<C5日誌>

2000年

3月5日

どう工夫をしても、やはり上向き方向への光の漏れをカットすることができきれなかったので、レンズ面にテーピングを施しました。しかし、そのお陰で、少なくとも光軸を大きく下向きにしなくても対向車に幻惑感を与えることが無くなり、配光ムラについても視点と照射ポイントが一致して、あまり気にならなくなってきました。
H3バルブをポジション球用穴に取り付けるプランは、取付そのものはうまくいったのですが、残念ながらハイビームには為り得ず、まるで見当違いの場所を照らすに過ぎないものでした。
ハイビームも、やはり反射鏡に対するバルブの点灯位置がかなり重要なんですね。いずれにしても、レンズ面に上向き光漏れ防止用テーピングをしたので、本プランはボツです。
ハイビームについては、別のライトを装着する以外に対応策は無いようです。在庫切れで納品待ちであったPIAA製ドライビングスポットライトがようやく来たので、数日中に装着を実施する予定です。

3月9日

ヘッドライトレンズ面のテーピングで、HIDによる対向車への幻惑は防止できましたが、どうもカッコ悪いのと、激しい配光ムラが、もしかしてバルブのシェードにも一因がある可能性を考え、再度形状、位置について検討してみることにしました。
カット&トライの連続なので、時間がかかると思われます。又、どうやっても満足の行く結果が得られなかった場合においては、純正のハウジングは諦め、別の製品を探して取り付けることになるかもしれません。
いずれにしても、単灯ハウジングではロービームだけなので、ハイビーム用スポットライトの装着は実施します。ハイビーム用ライトのリレーは、最近秋葉原でDC12Vの接点容量が10A以上あるものが出まわってきたので、それを使用することにしました。単価的には1個950円程度です。
防水加工されていないので、処置が必要ですか、カーショップで売られているリレーも然程完全な防水性は無く、結局取り付ける場合には耐熱耐水処理をする必要がありますから、安価な分、良いのではないかと思っています。

3月10日

明日のハイビーム用スポットライト装着の準備は万端ですが、その前に、配光制御のためのシェード形状変更試作と、同時点灯システムの瞬間消灯問題の解決策を最初に行うつもりです。
今日、携帯電話をしながら運転していたバンのオッサン(私もオッサンだが…)が、左折のみ進行可の矢印青点灯にもかかわらず発進し、左側から青信号で突入してきた車の列を、ものともせず直進して行ってしまいました!! なんと恐ろしい光景でしょう!!
電話の内容によっては、自分の神経が会話に完全に集中されてしまい、運転どころでは無かったのでしょうが、もし、それほど重要な内容であるならば、せめて一旦停車するぐらいのことをしないと、万一事故でも起こそうものならば、仕事どころではなくなってしまいます。
10日の金曜日、しかも期末月、さらには毎度お馴染み恒例の期末予算消化道路工事も重なって、都内はどこも大渋滞ですから、逸る気持ちは分からなくもありませんが、携帯電話に気を取られての信号無視は、あまりにも酷すぎますね・・・。

3月11日

ハイビーム用スポットライトの装着が完了しました。⇒スポットライト装着日誌
予測通り、無事エアスクープのフォグライト隣に装着できました。明るさはハロゲンなので、HIDには到底適わず、本来のハイビームにはなり得ないのですが、都内を走っていても、狭い道の交差点などでパッシングにより自転車や歩行者への警告を行ったりするには、十分な機能を持っています。単体の点灯も考えたのですが、あくまでもハイビーム用として光軸を合わせているので、無闇な点灯は迷惑以外の何物でもないので、止めました。装着が完了した時は既に夕闇が迫り、さらに天候も悪くなってきたので、写真撮影と掲載は後日になります。

