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9月24日、装着した足回りパーツの点検を行うため、C5乗りのNh氏がロータスエキシージ乗りのHe氏と共に再来訪されました。
我が家周辺は、残暑もすっかり姿を消して秋の様相を見せ始めており、過し易い季節となりました。
前回は車高が下がり過ぎてジャッキアップしないと2柱リフトのサポートバーを入れることができませんでしたが(笑)、今回はその必要もなく入りました。
まずは、装着後一つだけ起こっていたC0630エラー発生の修復です。
装着直後は発生していなかったのですが、帰宅される途中で発生して、しばらくすると「H」になるものの、また「C」で発生してしまうとのことです。来訪される時点では「C」のままになって「H」にならなくなっていました。
このエラーが「C」で発生していると約150km/hを超えた時点でパワーリデュース機能が働いてしまいますから、サーキット走行をする上では危険な状況になります。
C0630は、F45の右リアAアームポジションセンサーエラーで、C0615, C0620, C0625と同じセッションになります。このエラーコードは1999年モデルには設定が無く、2001年モデル以降に新たに加わったものです。
今後のこともありますので、DTCリストを作成しました。→2001年モデルDTCリスト
エラー発生が右リアだけであることと、「C」が「H」になることを見ると、シミュレーター本体の接続に原因があるのではないかと思い、まずは右リアのシミュレーターと接続相手のターミナルを接点洗浄剤で十分洗浄して再装着をしてみましたが、エラーは消えません。
続いて右リアと左リアを交換したところ、今度は左リアのエラーが発生しましたから、これは、接点の接触不良ではなくシミュレーター本体の問題です。
原因を探るためシミュレーターを外して検証したところ、何と3本あるコネクターピンの内2本が正しい位置に固定されておらず、奥に引っ込んでいることが発覚しました。
これでは、いくらコネクターがしっかり接続されていてもピンが相手側に正しく入り込んでくれません。装着当初は発生せずに、その後「C」と「H」を繰り返していたのは、この2本のピンがかろうじて接触していたものの、振動により離れてしまったり、再度触れたりを繰り返していた所為だと思われます。
ピンが折れているわけではないので、ロックが外れて引っ込んでしまっているのではないかと思い、引っ張り出そうとしたのですが、全く出て来てくれませんでしたから、どうやらロックが内部の奥の方で何かに引っ掛かってしまっているようです。
本体を開けて内部を見ることができない構造ですので、止むを得ずコネクター部分を切り裂いて、引っ込んでいるピンに別のコネクターから外した同じ規格の端子を半田付けして延長しました。結果、3本が全て接続されてエラー発生は解消です。
コネクター部分の防水性が無くなってしまいましたから、外側を防水耐熱テープでしっかり保護しました。 |