールは、フロント、リア共にNMB製18番(CUSCO社より入手)を使用しており、ピロボールが消耗した際にも簡単に交換が出来るようになっています。
実はこのピロアッパーマウント、豊富な種類が有るCUSCO製ピロカラー、ピロナットの中から適合するものを組み合わせることで、G2に限らず現在市場で販売されている大半のコイルオーバーサスペンションに使用することが出来るものになっています。従って、将来G2以外の他社製品を装着することになっても、このマウントはそのまま継続使用が可能になります。

ワンオフの手作りで製作しているため、コスト面で高くなってしまいますが、せっかくのコイルオーバーのアッパーマウントがゴムでは効果が台無しですから、十分価値のあるものだと思っています。

2月26日

以前使用していたTEIN製ピロ(写真右側)の固定用ボルト穴位置に合わせた新しいフロント用ピロアッパーマウント(写真左側)が出来上がってきました。
M6ボルト×4本でシャーシフレームに固定されます。固定用ボルトは、強度区分12.9の高強度ボルトを使用しています。
TEIN製ピロマウント同様、本品を装着する場合はフロントシャーシフレームのショック取付穴を40mm径に拡大させる必要がありますが、頑強な本品をその穴に入れてしっかりと固定すれば、強度不足の問題は有りませんし、シャーシフレーム自体の強度についても大丈夫だと認識しています。むしろ、既存の穴に適合させるためにあれこれと加工したものを装着するよりは、十分なショックストローク確保を始めとする優位点が数多くあると思っています。
実際、私のC5は4年前から40mm径の穴が空いていますが、これまで20回以上に及ぶサーキット走行においても、強度不足による問題は一度も発生していません。

早速実装作業に取り掛かりたいと希望しているのですが、未だしばらくの間は仕事が多忙であることと、腰の具合がどうも今一つ優れないことから、大事を取ってもう少し暖かくなって暇が出来てから行うことにしました。
こちらが、同時に出来上がって来たC5リア専用のピロアッパーマウントです。
私用にK.A.氏より譲り受けたものよりも一回りほど大きく、素材もステンレス製になりますが、構造面においては基本的に同等です。
M8ボルト二ヶ所で固定を行うフロント用と、このリア用は、アメリカDRM社製コイルオーバーユーザーのアッパーマウント用として、適合するピロカラー、ピロナットと共に使用されることになっています。
既にワンセットが国産他社製コイルオーバー用として装着されていますし、今回のDRM用も近々に装着が完了されるはずですから、私が実装して走行する前に製品についての感想を先にいただいてしまいそうです・・・(笑)。

何故にここまでピロアッパーに拘るのかと言えば、それは構造的に必然だからです。
C5のショックサポート部分は、Aアームが稼動する際にかなりの量で左右に動きますから、ここを基軸として全車重をサポートする必要があるコイルオーバーにピロアッパーは必要不可欠なものになります。
本品は汎用性が高いものになっていますから、他社コイルオーバーを使用中の方で要望される方が居れば、適合するピロナット、ピロカラーと共に販売いたしますので、問い合わせをして下さい。

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