<第一回エビスサーキット西コース走行会>

2004年5月21日(金)、第一回エビスサーキット西コースにて走行会を開催しました。

季節外れの台風2号接近により、開催そのものが一時危ぶまれそうになりましたが、走行開始のわずか1時間前に雨もすっかりあがりました。
しかも走行開始時には晴天で、走行終了まで天気の崩れは全くありませんでした。さすがは晴れ男集団です!!
今回は車両の不具合や天気予報により6台のキャンセルが出たため、参加台数は6台でした。
全長2100mのコースに6台ですから、100%クリアラップであったことは言うまでもありません。

本年初のグリップ走行会であると共に、スーパーチャージャー装着後初のサーキット走行でもあったため、ついつい走り込んでしまい、参加者の皆さんの写真をたくさん撮影することが出来ませんでした。申し訳ありません・・・。

500HPオーバーとなったNAフルチューンC5Z51のお馴染みK氏。
ロールケージ、サスペンション、エアロと数々の新しいモディファイ完了後の初走行とあって慎重な走りをされていましたが、それでもラップタイムは1分9秒台。
お馴染みポルシェ996のSayukiさんも新しいブレーキローター、サスペンション、ロールケージを新たに組み込まれました。
いつも元気一杯な走りのC5Z51のS氏。平日開催だとなかなか都合が合わず約一年振りに参加していただきました。
前回の那須に引き続き参加していただいたカマロのS氏。
前回の菅生、那須に引き続き参加していただいたC4のF氏。

エビス西コースは初めての走行でした。コースは危険な香りが漂う部分もいくつかありましたが、全長2kmのコースはやはり楽しいですね!!
スーパーチャージャーは全く問題無く稼動して増大したパワーを十分堪能することができました。
トランスミッションへの配慮を行うため、マニュアルでシフトチェンジを行うことはせずに3速のオート状態で走りました。それでもコーナーからの立ち上がりで2速にキックダウンした後の凄まじい加速を存分に味わうことが適い、ストレートではメーター表示で166km/hを記録しています。
外気温が15℃前後と言う絶好の条件下であったことも大きく寄与していることは間違いありませんが、ラジエターへの吸気口を全面塞ぐ形で装着された水冷式インタークーラの効果は絶大で、水温・油温・ATF温度が115℃を越える状態が続いても、走行中の冷却水温度は20℃前後で、加給気温度も35℃前後でした。フルスロットルにより6000rpmまで回してもノッキングの発生は全くありませんでした。
しかしながら、温度管理には問題がありました。Dレンジのたった5周の走行でも、水温・油温はグングンと上昇して115℃になってしまいました。またミッションへの負荷が相当大きいのでしょうか、ATF温度は130℃に達してしまいました。
これがミッションへの負荷によるものであるのか、それとも水温油温を含めた温度管理の問題であるのかは現在のところ不明ですが、いずれにしても外気導入のさらなる促進は不可欠のようです。
最も悔やまれたことは、せっかく装着したウォーターインジェクションをすっかり忘れていて、一度も使用せずに終わってしまったことです・・・。
キャップのスプリングが弱って噴き出し易くなっているパワーステアリングフルードは、クーラーの効果が出たお陰で全く噴き出すことはありませんでした。
これで、新しいキャップに交換すれば万全になることでしょう。