3月14日

ヘッドライトスイッチをONにしてもヘッドライトドアが開かない現象が数度発生しました。再度消灯点灯操作を行うと無事開きますが、原因は不明です。
以前ウルトラDIMを装着していた時に、純正のヘッドライトコネクターは、右側だけをダミーバルブ接続と点灯用信号取電として使用し、左側は開放状態にしましたが、このような動作不良は一度も起こりませんでした。
従って、唯一違う点といえば、HIDの点灯用取電を、左右両方から行っていることになります。もしかするとHIDの一次側入力の負荷が、C5のヘッドライトドア開閉制御用コンピューターHDCMにとって気に食わないもので、左側の直接接続により、なんらかの影響を及ぼしている可能性があります。
HID装着日誌に、同時点灯用の新しい接続回路を提示してありますが、その方法が良いのかもしれません。
新回路では、ヘッドライトコネクターは右側のみダミーバルブの接続用に使用され、左側は開放となっています。
いずれにしても、今週中には新しい回路での接続動作を実施できる予定なので、近々に報告できるものと思われます。

3月15日

新しい回路によるHIDとハイビーム用スポットライトの装着が完了しました。予測通り、ヘッドライトドアの未開トラブルは消滅し、HIDのロー・ハイービームの切替による瞬間消灯も無くなりましたた。又、ヘッドライトOFF時のパッシングでも、スポットライトが点灯するようになりました。
結局、配線装着が面倒になったので、接点容量30Aのリレーをカーションプで2個買い、それぞれHID用とハイビームスポットライト用に1個ずつ使用しました。⇒HID装着日誌
ヘッドライトのレンズカットについて、マスキングする位置を変更しました。ハイビーム用エリア全体のマスキングは、やはり配光ムラを増長させるようなので、対向車へ直接被害を与える部分だけにしてみたところ、案の定、明暗の区切りが激しかった近距離直下部分への配光が均等化しました。

3月17日

第2弾のバルブ用シェードを製作し、テストしたら、左右の配光が以前よりも均等化しましたが、中央部分のV字型のスポット状照射は変わりません。これが限界なのでしょうか。
マルチリフレクターやプロジェクターを使用したHID装着車の均一な配光を見ると、ジェラシーを感じてしまいますが、どうしようもありません。
あまり頻繁にバルブやヘッドライト周辺の脱着を繰り返すと、固定ビス類を始め、数々の部品が消耗してしまうので、いずれC5用HIDの日本仕様が、本国でデビューすることを期待して、この辺りで完了させるつもりです。
実はシェードの交換中、一瞬のミスでバルブに工具をぶつけてしまい、バルブの根元を支える耐熱陶製ホルダーが割れ、バルブがグラグラになってしまいました。もはや駄目かと思われましたが、バルブ自体はまだ点灯してくれた(ホッ!!)ので、バルブの根元を金属ワイヤーで縛り、その上からハンダ付けをして固定をしました。いくらHIDが高熱を発しても、ハンダが溶けてしまうことは無いでしょう。とりあえず今のところ動作中。おそまつ!! 

なにしろキセノンバルブは、一個47,000円もしますから、全く冷や汗ものでした…。
新しい点灯用回路は順調に動作を続けているので、HIDを装着される方は、付属の同時点灯ユニットを使用せず、本方式を薦めます。

3月18日

一昨日の雨で汚れたボディを洗車しました。マフラーのエキパイ接続部を増し締めしました。
HIDの配光不善が物理的に限界であることから、別のヘッドライトユニット使用の検討を開始しました。
H4用のキセノンバルブが在る以上、それを活用できる方法としては、マルチリフレタータイプしかありませんが、市販品の中には見られないので、ここはH3又はH1用バルブを新たに購入し、プロジェクタータイプを装着するしか無いのでしょうか…。

しかし、プロジェクタータイプは、一般に全長が長く、C5のヘッドライトスペースに入れることが難しいような気がしています。
2灯式角型ヘッドライトと同じ大きさでマルチリフレクタータイプを使用している車種があれば、それを部品として取り寄せ、C5のヘッドライトハウジングから反射鏡を取って交換すれば、どうにかなるかもしれません。月曜日にカーショップに行って、別の適合品を探してみるつもりです。

