3週間振りにようやく取れた休日です。
|
未だ実装作業には着手できていませんが、部材類が全てそろい、新しいアッパーピロマウントが出来上がりました。
部品調達の問題から、ピロボールやピロナット類はTEIN社製を使用せず、全てCUSCO社製を使用しています。
ピロナットは、CUSCO既製品の雌ネジを7/16-20 UNFに切り直しました。そして、同じ規格であると思い込んでいたショックのシャフトが、メートル、インチどちらの一般規格にも無い特殊なネジ山であったことが判明したため、改めて7/16-20
UNFのネジ山に切り直しています。
ピロマウントとピロカラーは既製品に対応するものが無かったため、特別製作品となりました。G2ショックシャフトのネジ山が僅か16mm長しか切られていないため、このような特殊な構造となっています。
フロントもリアもマウントの形状が違うだけで、構造は全く同じものになります。
リアロワー側は、ストロークが犠牲となる装着用アダプターの新規製作は止め、Aアームを削って幅を広げ、強度不足を補うために下側からボルトで固定することにしました。 |
|
フロントロワー側の固定用シャフトは、当初特別製作品にする予定でしたが、ピロに後付という形となると、構造的にどうしてもうまく行かなかったため、G2のロワーマウントからシャフトをピロごと抜き出して、ショック側に再装着することにしました。
あとは実作業が残るのみですが、当面休日が取れる予定が全く無いので、合間を見て少しずつの作業となりますから、4輪全てが終わるのは、おそらく3月に入ってからになると思います。 |
|
油温管理問題を解消させるため、クーラーコアを25段から34段に交換する予定ですが、手元に保管してあったはずのサーク製34段コアが何故か行方不明になっていることが発覚したため、止むを得ず新たにセトラブ製の34段コア(入替り画像)を入手しました。
これを機会にゴミ置き場と化している倉庫を少し片付けないと駄目ですね・・・。
そして、油温を常時監視するため、油温センサーを装着出来る新しいサーモスタットを装着することにしました。新しいタイプのサーモスタットは従来品よりもさらに小型になっており、IN/OUTどちら側にもセンサーを装着出来るようになっています。
油温計は電子式の大森製にしました。
装着作業はクーラーコア交換と同時に行う予定ですが、こちらも3月に入ってからになってしまうと思います。 |
|
話題のC6 Z06についての詳細をレポートします。
C5 Z06と違って、ベースとなるボディはノーマルC6と全く同じハッチバックのクーペですが、フェンダーがワイド化され、ボンネット上にはエアスクープが装着されています。
以下の列記項目は、全てノーマルC6と違う部分となります。 |
@エンジン:LS-7 7L(427cu-in) GenW V8
A出力:500HP(373kW)/6200rpm トルク:475lb-ft(657Nm)/4800rpm レブリミット:7000rpm
B車重:1419.7kg トレッド:+76.2mm
CCNCポーテッドアルミ製シリンダーヘッド
Dチタン製コンロッド・インテークバルブ・プッシュロッド・バルブスプリング
Eエンジンオイルドライサンプ方式(容量:約8L) + オイルクーラー
FGMニューパフォーマンスセンターの手作業によるエンジン組立
Gハイドロフォーム一体成型メインレース&マグネシウムとアルミ合金を多用したサブフレームを組み合わせた軽量仕様
HフロントフェンダーとインナーフェンダーをCFRP化
Iフロントブレーキ:14インチ(355mm)クロスドリルドローター&水平対向6ピストンキャリパー
Jリアブレーキ:13.4インチ(340mm)クロスドリルドローター&水平対向4ピストンキャリパー
Kタイヤ&ホィール:フロント 275/35/18-9.5J リア325/30/19-12J
L高能率ヘッダース・触媒・エギゾースト・マフラー + 高能率エアインテーク
M強化型6速マニュアルトランスミッション・リミッテッドスリップディファレンシャルギア
+ ミッションオイルクーラー
N鍛造ベアリング&カムシャフト(リフト量:591inch) + 鍛造アルミ製フラットトップピストン(圧縮比:11.0:1)
O専用ABS&パワーステアリング設定 + パワーステアリングフルードクーラー
P専用サスペンション設定(ショック・リーフスプリング・スウェイバー)
|
もうこれだけ見れば、いかにC6 Z06が物凄いものであるかが判りますね。ノーマルC6とは全くの別物と言っても過言ではないくらいです。
スペックを見る限りでは、このままレースに出ても大丈夫なほどですから、サーキット走行を行う上でのモディファイはほとんど不要かもしれません。
もし何かモディファイするとしたら、リアウィング、フルバケットシート、ステアリング、Sタイヤくらいでしょうか。
外観上、ワイドフェンダーとボンネットのエアスクープ以外にノーマルC6との違いはありませんから、ある意味、羊の皮を被った狼になるのかもしれません。 |
|
内装やスタンダード装備品はノーマルのC6と変わらず、ご覧の通り、NAVIやオーディオシステムもオプション設定があります。ボディ色もノーマルC6と同じものから選べます。
さて、お値段ですが、ベーシックモデルがUS$75,000.とのことです。
ダッジバイパーがUS$85,295.ですから、約US$10,000.も安価になります。そして、バイパーよりも高性能です。
今の為替レートのままであれば、日本円で800万円ほどですから、このまま並行輸入をして車検を通しても、900万円くらいでオーナーになれそうです。
ノーマルC6の日本国内販売価格が660万円(現地価格は約530万円)ほどですので、その差額は240万円(270万円)となりますが、どう考えてもこの差額でノーマルC6をZ06仕様にモディファイすることは不可能ですから、お買い得と言うことになります。 |
|
現地アメリカでは、こんな比較表が出ています。
ヤナセで正規輸入販売を取り扱うかどうか現時点で定かではありませんが、ノーマルC6のデリバリーが今年2月からの開始ですから、取り扱うことになっても、来年以降になるでしょうし、おそらく価格設定も1000万円以上になると思いますが、それでも同等のパフォーマンスを他の市販車で得ようとしたら、その倍以上のお金を積まないと手に入りませんから、やはりお買い得と言うことになりますね。 |
|