<C5日誌> |
2002年
9月 1日
オーバーヒートの原因を探ってみたのですが、まず、エアコンガスのリターンホース遮熱処理を止めました。それから、ヘッダースとの間に断熱用アルミ板を装着しました。 遮熱処理は周囲からの熱を遮断すると同時に、巻き付けたものの放熱も遮断してしまうため、過熱したエアコンガスが放熱されず、コンデンサーが異常過熱してラジエターに影響を与えてしまっていたようです。 何故そうなってしまうのかについての理論的解明は出来ていませんが、明白な事実がある以上、従わざるを得ません。 いくら電動ファンで強制吸気をしても、異常過熱したコンデンサーの後に配置されているラジエターに熱風しか当らなければ、冷却のしようがありませんね。その証拠に、ATFクーラーコアはコンデンサー前に装着されていたために、熱風を直接受けることが無く、水温が115℃に達してしまうような状況においても、ATF温度が95℃以上になることはありませんでしたし、エアコンをOFFにすれば、水温は直ぐに下がっていました。 さらに、エアコンガスの温度センサーが装着されている場所にATFクーラーラインが配管されていたため、そこにも遮熱処理をしていたのですが、それも取り外すと共に、ATFクーラーラインのルートを変え、今度はATFクーラーライン側に遮熱処理を行いました。 短時間のアイドリングによる点検しか出来なかったのですが、エアコンをONにして水温が90℃に達した以降も、それ以上に上昇することが無かったので、おそらくこれで大丈夫だろうと思います。 |
9月 4日
今後コイルオーバーサスペンションの装着を考えておられる諸兄は、決して本品、又はこれに近いような完成度が極めて低い製品を購入してはなりません。 C4時代にも、コイルオーバーでは随分と悩まされてしまったことは以前にも記したことですが、アメリカで本品を購入して装着しているユーザーが、どうして文句を言わないのか、また、販売店が何も憂いを抱くことなく平然と本品を売っている実情が、私には理解出来ません。 これまでの経験からすると、安心して購入することができるアメリカ製品は、やはりメーカーとしてのブランドイメージが確立したものに限るということになるのでしょうか。 例えば、B&B社、Be Cool社、アールズ社、Hotchkis社、BAER社、B&M社等、個々の販売店が独自に開発したものでは無く、どこの販売店でも扱っていたり、日本でも輸入販売代理店が扱っているものです。 ちなみにWest Coast Corvette社では、最近本品に関する私からのクレームを受理し、基本的に、日本向け販売出荷は装着不能という理由で、しなくなったとのことです。従って、もし購入される場合には、どのような問題が発覚しても一切のクレームは付けないという約束をしなければなりません。 少なくても価格(と言っても改良のために随分と手間と費用がかさんでしまうのですが・・・)と性能については満足できる水準にあるだけに、残念でなりません。
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9月 17日
仕事とプライベートの両方で多数の問題が同時に発生したために、しばらくHPの更新も、車いじりも出来なくなっていました。 相変わらず問題は解消していないのですが、着々と改善の方向に進んでいると信じるしか無いですね。
いくつかの諸問題を抱えるアメリカ製を輸入するよりは確実で、信頼できるものであることは保証できます。 せっかくオイルフィルターを始めとした消耗品類一式が揃ったBreathless社のオイルクーラーですが、本品が出来上がって来た段階で、早速換装してみる予定です。
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