3月20日

カーショップには、およそヘッドライトハウジングなるものが姿を消しており、売られている大半が補助ライトやバルブばかりでした。
補助ライト類は、マルチリフレクタータイプは勿論のこと、HIDもあって、充実の限りでしたが、ヘッドライトは昔ながらのレンズカット版しか見当たりませんでした。
RAYBRIG製の小型HID補助ランプが、展示デモされていましたが、マルチリフレクターのクリアーレンズで、HIDバルブがシェード無しでもろ見えにもかかわらず、見事なまでの配光カットを実現しており、直視しても、配光エリアから外れていれば幻惑することが全くなかったのを見て、ますますマルチリフレクタータイプのヘッドライトにする必然性を強く感じてしまいました。

反射鏡とレンズ交換の準備のため、C5のヘッドライトハウジングを解体しようと試みたのですが、レンズも反射鏡も接着剤でガッチリと固められており、壊す以外に外せる可能性は無さそうなので、とりあえず代替品が手元に来るまではそのままにすることにしました。
明日、装着可能と思われるものの寸法等のデータが入手できるので、そこからいくつか候補を選び、実物を見て検証してから装着を試行するつもりです。 

又、全候補があえなく全滅した場合には、先述のPIAA製ライトが、大変コンパクトで、そのままうまく利用すればヘッドライトにしても大丈夫なほど優れものだったので、本品をレンズ内に組みこむことも検討中です(但しその場合、BELLOFのH4用HIDシステムは無駄になってしまいますが…)。
パッドの鳴き軽減に少しは効果があるかもしれないと思い、『ブレーキクワイアット』なるものを使用してみましたが、やはり鳴きの原因の大半は、ローターとパッドの摩擦音によるものだったので、ほとんど効果はありませんでした。派手なオレンジ色が無機質な黒色のパッドを少々鮮やかに変えたことが唯一利点かも!?⇒実は効果絶大だったことが後日判明(3/24)
お馴染みコラムロックが久々に故障しました。キーOFFの瞬間、何故かOFFに設定してあるシートバック機構が働いてしまったため、電圧低下によりロックできなかったのかもしれません。BCMのリセットにより即座修復完了しましたが、今のところ毎日のようにエンジンが始動しているので、シートの稼働くらいでバッテリーの電圧低下は考え難いのでは・・・。やはりこれはコラムロックモーターの電源供給部分の接点に問題があるのかもしれません。

3月23日

RAYBRIG製のHIDアシストランプシリーズ100を、運転席側のヘッドライトスペースに装着しました。装着に際して思ったよりも大幅な加工が必要であったため、6時間程度も費やしてしまいましたが、効果は絶大でした。
やはりC5純正ライトハウジングでのHID使用は、完全なる効果を出し切れていなかったことが確認されました。
RAYBRIG社(スタンレー社)によれば、角型2灯式ヘッドライトでマルチリフレクタータイプのものを、間もなく発売する予定とのことなので、US仕様のクリアーレンズヘッドライトハウジングとの組み合わせにより、C5専用HIDヘッドライトが完成できそうです。使用されるバルブはH4タイプのはずです。
その為、RAYBRIGの装着は、現在のところ運転席側のみに留めていますが、それでも十分な明るさを実現しています。

3月24日

朝からぐずついた天気模様で、強風と雨が凄まじい汚れをボディ全体に与えました。明日は洗車デーですね。
USからの連絡で、C5用のヘッドライトハウジングが間もなく到着し、日本に向けて発送されるとのことです。
図面では見ているものの、果たしてどのようなヘッドライトが来るのか楽しみです。先方ではHID用キットは必要ないのかと聞いてきましたが、とりあえずハウジングのみにしました。到着後は、まずRAYBRIGライトをハウジング内に収めてみます。そして適合するサイズのマルチリフレクター反射鏡があれば、それに交換をしてみます。

US仕様ヘッドライトハウジングに、日本のマルチリフレクターを組み合わせ、H4(HB4)又はH3バルブによるHID化が、期待する機能を発揮することができれば、希望するかたにセットで販売(但しHIDキットは含みません)をするつもりです。これなら直ぐにリプレイスできますし、車検のときには、純正ハウジングに戻せばOKです。
しかし、できればH4タイプでHID化をしたいと思っています。万一バルブが壊れたり電子機器が壊れて点灯しなくなっても、純正コネクターとH4ハロゲンバルブを接続、装着すれば直ぐに点灯しますし、配光も問題はありません。又、車検時には、まさにバルブの交換と接続替えだけで完了してしまいます。 
先日レポートした「ブレーキクワイアット」ですが、実は効果がありました。
基本的にパッドとローターの摩擦による音を消すことはできませんが、以前よりも全体に鳴き音量が均等化し、低下したように思えます。それまでは、一定条件が揃うと、それこそ周囲に申し訳が無いほどキーキーうるさい場合が間々ありましたが、ブレーキクワイアット塗布後は、一定以上音量があがることが無くなりました。つまり、鳴きはシムが無いことによる振動も摩擦音に加味されていたようです。又、本品は塗布してから一定時間経過してから一層の効果を発揮するもののようです。明日はリアパッドにも塗布してみます。

3月25日

RAYBRIGライト取付部分の強度不足から、悪路走行時に光源が揺れる現象が起きてしまいました。
取付方法の問題では無く、取付を行ったヘッドライトを支えるプレート自体が振動により揺れてしまうのです。これはどうしようもないものですね。
純正のヘッドライトはライトが一体型で、それ自体が強度を増加させることに貢献しているため、実害が少ないようです。
しかしRAYBRIGでは、2灯が別々にプレート上に装着されているので、プレートの揺れがそのまま本体に伝わってしまいます。
普通の舗装道路で揺れることはないので、実害はありませんが、二つのライト同士を金属プレートで連結して一体構造化することで、解消を図れるかもしれません。
それとも、リトラクタブルの構造上の宿命なのでしょうか。C5のリトラクト用の支柱は、極めて軟弱な構造をしているので、そっちを先に補強したほうが早いかもしれません…。ブレーキクワイアットのリアパッド塗布は、時間切れで先送りです。

3月26日


RAYBRIGライトを始めとした数枚の写真を新たにアップしました。ブレーキクワイアットのリアパッド塗布完了。
ライトの揺れについては、さらに、もう一枚2mm厚のスチールプレートを、ライトフランジとヘッドライトプレートに渡して、新たに6ヶ所をボルト締めしました。これにより、少なくてもライトフランジが単体で揺れることは無くなり、さらに2個のライト同士も結合されたので、ライトプレート本体の強度も増加したはずです。
悪路走行をしてみないと結果は判りませんが、根本的にC5のヘッドライトは5点で固定されており、その内2点は車体フレームにしっかり固定されていますが、残りの3点が樹脂製フロントホィールカバーに固定されているため、ホィールカバーを手でたたいてもライト全体が揺れてしまうので、ライト本体の固定方向そのものを解消しない限り解決されないものです。
これまで気が付かなかったのは、おそらく配光エリアの境界線があいまいであったからで、HIDの強大な光源とマルチリフレクターにより配光の境界がはっきりしたことで、表面化してしまったのでしょう。固定方法の改善としては、固定部分にプレートを装着し、プレートを車両フレームに固定することが考えられますが、果たしてそこまで必要性があるかどうかは思案のしどころです。

3月29日

それにしても良く食べるものです。最近では一日3〜4回食べるようになりましたが、さらに仲間(多分メス)を引き連れて来ることもあります。これまで週一回だったキャットフードが、週二回必要になってしまいました。
RAYBRIGライトの左右方向の配光について、対向車向け制限をするために、マルチリフレクターの反射鏡への無反射処理、またはバルブへのシェード取付のどちらかの方法を試してみる予定でしたが、どちらにするかはライト単体でテストをしてからになります。
マスタング用のマルチリフレクターライト並びにUS仕様ヘッドライトは、どちらも在庫切れで入荷待ちの状態が続いています。
「ブレーキクワイアット」には確かな効果があることが立証されました。今現在程度の鳴きであれば、全く問題無いと思います。

3月31日

RAYBRIGのライトのリフレクターは、本体から外すことが出来ない構造だったので、シェード製作しました。
幸いステンレス製ミラーコーティング板が手に入ったので、それを使用しました。シェードそのものについての仕上がりは上々です。
片側2灯の装着なので、シェードの形をそれぞれ少しずつ変えて、内側用と外側用を設定してみました。基本は対向車への光源直視防止と右側配光の制限です。これにより、今まで以上に手前から遠方まで、広い範囲の均一な配光が可能になりました。
Soft99の新しいコーティング剤を買いました。一回の使いきりタイプで、開封した後の保存ができないものです。
日曜日に洗車ができれば、その後に使用してみるつもりです。
最近の作業で、いくら防護策をしても、ヘッドライト周辺は細かい傷だらけになってしまったので、コーティングが必要です。果たしてどの程度効果があるか…。



4月2日

RAYBRIGライト取付がようやく完了しました。結局シェードの形状、取付方法など随分試行錯誤を繰り返しましたが、ようやく落ち着きを見せています。Soft99のコーティング剤「キズ防止ハードコート」の使用は、時間の関係で出来ませんでした。
本品は透明な液体状で、塗布後放置をせずに、数分以内に拭き取りを行うタイプです。完全乾燥時には、クリアー塗装に匹敵する強力な皮膜が6ヶ月継続するというもの。同社製「キズクリアー」の効果が大きいことを見る限り、かなり期待できそうです。しかし月曜日から天気があまり良くなさそうなので、来週末に繰越です。

4月4日

RAYBRIGライトのシェード形状をさらに変更しました。RAYBRIGG製造元であるスタンレー電気担当者氏との電話による話し合いの中で、いろいろと新しいことが判明してきたためです(ご担当の方、ありがとうございました)。 今後の予定として、同社シリーズ200を購入して、現在装着してある100と共用してみることにしています。本品は、フォグライトに近い配光を持つ100に比べ、よりヘッドライトに近い配光特性を持つドライブライトなので、共用により、それぞれの特性を生かした配光が可能となり、より均一で広範囲な照射が実現できるものと思われます。尚、100で取り付けたシェードは右側配光抑止が必要なため、そのまま使用します。
USヘッドライトハウジングは来週後半には到着する予定ですが、来週から2週間に渡って出張となるため、作業はしばらくお休みです。

4月8日

桜満開、天気最高、花粉飛来絶好調の中、洗車とSoft99キズ防止ハードコート塗布を実施しました。一昼夜の乾燥が条件なので、結果は明日に・・・。久しぶりにルーフを開けて桜並木の下を走行しました。たとえ年一度でも、この感覚は貴重な一瞬ですね。
USヘッドライトと共に、HYPERTECH POWER PROGRAMMER Vが来るので、いろいろと設定変更にトライしてみる予定です。

4月9日

Soft99には確かな効果がありました。以前から愛用する「キズクリアー」に硬化性をさらに強くしたと言う感じです。オイルのような水性の液体で、付属のスポンジで塗布し、数分で乾燥して虹色に変化した段階で、丁寧に拭きとって行くもの。拭き取り布は最低でも10枚くらいは用意したほうが良いですね。一度拭き取った布を再使用すると、拭きムラを増長させるだけで手間ばかりかかってしまうので、部分仕上単位に2枚を交互に使用するのが適当です。拭き取り布は、今時カーショップやディスカウントショップで5枚500円しないものですから、ケチらないほうが懸命です。勿論、使用後の洗濯で再利用ができます。仕上がりは見事な鏡面になり、洗車直後に目立つ細かいキズも見え難くなりました。軽い擦りキズは完全に埋められますが、比較的深いものを埋める効果はさすがにありません。傷はまず予防が第一ですね。
C5のボディケアについて
深いキズでも、そのの中に本剤が入り硬化した後、重ね塗りを行えばそれも無くなってしまうような気がしましたが、残念ながら重ね塗りをするには、もう一本新しいものを買ってこなければなりません(硬化前に重ね塗りをしても混ざるだけで効果はありません)。本品は空気と反応して硬化するものなので一度開封したものを保存して再使用することはできません。結局半分程度しか使いませんでしたが、そのまま廃棄処分です。1個1300円程度のものですが、たった一度一回きりしか使用できないものとしてのコストパフォーマンスはどんなものか、今後の動向成果が評価してくれるでしょう。
基本的にはコーティング剤なので、完全硬化後にはワックスの上塗りを行うつもりでいますが、しばらくは耐久性のテストを兼ねてこのままにしておきます。

リアコンビネーションライトには、RAYBRIGの明るいバルブが入っていますが、夜間フィラメント部分の直視が後方車に対して少々幻惑気味なので、バルブヘッドに耐熱アルミテープを貼ってみました。見た目には若干明るさが減ったように感じましたが、実際はフィラメント部分へ反射力のあるテープのマスキングにより反射光が強くなり、それまでフィラメント部分だけが明るくてそれ以外が暗くなるムラが無くなって全体が均等に明るくなり、まずまずといった感じです。明日から2週間出張となるので、車いじりは当分の間お休みです。

4月10日

これから広島へ出張という直前にUSから荷物が到着しました。ヘッドライトとハイパーテックパワープログラマーVです。
時間が無いので、とりあえず外観等の検証を行いましたが、USヘッドライトは100%樹脂製で、日本仕様のガラス製に比べて重さは半分以下。しかも予想とは大きく違い、レンズ面にはしっかりとレンズカットが施されており、予定していたリプレイス作戦は全て中止です。ただリフレクターがマルチタイプで無いものの、アメリカの配光基準であるスポット状に設定されている(つまりフォグライトと同じ感じ)ため、特に右上りにはなっていないことから、使い方次第ではこのままHIDバルブを装着して、日本で使用することが可能かもしれません。HB3とHB4のF型ハロゲンバルブが始めから装着されていたので、点灯テストを行ったのですが、やはりレンズカットによる配光であるため、中央部にスポット状の明るい部分ができてしまいましたが、日本仕様に比べれば、まだ広い範囲への均等配光性が見られ、マシな感じを受けました。これはやはり4灯式により反射鏡とレンズがそれぞれ一体で対応している成果ではないかと思っています。
HID装着時の光源直視を排除するため、試しに簡易シェードを作ったところ、前面と支柱用で行った左右方向への遮光が、スポット状の部分を減光させ、他の部分との均一化を図ることができました。HIDバルブで、それがどの程度変わるのか、結局は日本仕様のものと、さして変わらない結果であれば、USヘッドライト装着は全く意味を成さないものになってしまいますが、予測ではかなりいい感じです。BELLOF製のHB4用バルブを手に入れたので、広島から札幌へ移動する途中、東京へ立ち寄った時にでも、点灯テストを実施してみる予定です。もし実用範囲内であるとすれば、このままハイビームも付いていることから、もっとも簡単で安価なHID化になりますね。なにしろUSヘッドライトは、バルブ付き左右一対でも$92(送料は別)ですから…。
ハイパーテックパワープログラマーについては、現在取扱説明書を読んでいるところですが、どうやら目論見通りシフトポイントやロックアップポイントを変更することができる(他にもレブリミットや速度リミッター、電動ファン回転開始温度等の設定変更ができる)ようです。低回転の通常スロットル位置での加速時にどうなるかについてのテストは、出張終了後となります。結果が良ければ希望する人にもパワーテックを貸出してあげようと思っていたのですが、残念ながら起動時にコンピューターからプロダクトコードを読み取り、それを本体に書き込んでからのプログラミングとなるため、元の純正プログラムに戻さない限り、他のプロダクトコードの車へのプログラミングは出来ませんでした。 ハイパーテックパワープログラマーV使用日誌

4月16日

USヘッドライト+HID装着が完了しました。装着日誌にもあるとおり、日本仕様のヘッドライトよりも遥かに配光性が良く、HIDバルブでも問題になる部分はありません。RAYBRIGGに比べると、レンズカットによる配光である分、絶対的な明るさにおいては適わないものの、一灯でハイビームとロービームが実現するため、極めて実用的です。
来週の出張が終わった以降、今度は左側にも装着し、RAYBRIGとの直接比較を行う予定です。比較の結果、良好であれば、RAYBRIGは、本来のアシストライトとして別の場所に移設取付となりますが、どこに装着することができるのか、かなり考えないと駄目ですね…。
先日使用したSoft99の「キズ防止ハードコート」ですが、確かな効果がありました。表面にできたクリアー保護層は、かなり強いもので、これまで布で擦っても着いてしまう擦り傷が、着かなくなりました。既に付いてしまった深い傷を埋めることはできませんが、かなり目立たなくなり、傷の少ない部分についてはワックスをかけたばかりのように鏡面状に輝いていました。これならば、新しいものをもう一本購入して重ね塗りをすることで、深い傷を埋めることができるかもしれません。

4月23日

ようやく出張から帰り、早速左側のUSヘッドライト+HIDの装着を行いました。RAYBRIGは、片側2灯使用していたので、1灯と直接比較するのは正しいものにはなりませんが、レンズを使用せずマルチリフレクターで配光制御を行う分、RAYBRIGに軍配が上がりました。
しかし日本仕様のものに比べれば、明らかに実用性が高く、路面は広い範囲で均等に明るく照射されました。
但しシェード形状不適当の所為なのか、変な方向に上向きの配光がスポット状に一ヶ所だけ在り、それが対向車はおろか、前方車にとっても眩しいものになっていたので、原因を究明中です。
照射場所は、向かって左側下のレンズ効果が薄い透明な部分なので、シェードを左右だけでは無く下側も遮光するものに変更してみます。現在の所はテーピングで対応。

RAYBRIGをどの場所に移動させるか考えたのですが、フロントエアダム下では低過ぎる上、路面上の障害物との衝突による破損の危険性が高いので難しく、このままだとお蔵入りになってしまう可能性が高いですね。
USヘッドライトのハイビーム側への装着も考えましたが、ヘッドライト開閉用支柱が邪魔でバルブの装着スペースを得ることができません。

4月29日

USヘッドライトにシェードを取り付けて使用する方法と同時に、トヨタマークU用ロービーム反射鏡を取り付ける方法を試そうとしたのですが、肝心の反射鏡をトヨタの部品販売会社で買うことができませんでした。理由は簡単で、ユーザー以外、つまり車検証が無いと部品の販売をしてくれなかったのです。部品の注文に対して、間違いを無くすための方法として取り入れたとのことですが、全くをもって最悪です。
天下のトヨタだから、自社の製造販売した車の部品供給だけで十分食べていけるのでしょうが、それにしても馬鹿げた商法です。
当然、ディーラーに頼んでも全く同じ状況であることは言うまでもありません。部品番号の検索ごときであれば、PC端末による電子カタログで十分対応可能なはずなのに・・・。

新しいシェードの効果は確かなもので、上向き右向き方向の光は全て遮断され、テーピングの必要も無くなり、光軸調整も簡単に終了しました。
RAYBRIGから、角型2灯式適合のマルチリフレクターヘッドライトが5月22日に発売になります。型番はFH01と02。01はクリアータイプ、02はブルーコーティングされているタイプ。いずれもH4バルブ付き。シェード付きのH4用HIDであれば、そのままHID化が可能と思われます。C5の日本仕様ヘッドライトの反射鏡には、角型2灯式ヘッドライト用が使用されているので、本品をそのままリプレイスしてレンズ面をクリアー化してしまえば、HIDヘッドライトの完成になります。すでに注文をしてあるので発売と同時に入手して実施する予定です。
基本的には、日本仕様のヘッドライトからレンズ面と反射鏡を取り外し、レンズ面はUS仕様のレンズを削ってレンズ効果を無くし、クリアー化したものを取り付けるか、または、新たにクリアーレンズをアクリルで製作して取り付け、反射鏡はRAYBRIGをそのまま取り付ける方法になります。現状のUS仕様ヘッドライト+HIDの照射に対して特に不満は無いのですが、やはり、より良いに越したことは無いので、比較実験を行い最終結論を出したいと思っています。